龍の星

シエとリンスの冒険小説。

三年

2017-10-04 08:44:36 | 日記
老子はシエの死を見、これは勝てんと察し、そっとその場を去る。妲己はいい気味だとばかりシエをあざけり、そして去る。
老子とシエ、師弟関係の解消か
みんなそう思った。
だが、シエは戻ってきた。
父の眠る地に降り立つシエ。もう今度は、負けない。そう誓った。シエ
でも、降り立つところを間違えた。
霊のまま、遺体のある地まで戻るシエ。
遺体はバラバラにされ、さらされていた。
リンスは、シエが好き。シエが戻ってくることを願って、遺体を接いだ。
これは勝てん戦だった。誰もが言っていた。
ただ老子はわかっていた。
きっと勝つ。あいつはただの棒、きっと勝つ。
そう念じて待った。
ところでシエ、遺体とご対面。うわっ。すごい傷。
が、すっと遺体に入るシエ。
ズキッ ズキッ、
体のあちこちが痛むシエ。


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