龍の星

シエとリンスの冒険小説。

ユンという人

2017-10-08 05:28:06 | 日記
あ~シエが狂った。そう言ったのはシエ。自分で自分を苛めはじめた。どうしてシエそうなの、みんな言った。みんな笑った。でもシエがおかしい。あいつ愛作る役はずしたら。そういう声が上る。愛わかりません。愛唱えません。愛おかしいよ。あいつ狂った。そういう人がまた一人また一人。愛わかりません、愛わかります、愛どうしてい~かわかりません。そう言うシエ。シエが狂ったと思いきや、あいわしが出ますと、出るはユン。これシエ引き下がっていよ。わしが法見破って、タケを帰してやろうぞ。そう言って挨拶なしで、出て徳を説くこと一万人。愛ある世作るはシエ。愛逆さまに見えるが、それが世作りし神様のしごき、仕打ち。愛逆さまに落ち、もう駄目かと思った矢先、それが始まる。それがこの世、この世愛あるよ多い方が勝ち、きっとシエ多分狂ったのはタケの身を見、あいつあかん垂れどもの餌食になるかもやと思いのこと、あ~シエわかったというは、愛ある人、愛なき人は直ちにこの場狩とする。それはシエの法背くこと、きっと授かるは命。そして命は、愛。それがシエの法。愛ある命ある世これシエの文みてわかる。これ愛唱えよシエ。と鼓舞するユン。それシエ真っ逆さまに落ちよった。言うは妲己、しかし再び、ユンの名言、愛ある世作るはシエ、愛なき世救うこと、妲己にはもういい言え、シエやめよ。愛ある世作れよ。声が出始める。愛唱えること難しいよ。愛いらないよ、愛いるよ、愛作るよ、まだ狂うか、わしの名はユン、愛弟の末っ子じゃ。これ、わしの名、辱めにするつもりかシエ。愛どうなってる、愛唱えるはわしの法とふっと笑って、ちゃっとユンみて笑ったシエ。お~いこの世愛と命はわしら変える、きっといつの世もわしらはそうやって生きてきた。そうじゃった忘れておった。愛復活し、愛唱え始めた、シエ。復活。


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