クラシックの作曲家で人気なのは、ベートーヴェン、モーツァルト、ショパン が有力かと
思うのですが、今回はその人気作曲家ではなく、その当時大人気を博した作曲家であり
ピアニストのフランツ・リスト!
に焦点をあて、演奏だけではなく、リストの謎を解説してひも解きながらお届けしました。
そして、今回は、フランツ・リストが愛したピアノ「ベヒシュタイン」が持ち込まれ、より一層、
リストの世界観が拡がります。
9:00から入ったピアノ調律もほぼし終えた頃、出演者たちがホール入りしました。
近藤さんは、さっそくピアノの状態を確かめます。
「ん?ペダルが、何か違いますね~。」と、いつもと違う感覚があったらし、調律師の方といろいろとお話しをされていました。
このベヒシュタインは、1925年製造された楽器とのこと。約90年前に作られたものですと、やはり特色が、現在作られているものと
違うみたいですね。
さて、ピアノの状態を確認した後は、公演時のピアノの場所を決め、照明作りとなります。
後半は、サロン風にしたい!という要望を受け、お花を準備しました♪ (気持ちばかりですが・・・)
お花にも照明を当ててもらいます。
当時のサロンコンサートは、<燭台のろうそく>と<月明かり>の光を頼りにしていたようなので、
ほとんど真っ暗な空間を作り、照明は手元のみという感じです。
近藤さんの集中力が、スゴイです!
1部、2部の演奏明かりが決まったら、トークの流れを確認。
1部は、このようなスライドを投映しながら、貴重な画像をお見せして、フランツ・リストをひも解いていきます。
進行役の浦久さんが、貴重な資料をご準備くださいました。
ちょっと宣伝になりますが、
浦久俊彦さん著書「フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか」(新潮新書) 好評発売中です!
という形で、リハーサルも順調に進み、開場を待ちます。
いよいよ、開場です!
ほぼ、満席の客席となりました!!
そして、いよいよ開演!!
浦久さん登場。本日の主役、フランツ・リストの画像を投映しております。
その他にもいろいろな画像資料を映して、
途中、近藤さんの演奏も加わり、
今度は、お二人でトーク。
ベヒシュタイン を ご厚意で今回の公演に提供してくださった、ユーロピアノの加藤さんも登場。
加藤さんのお姿が、ちょっと見えず、申し訳ありません。
当日配布しましたプログラムの表・裏を利用して、フランツ・リストクイズも行いました!
かなり濃密な1部でした。
2部は、フランツ・リストが 1847年1月23日 ロシア・キエフ にて演奏したプログラムを再現します!!
なので、ほとんど真っ暗な中での演奏です。客席も集中して演奏に聴き入っていました。
回収したアンケートの中に、<近藤さんがリストに見えた!>という回答が多かったですね。
それだけ、迫真の演奏であったということです!!
本当に、素晴らしかったです!
そして公演終了後は、お二人のサイン会が行われました。
たくさんのお客さまが、興奮されたご様子で、お二人に声をかけられていました。
と、お客さまをお見送りしていましたら、出演者の二人が、楽屋に戻ってしまい、ツーショット写真を撮り損ね、
片付け中のステージで撮りました。
ステキなコンサートを、本当にありがとうございました!!