KUKI◇UKIUKI便り

久喜総合文化会館からの事業ご案内やスタッフのつぶやきなどをつづります。

【まもなく終了!!】3/13三浦一馬さんとの交流会イベント参加受付

2016-01-31 16:42:38 | 日記

2015年度フレンズ会員になっていただき、3月13日に行います三浦一馬バンドネオン・スペシャル・ライブの

チケットをご購入いただきました方を対象に、交流会への参加申込が可能です♪

その交流会参加申込の締切日が、迫ってきました!!!

 

★受付終了日・・・2月14日(日)

 

まだお申込みされていらっしゃらない皆さま、この機会の逃されませんように!!!!

 

 

公演終了後、通常のサイン会を終えてから三浦一馬さんは登場!となりますが、交流会に参加頂けましたら、

サイン会に並ばず、落ち着いた環境にて、サインやお話し、写真を撮っていただけるように検討しております。

また、三浦一馬さんが来られるまでの時間は、お茶、お菓子を準備しておりますので、会員さま同士で

ご歓談しながら、お待ちいただけましたら嬉しく思います。

 

 

 

 

 

 


【聴きどころ】3月6日大人クラシックサロンの全貌②

2016-01-28 13:19:40 | 日記

続きましては、クラシック作曲家と言えば・・・“ベートーヴェン”“モーツァルト”“ショパン”の名前を思いつく方が多いかもしれません。

特にこの3人を題材にしたコンサートも多いですよね。

しかし今回の大人クラシックサロンでは、“リスト”がテーマになっています。なぜ、“リスト”なのか・・・疑問を感じている方もいらっしゃるかもしれませんので、お話しを伺いました。

 

★今回、様々なクラシックの作曲家がいるなかで、リストに焦点を充てたというのは、なぜですか?

 

<浦久氏>  

リストという人は、ピアニスト、ピアノ教師、作曲家だけではなく、様々な音楽家を支援しています。その代表格は、ワーグナーでしょうね。リストがいなかったら、ワーグナーの存在はあり得なかったといってもいいほどです。反政府運動を行い、指名手配にもなっていたワーグナーなので、逃亡生活もしていました。その逃亡の手伝いをリストはしていましたからね。また、自分の身に危険が起こることも覚悟して、ローエングリンの初演をリストが指揮する、ということも行っていましたし。そして、<ニーベリングの指環>の制作にとりかかろうと思ったワーグナーが一番最初に相談したのは、リストでしたから。本当に強い信頼関係であったようですね。

 リストは、ピアノの世界ではリストの血を受け継いだピアニストたちをたくさん放出していますが、音楽という世界でも、若い音楽家たちに支援をしています。グリーグも、その1人ですよね。ローマに留学して、リストにピアノ協奏曲を見せて、リストが初見で弾いたというエピソードがありますが、グリーグがローマに留学できたのは、リストがノルウェー政府に推薦状を書いたからなんですよ。リストは、若い音楽家のために、推薦状だけで、1000通書いたという記録が残ってるくらい、とにかく、超人です。

 リストの曲は、1,300曲あるのですが、未完成、未発表作品も300曲あると言われています。近年発見された、無調のバガテルも知られるようになったのは、1970年代からだったと思います。まだまだ新発見があるかも知れません。つまり、リストの全貌を把握できたひとは、かつてまだ一人もいないということになります。

 <近藤氏>

作風がとにかく斬新なんですよね。その時代には、ありえないものを次々に生み出しているんです。作曲技法的に、リスト前・リスト後といってもいいくらい。ワーグナーのオペラのライトモティーフの前身的なものを、リストは、ピアノ・ソナタのロ短調がプチ版的な感じで作ってますから。

<浦久氏> 

にもかかわらず、リストの曲って、全く知られていないといっていいと思います。だから、<知られざるリスト>っていう感じですよね。

 <近藤氏>

だから、リストって作品から、というより、生活や人間的な部分をひも解いていくことが重要のように思いますね。

 

<浦久氏>

あと、19世紀のピアノ音楽は、ショパンとリストというふたつの面を知ることによって、初めて立体的になってきます。ショパンは確かに偉大ですが、あまりにもショパン偏重の視点からは、見えてこないものもあります。もるのですよ。ショパンだけだと片手落ちなんですね。ショパンは確かに偉大です。ただ、彼は偉大な作品だけ書いて死んでしまった。ショパンが亡くなる直前の1848年革命以降は、ヨーロッパが激変した時代です。そこからが、20世紀につながるさまざまなムーブメントが起こった時代です。逆にリストは、その激動の時代を生き抜くことで、音楽界の伝統を一人で背負い、弟子たちに無料でピアノを教えて、音楽家達を盛り立てて、亡くなっていくわけです。だから、リストは作品というよりも、ピアニストや音楽家達を現代への遺産として、未来への橋渡し的な役割を演じているんです。

<近藤氏>

リストって、大きく音楽史を進化させた人かもしれませんね。リストが生まれた時は、まだベートーヴェンは生きていましたからね。リストが亡くなる時は、ショパン、ワーグナー、ベルリオーズたちは、先に亡くなっていますからね。そして、シェーンベルクは、生まれています。

 <浦久氏>

ロマン派と近代の間に、大きな橋をかけたのが、リストと言えますね。

 <近藤氏>  

いや、ベートーヴェンは古典派に入っていますから、古典派~ロマン派~近代を亘ったと言えるのではないですか。スゴイですよね。

 <浦久氏>

リストが、作ってくれた橋を多くの音楽家達が渡ったことを考えると、今の時代を生きている演奏者、音楽家達は、リストを意識しないと!!と思いますね。リストがどんな曲をレッスンしたかという記録が残っていますが、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ショパンはいうまでもなく、古今東西の名もない作曲家の作品まで,ありとあらゆる作品名がありました。まだネットも何もない時代に、それらの音楽を、リストはすべて熟知していたわけです。ホントにすごいですよ。

リストが35歳という若さでピアニストを引退したというのも、意外に知られていない事実ですが、このコンサートは、リストがピアニストを引退した、まさにその年。1847年1月23日に、彼がキエフで演奏したプログラムを再現してみようという、日本で初めての企画です。その当時のピアノリサイタルがどのようなものだったのか、など、「へえ~」と唸るような話がたくさん登場しますので、どうぞお楽しみに。

 

最後は、ピアニストの近藤嘉宏さんが、当時のリストが演奏した曲に挑戦する!ということを聴きつけた、

近藤さんが好意にされている楽器店<ユーロピアノ>さんが、リストも愛したピアノ<ベヒシュタイン>を

【この公演のために】久喜に運んで入れてくださることになりました!

どのような楽器なのか、近藤さんにお伺いしましたので、次回お知らせいたします。お楽しみに!!!


【聴きどころ】3月6日大人のクラシックサロンの全貌①

2016-01-22 10:22:29 | 日記

3月6日に久喜総合文化会館オリジナル企画~大人のクラシックサロン~を開催します。

今までクラシックコンサートは行ってきましたが、今回のコンサートは、ちょっといつもの雰囲気が異なります。

前半・後半で様子が変わります。前半は、スライド投映などしながら、どちらかというと演奏よりもクロストークが

メインかもしれません。しかし、今回のピックアップでもあります<リスト>に関して、様々な発見!!も。

その辺りが、<新感覚コンサート>につながってくるのかと思います。

では少し、その辺りの部分を今回、企画制作に携わってくださっています浦久俊彦さん、そして、演奏者の近藤嘉宏さんに

お話しを伺いました。

 

Q1.<新感覚コンサート>というのは、どのようなことが今までと違うのでしょうか


<浦久氏> 

音楽を立体的にとらえる!という視点でしょうか。いままでのコンサートでは、音楽に関すること、作曲家の人生背景などをお伝えすることはありましたが、今回は、もっと等身大のリアルな人間像に着目していきたいと思っています。例えば、当時、リストが結んでいたネクタイの結び方…というのは、どういうものだったか? 音楽とは関わりないと思われるかも知れませんが、その視点から、当時の生活・流行がわかってきます。例えば、ショパンとリスト、どちらがオシャレだったか・・・ということも知ることができると、より彼らの人間性が見えてきますよね。また当時の料理だったり、彼らが生きた時代は、どのような時代だったのか、ということを知ることによって、立体的に見えてくるものがあるように思うのです。その辺りをうまく組み込みながら、リストという人間とその音楽をひも解いてみたいと思っています。

 <近藤氏>

音楽を聴いてもらうときに、その曲がどのような材料でインスパイアされたのか、という基となる知識を得ることは、非常に重要だと思います。どのような時代を過ごし、その時代にその人がどのように生きて、どのような人物と出会い、ということを知ることにより、作品にもすべてつながってくるのですよね。

<浦久氏> 

リストは、8年間で1000回という前人未踏のヨーロッパ・ツアーを行ったピアニストですが、これ、リストがヨーロッパでリサイタルを行った都市の一覧表ですが、(資料をみせながら)よくもこんなところまでというところまで行っています。全部で260の街を廻っています。当時は、鉄道も飛行機もない時代ですよね。たとえば、ロシアのサンクトペテルスブルクからは北欧経由で船を使って廻っていたようです。そして当時の移動手段は、馬車なのですが、リストが使用していたのは、六頭立ての白馬の馬車と決まっていて、リストが街を後にする時の見送りの数もすごかったようですよ。そして7年間で260ヶ所(ヨーロッパ全土)をまわる生活。今の時代であれば、自動車、飛行機もありますし、道路も整備されているので、移動はかなりスムーズですが、リストが生きた時代は、まったく違いますからね。しかし現代のピアニストでも、これを行うことは難しいのではないか、と思いますけれどね。

<近藤氏> 

そうですね。いつ、練習するのだろう・・・、という感じですね。移動、移動の毎日ですからね。

 <浦久氏>

だから、移動用の簡易ピアノを持ち歩いていたみたいですよ、リストは。カタカタ動く、音の出ない鍵盤。

 <近藤氏>

どうにかして、ピアノをさらおうという気持ちがあったということですよね(笑)

<浦久氏> 

なので、リサイタルでも即興演奏が多かったと思います。パラフレーズも即興で作っていたように思いますね。リストは、ピアニストを引退してから、楽譜を出版を多くしていますけれど。

<近藤氏> 

ぼくもそう思います。だから、リサイタルで、パラフレーズが多かったのだと思うのです。自由にその場で即興で作ることができますからね。詰めて練習しないといけない作品だと、厳密になってくるから大変だと思うんですよ。旅、移動が長いがために、自由度の高いパラフレーズが進化していったのではないか、と。

※パラフレーズとは?? 

本来修辞学のことばで、「類似」や「擬似的」を意味する「パラ」と、「文」「言葉」を意味する「フレーズ」の合成語。他の言葉で、本来の文や一節を言い換えることをいう。

<浦久氏> 

自分の作品以外の曲でリサイタルを行ったというのは、リストが初めてと言われてるくらい、当時の演奏は、作曲者の自作自演だったわけです。モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン・・・。そんな中、リストが初めて他人の曲を弾いて、様々な都市に、生の音楽を持っていったというのは、かなりインパクトがあったと思うんです。今であれば、CDやラジオなど気軽に音が聴けるけれども、当時は、音がない時代ですから。彼は楽譜ではなく、生の音楽を提供したわけですからね。だから、ショパンが亡くなってからもヨーロッパやロシアにショパンの作品が拡がっていった、という背景には、リストの功績がかなりあると思いますよ。あと、リストの弟子たちですね。弟子たちが、ヨーロッパ各地、そして、アメリカにも広がり、リストの伝道師となっていくわけです。近藤さんもリストの直系の弟子になんですよ。 

近藤嘉宏 → ゲルハルト・オピッツ → ヴィルヘルム・ケンプ → カール・ハインリヒ・バルト → ハンス・フォン・ビューロー → フランツ・リスト

とさかのぼることになります。しかし現代のピアニストで、リストの直系(血が入っていない)ピアニストはいないかもしれませんね。

 

鍵盤の魔術師と言われ、後世に残る作品を多く残したフランツ・リストですが、彼も元々は人間です。

その時代にどのようなことを想い、どのような生活習慣であったのか、ということを知ることができると、

リストの音楽の聴き方も変わってきませんか。

ぜひ、3月6日、その実態を観に、聴きにいらしてください!!!

さて、次は、数多くいる作曲家の中で、なぜ、フランツ・リストに焦点を当てたのか・・・について伺っていますので、

お楽しみに♪

 


6年前の三浦一馬さんを発見!!!

2016-01-18 15:33:15 | 日記

三浦一馬さんについて調べていましたら、6年前の三浦一馬さんのドキュメンタリーなのでしょうか、初々しい姿の三浦一馬さんを発見しました♪

 

バンドネオン奏者三浦一馬 ホロヴィッツのカルメン幻想曲に挑戦(前編)

 

25歳となった三浦一馬さん。

バンドネオンという複雑で難しい<悪魔が考えた楽器>と呼ばれている楽器を駆使し、

三浦一馬さんだからこそ!!の演奏を拡げています。

バンドネオンと言ったら、「ピアソラ」が思い浮かぶ方が多いと思いますが、

バンドネオンと言ったら、「三浦一馬」の名前を真っ先に思い浮かべる日も近くなっているのではないでしょうか。

3月13日、久喜総合文化会館において、

デビュー10周年記念コンサートを行います。

三浦一馬さんの成長された凛々しい姿、演奏を、ライブ(生)でお楽しみいただけましたら嬉しいです。

公演詳細は、久喜総合文化会館HPをご覧くださいませ。

 

http://www.kuki-bunka.jp/

 


【謹賀新年】2016年は<笑><涙>のアットホーム映画はいかがですか?

2016-01-06 17:20:08 | 日記

新年あけましておめでとうございます。

当館は、昨日より営業が始まりました。初日よりたくさんの施設ご予約のお電話や来館、

また、チケットをご購入、ご予約のお電話を受けております。

まことに、ありがとうございます。

2016年も、皆さまが利用しやすい施設として、心に残る公演をたくさん提供していけるように

スタッフ一同、邁進していきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

さて、年明けに行います公演は、久喜シネマ倶楽部<もういちど>という映画をお届けいたします。

落語家の林家たい平さんが企画、主演、プロデュースされた映画です。

心温まる優しい映画です。

ご家族皆さまで、ご覧くださいませ。

 

また、こちらの映画は、フレンズ会員に加入頂きますと、無料で<2枚>お渡ししております。

会員期限は、2016年3月31日までとなっておりますが、通常1,000円のところ、500円にて加入できます!

久喜総合文化会館の公演情報をいち早く入手することができますので、

ぜひ、この機会をご利用ください。