龍の星

シエとリンスの冒険小説。

ドロー

2017-10-03 14:19:19 | 日記
等しきことはいいこと。
愛と哀。明と暗、妲と妹、それはシエとて知らぬ掟。
神はドローを引くこと多い。
気を付けてシエ。リンスが叫ぶ。
悲しいことは多い方がいいよ。リンスに嘘吹く妲己。
対するは、愛なくて生きていけるか。このどあほと叫ぶシエ。
これはかなりきつい戦と見受けられる。
人々は、シエについていき、妲己と話せばわかるというが、シエは頑として、断る。
これは相撲という競技と似ている。相手との押し合いへし合い。それでも道理暗いとき、人は道を失う。いくら押しても勝てない時、人は裏技を使う。殺せ、とシエ。
シエとて殺すは人の道を外す。されど愛ある世作るには犠牲が必要。たとえ妲己が死すともそれは道理と考えた。これは人の道以下の道であることは確か。シエは焦る。愛とて、道理とて、力任せに押せば、勝てる、そう思った。矢先、シエは禁呪、「愛とってあるかこの世。任せるはシエの呪。哀とってください。あの世で見てる。」シエは唱え始める。
それでも妲己は坊、禅でもやりなという様子。これはちときつい相手じゃと、シエの師、老子が到着するも遅し、シエは自爆して死んでしまいました。




                 


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