東京都教育委員会は、都立高校図書館の管理運営業務の民間委託を始めたそうですね。時事通信社のiJAMPに載っていました。いつも貴重な情報ありがとうございます。←蜂谷さん、協力(?)しておきましたよ(^_^)v
とかく、民間委託はサービスが低下するとか、安心できないとか、根拠がハッキリしない理由で避けたがる住民の方が案外多いのですが、要は使いようだと思います。
都は、この制度導入によって、図書館の人員配置を1人から2人に増やし、更に開館時間を拡大し、高校生が図書館を利用しやすくするそうです。今年度は1割の学校に導入し、来年度以降は司書が退職した高校に広げていくそうです。サービスが充実しますね!
現在は高校図書館に司書が1人配置されていますが、司書が休暇を取ると休館になったり、全日制と定時制がある高校では開館が午後になったりするなど、開館時間確保が十分できないなどが課題だったため、民間委託を決めたそうですね。
民間委託による経費節減額は、2011年度から4年間で2億5,000万円、12年度に全都立校へ導入する図書館管理システムの導入、保守費用2億2600万円(11年度から4年間)を民間委託による節減で賄えると見込んでいる、と紹介されていました。
仕分けでも、高確率で対象になる図書館。
先週の沼津市でも、司書の配置や専門性などについて指摘いたしました。図書館の事務職員数は司書よりも多く配置されていたのです。本来は図書のナビゲーターとしての役割なのに、公務員司書を採用するのは人員削減の折から難しいのでしょう。箱の管理に人が割かれるのは残念ですね。
一方、民間委託・指定管理者の司書配置率や研修実施率は、行政と遜色ありません。むしろ多いくらいなんですって。
民間委託のメリットは、その専門性や柔軟性を活用し、住民サービスが充実すること。神奈川県藤沢市でも、公立図書館の運営をNPOに委託することを検討しているとか・・・
立派な図書館を作って、その管理に経費がかかり、本来の役割のための予算がつきにくくなっているのが現状です。これは、図書館に限ったことではありませんが。
思い切った発想が必要ですね。
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