オハイオ州での生活

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ペット

2006-10-07 | ひとりごと
2年前の日記になるけど・・・動物センターへ見学に行ったときのこと

人間のエゴで、どれだけの子犬や子猫たちが処分されているか・・・考えた事がありますか?


今年の4月に猫を預かる機会があって、ペットについて考えさせられる事がありました。

一部の現地人が簡単に言うんです「その猫の爪は除去してるの?」って。
抜く???切ってるかってこと???

調べてみると「除爪手術(Removenail)」ってのが成立してるんです。
壁や家具を傷つけられると困るから・・・

例えば人間の足の親指の爪がなくなると、バランスが取れなくなる。

猫の爪を除去するなんて!?麻酔をかけて抜けば、痛みが残らないと思っているのも変!麻酔が切れたらものすごい痛みが戻ってくるに決まってる。
猫は人間と感覚が違うと思っているのだろうか?
この事実にびっくりした。

爪の除去と言うのは具体的に、つま先の最先端の間接の所で除去する。人間の手で言うと第一関節を全て失いことに相当します。不妊手術と同じように認められていたこの爪の除去も、2003年CFA(愛猫団体)の指導声明書で否定されました。

爪の除去後の問題Declawing and Alternatives
不自然な姿勢の結果、関節炎を発症するという何らかの証拠があります。 全身麻酔のリスク、術後の化膿、爪の再発生、性格の変化、かみぐせ、トイレの問題など。

これらの事実が知らされても、現在も爪を除去される猫がいるのは、飼い主の理解不足と営利的な獣医によるものではないか?
こんな事思いたくないけど、
何でもアメリカの後を追う日本、爪の除去を勧める獣医さんも増えてたりして・・・!?なんて。

獣医である野村潤一郎氏の著書の中に
「愛玩動物を飼う際、人間の都合に合わせるのではなく、出来る限りその動物の本能を尊重して生活できる環境を整える。」とありました。


本当に大切ならば、シンプルに愛して欲しい。
外観ばかりを気にするよりも、動物の本質を理解し尊重し合っていきたいものです。


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