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転職人生ここにあり!

証券マンから、スーツアクター、はたまた映画のプロデューサーとはちゃめちゃな人生を歩む筆者の日々の日記

おいしいところ取り

2006-08-31 23:59:59 | 

昨日の日経の朝刊に出ていた記事で、新規公開株の公募株にしか投資をしない人の話が出ていた。新規公開株の公募というのは、要は、その株式のスタート前の一般投資家が購入できる株のことだ。公募株に割り当てられる株数は少ないので、なかなか手に入らない。また一般的には上場したら値上がりが狙えて、株によってはいきなり2倍、3倍ということもある。

 

年間100社以上の会社が新規公開するが、昨年は全体の株式相場もよかったことや新興株市場人気も手伝って、新規公開株のほとんどが大儲けしたのだ。そこで、とある投資家は、とにかくその上場前の公募株ばかりを証券会社から購入しているという記事の内容だった。ただ証券会社にも割り当てられる公募株が少ないので、できれば有効に使いたいのが本音。例えば、大手顧客で、損をさせているお客さんに優先的にお渡ししたい。

 

しかし、損もしていないのに、この公募株だけを欲しがる人がいる。そこで、記事にもあったのだが、何か株以外の商品で付き合ってもらう抱き合わせ販売に使ったりもする。例えば投資信託など証券会社にとって手数料が内包しているようなものを1000万単位でやってもらったりする。

 

記事に出てきた人も、いろいろな証券会社に口座を開いては、付き合い商品を購入させられている。しかし基本的に証券会社の商品は元本保証ではないので、実は相場が悪くなると、公募株の儲けなんか一気に吹き飛んでしまうような商品も多々ある。また、あまりにも上場ラッシュが続くと、需給バランスが崩れ、公募価格割れなどが起こり、上場後の方が安く買えるということもある。今その危険性が増している。

 

昨年とはあきらかに今年は相場が異なる。昨年は10年に1回あるぐらいかの上昇相場だった。昨年がむしろ例外と思った方がよいのだ。需給バランスが崩れて公募価格割れが続いてくると、本当に業績がいい株もいきなり下がったりする。そういう誰も見向きもしていない時期こそがチャンス。今公募株にお金をつぎ込むならちょっとお金をプールしておいて、公募価格割れ銘柄を狙うのも手。そろそろそういう時期になるような気がする。


株式初心者セミナー

2006-07-22 23:08:50 | 
今日、なんと元証券マンである私が、タイトルのセミナーの講師をやったのです。
久しく株の事で、仕事をしていなかたのですが、縁あって、初心者向け株式セミナーの講師をやらせていただいた。

お客さんも有料でお越し頂くので、こちらも中途半端な安請け合いという訳にはいかないので、事前準備をしました。改めて本などを買って勉強をした訳です。
なるべく株のかの字もわからない方にも、わかりやすいように資料を作り、説明をしました。

時間はなんと、4時間。4時間は結構あるなあ、と思っていたのですが、実際に説明をしていると足りない状況になってしまいました。

自分が聞く側の立場だと4時間はきついし、もう最後近くになると5分でも早く終わってくれえ、などと思ってしまいます。そういう受講者側の立場も極力考えて雑談なども交えたつもりですが、5分ぐらいオーバーしてしまいました。

でも私のセミナーに参加頂いた今日のお客様は、一人も眠ったり、あくびをすることなく真剣に聞いてくださいました。ありがとうございます。

仕事などで企画をクライアントにプレゼンなどする時も、相手が退屈していないか、など気にしながら話をする訳ですが、話す方はついつい話が長くなりがち。
聞き手が、もっともっと話を聞きたいと思えるほどの内容と話法を身につけないといけないなあ、と改めて思ったのでした。

ゼロ金利解除

2006-07-19 22:39:34 | 

先週来、 株が安い 

一つ考えられる材料が、今日のタイトル。

簡単に言うと金利が上がるのだ。金利が上がると株などにまわっていた資金が、預貯金や債券などに流れる。だから株が売られたり、株が買われなくなる。

他にも要因はいくつかあるが、昨年秋ぐらいからずっと上昇していた株でしたが、ここ春からの下げは、もうどうにも止まらないという感じ。

昨年からの、ネットトレードでいくら儲けたとか、主婦がネットトレードにはまっているといった景気のいい話もすっかり聞こえなくなってしまった。ネットトレードで株を担保に信用取引をやっていた人達は、今までの利益をすべて吐き出してしまっていると思う。

昨年からやっていた人達は、すっかり弱気なのでは?

“もうはまだなり”

という相場の格言がある。

もう下がらないだろうと思うと、まだ下がるといった意味だが、そんな感じで下げてきたので、ここで買い向かうのはなかな心理的には難しい。

“人の行く裏に道あり花の山”

という格言は、人が注目しない裏道にいくといいことがあるよ、という意味。

要は、人が見向きもしない時や見向きもしない株を仕込んでおけば儲かる可能性大ということ。

まだ株をやっていない人は、今から始めてみるのも手かも。上がったといっても知れている金利には勝てると思うけど・・・・・・・。


福井日銀総裁は辞任すべきか?

2006-06-28 22:41:03 | 
日銀の福井総裁の資産が公開された。
総裁個人は2億9100万円。
今、問題になっている村上ファンドで運用していた1000万円。
こちらの資産の運用推移も新聞にのっていた。

ファンドの運用を見ると初年度、3年目のはじめまでは元本を割っている時もある。昨年から一気に運用資産が増えて現在2228万円になっている。


私は証券マンとしての感覚でいうと、ファンドは基本的に運用まかせなのでファンドマネージャーの力量にかけるしかない。そういう意味では、村上さんは結果として運用成果をあげたわけで評価できる。

福井総裁が運用を委託した2001年は、どういう時代だったか。
2001年はまさに9・11テロがあった年だ。この時にも日米株は暴落した。その後も2003年の8000円割れまで日本の株は下がり続けた。

様は何がいいたいかと言うと、このような時期にファンドをやるというのはよほど捨てていいお金か、人がいい人か、ど素人がやるようなものだ。

私は、福井総裁は、村上さんに捨て金としての1000万を託しただけで結果として儲かったのだと思う。損していたなら辞任という話はでなかったのかもしれない。村上ファンドはここ数年で運用資産が一気に膨らんだ。それは儲かっているという実績に人が群がったからだ。


○株の鉄則:人の行く裏に、花の山あり。


様は皆が見向きもしないときに株は仕込んでおけば儲かるかもしれない。皆がいいぞ、と群がっているときはダメということ。

福井総裁が、もうかっているという結果をみて、村上ファンドに資金拠出したのなら叩かれるべきであるが、倫理的な問題をのぞけば、もうこのぐらいにしてあげてもいいのではないかと思ってしまう。


株上昇!

2006-06-16 20:11:48 | 
さてようやく株式市場も落ち着いてきたところでしょうか?今週も下落続きだと本当に困るところでした。来週にはまとまったお金が必要で持ち株を売らねばならないからです。とはいえ、この1週間で私の持ち株評価は50万から100万の範囲で上下をしている。50万って本当すごい金額ですよね。これが1日1日で変わってくるんですから。今回必要なお金が100万ぐらい。なので昨日、今日で直近のどん底からは評価が50万は違っている。ひとまずほっとしたところである。今もっている銘柄は、以前勤務していた証券会社の株、SONY、マクドナルド、ソフトバンクといったところ。そのうち評価額として大きいのが証券とソフトバンク。またこの2銘柄はとりあえずは利益がでている。SONY、マクドナルドは買値から半額だが最低単位株なので換金しても必要額にならない。マクドナルドは半期ごとに5000円分の優待券であきらめている。週明けに今のところ売る予定なのは証券株かな。ソフトバンクはものすごく下がったけれど、上げ下げの率が大きい。またまとまった株数があるのでこの株の10%以上の上下は大きく全体の持ち株評価に反映する。でもソフトバンクは面白い株です。証券会社勤務時代にお客様に儲けさせてくれた銘柄です。この株の特長は、もう潰れるといったところから10倍以上株価が化けるところです。過去3回ありました。最後の3回目のところでは、私自身も儲けさせてもらいました。このソフトバンクの私の投資話はまた今度書きます。先日の2100円はここ直近の安値でもう割らないと思うんだけどなあ。(希望的観測)

株下落!

2006-06-08 15:32:40 | 
今、株価一覧を見た。割らないであろうと思っていた日経平均15000円割れ。500円近くの下げだ。ここしばらくは村上ファンドの村上さん逮捕などなど株式市場にはいいニュースがない。私の持ち株も当然のことながら下落している。ここ数ヶ月で時価が半額になっている銘柄もある。今回の4月以降の下げは、調子良かったネットトレイダーにも痛いものであろう。私の10年近くの証券マンの感覚だと、このまま年末まで待っても、おそらく昨年からの上昇相場のようなことはないであろう。上がる銘柄と上がらない銘柄がかなり選別され、しかも上がる銘柄の方に当たる方が難しいと思う。こういう状況の膠着から徐徐に下がっていく相場はノルマを抱える証券マンにはつらい。2000年にかけて起こったIT株相場にも新規投資家が参入し、結局は撤退を余儀なくされた。今回の上昇相場も億単位で儲けたような話もちらほら聞くが、今それを維持しているとは到底思えない。上昇相場が続くと心理的にそれが当然のように感じるがいつかは終焉を迎える。ひとまずは一服というところですが、昨年のような相場はほんと5年に1回ぐらいあるかないかの相場だと思う。個人的には来月ぐらいに資金が必要なので上がって欲しいのだが。。。。