BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

文、文章

2020-08-11 | 日本語学2020

文法だから文がある、という。Grammarの翻訳語に定着したと言われる文法の語源に、>【語源】
ギリシャ語「読み書きの技術」の意 研究社新英和中辞典 と、Ancient Greek、skilled in writing、とは、読み書きのことがあった。そこに、文単位、文の単位、そして単文を設定する。しかし、文章の相当する単位があって、文と、文章と、その文法、文章法を見ることもできる。文章単位、文章の単位、単文章となるが、これは、文を定義すると、その応用になる。すなわち、文には主語と述語がある、これは必須要素である、文章には主語と述語がある、これは必須要素である、となれば、日本語はいずれに当てはまるか。


Wiktionary英語版での「sentence」の意味
sentence
語源
Borrowing from Middle French sentence, from Latin sententia (“way of thinking, opinion, sentiment”), from sentiēns, present participle of sentiō (“to feel, think”); see sentient, sentience, sense, scent.

Wiktionary英語版での「grammar」の意味
語源
From Middle English gramer, gramarye, gramery, from Old French gramaire (“classical learning”), from Latin grammatica, from Ancient Greek γραμματική (grammatikḗ, “skilled in writing”), from γράμμα (grámma, “line of writing”), from γράφω (gráphō, “write”), from Proto-Indo-European *gerbʰ- (“to carve, scratch”).

言語学の部門で、構文論や形態論をテーマにする(時には、意味論もテーマにする)
(the branch of linguistics that deals with syntax and morphology (and sometimes also deals with semantics))

grammarとは
主な意味
文法、文法学、(文法にかなった)語法、正用法、文法書、文典

sentenceとは
主な意味
文、文章、判決、(刑事上の)宣告、刑、(…の)刑

コンピューター用語辞典での「sentence」の意味
sentence  名詞
文; センテンス
概念スキーマ言語の中で命題を表現する言語構成要素.


Weblio英和対訳辞書での「grammar」の意味
grammar
文法書, 文法, 語法, グラマー, 文典


日本語文法の説51 文法
2019-08-11 | 日本語文法

語法に語あり、句法に句あり、文法に文がある。語より最小単位に形態を分析すれば、一方で、文より大きい単位に文章を見る。モルフォロジーとシンタクスを、形態文法、文章文法とでもいうところ、形態論と文章論がある。文法論はそのふたつに介在するが、形態分析は語を明らかにし、文法における文とは何かを規定すれば、その構成に語を分析し、語は形態をも示す。文をさらにまとめれば、文章をもって、文の拡大を見ることになる。日本語文法の形態論と文章論とを文法論とともにみる。


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