久万 ほうねんじ のブログ

法然寺でのスローなできごと。

法然寺おくりさん🌰ブログ

2024年06月26日 | 日記

ぼんぼりのような紫陽花『アナベル』が咲きました。雨が降るたびに、お寺の木々や草花がすくすく育ち、緑の森の中にいるようです。





先日の法話会では、皆様にお集まりいただきありがとうございました。
法話会では年始より、『歎異抄』という鎌倉時代に書かれた仏教書を住職と共に読み進めています。親鸞聖人に師事した唯円さんが、師の教えと異なる解釈が生まれたことを憂慮し、親鸞聖人の真意を伝えることを目的に書かれたそうです。

仏様の教え、浄土宗の教えについて、初めて知ることや私にはまだまだ理解が及ばないこともありますが、皆様と共に学べる機会をとても有難く感じています。




🐶🐶お寺のはなちゃん、あんちゃんは、シーズー犬です。家の中ではとにかくよく眠っています。




人間の枕を占領してしまうので、義母のお友達がガーゼで枕を作ってくださいました。
はなちゃん、あんちゃん、ご満悦でますますのんびり夢の中‥。




先日、鹿児島の両親の元に帰省した時のこと。法然寺ブログの「シジュウカラ観察記」を読んでいる父が、巣箱を作って持たせてくれました。




赤と緑の三角屋根。絵本に出てくるような巣箱が2つ。






郵便受けに産まれたシジュウカラの9つの卵は無事で、現在も見守っています。三角屋根の巣箱にも卵が増えたら、住職は毎日大忙しですね。



💐素敵なコンサートのご案内です🌹
7/5(金)
ソプラノ歌手木原理菜さんと、指揮者林直之さんのプレミアムコンサートがあります。




木原理菜さんは法然寺にご縁のある方で、
各地のお寺でも癒しと祈りの演奏をされています。
武蔵野音楽大学大学院を首席で卒業され、透き通るような心に響く歌声で松山を中心にご活躍されています。




🌹7月5日(金)19時開演
いよてつ高島屋本館9階 ローズホールにて
よろしければぜひお出かけくださいね!




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山アジサイと仏教聖樹

2024年06月22日 | 日記

今日から梅雨らしい天気。

境内で山アジサイの咲く場所は、本堂に向かって左側。



山アジサイは成長が遅く、苗を植えてから10年以上経ってもあまり大きくならないけれど、花の数は確実に多くなった。
今、鮮やかに咲いている。















こちらの黄色い花は菩提樹の花。



いい匂いがするのかハチやカナブンが集まっていた。
日本にある菩提樹は、その根元で釈迦が悟りを開いたというインドの菩提樹とは全く別物。





↓こちらもお釈迦さまの伝説にまつわる木、沙羅双樹(ナツツバキ)の蕾。






祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし  (平家物語より)


…の沙羅双樹。
お釈迦さまが涅槃に入る時に沙羅双樹が枯れたように白くなったという。

この沙羅双樹もインド(サーラの木)と日本(ナツツバキ)では別の種類の木である。両者は花も似ていない。

インドの沙羅双樹は新宿御苑の温室にある。だが何十年も花が咲くことはなく、2018年に初めて咲いたらしい。



↑新宿御苑の温室には仏教の三大聖樹としてムユウジュ・ボダイジュ・サラソウジュが植えられている。
私が訪れた時は開花していなかった。残念。。




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山鳥観察記 -シジュウカラ編-

2024年06月18日 | 日記
そろそろ四国も梅雨入りの報がありそうですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今回は我が家の郵便受けに巣作りしたシジュウカラのその後をお伝えいたします。




お母さんが8羽のヒナを孵したところまでお伝えしてましたが、結果だけ言いますとヒナたちは無事巣立ってゆきました。
が、今回その巣立ちの瞬間はカメラにおさめることができませんでした。残念。



↑こちらは巣立ちの前日に撮影したものです。シジュウカラの親が、巣に近づく敵(私)を警戒せよとヒナたちに教えるために鳴いているようです。

翌日の午後、巣はもぬけの殻でした。





残念でしたが、やれやれ。良かった。
という思いでした。
さすがに梅雨になるし、前回のようにまたすぐに卵を産む鳥が現れたりしないよね…。
でも、もう少しこのまま置いておこう。。

翌日。。





ジャーン!  

9個たまご。
これはマジックか何かですか?

いつになったら郵便受けに戻せるの?

まさかの。。つづきます!

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今月の掲示板 

2024年06月07日 | 日記



みどりの風よ これからだ
さえずる鳥よ これからだ
みちくる潮よ これからだ
萌え出る葦よ これからだ

     坂村真民のうた

坂村真民は、明治42年熊本県の生まれ。
戦後、愛媛県に移住。高校の教師をしていた。真民といえば「念ずれば花ひらく」が有名だが、一遍上人を敬愛し、仏教詩人として多くの詩を残した。

私が、この詩に出会ったのは東京での書道展を見に行った時だった。
新緑の緑、巣立って鳴く鳥、満ちてくる海、ぐんぐんと伸びる葦。「これからだ」という言葉に怒涛の勢いと広がりを感じた。

巣立つといえば、巣箱の卵。



少し前に撮った写真だが、すでに雛が何羽か孵っていた。卵も見えるが現在は全て孵化していると思う。
巣立ちまでは、まだ暫くかかりそうだ。



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