BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

文法観

2021-08-09 | 日本語学2021

言語観、文法観というと大上段の議論ではないが、国語観というのはよく見られるところ、それぞれに言語の本質、文法の考え方、国語の規範といった議論がある。一方では、日本語教師の文法観を問うというのは、次のような調査もある。文法をどう説明するか、中国人教師にある文法は何かが、教授によるので、それが捉え切れてない。日本語教育の文法は赴日予備学校の教師にすれば、集中授業コースの教科書のものであろうから、その文法講義が行われるわけではない。しかし、培訓班の集中講義と、専業日本語の学習、あるいは、非専業においては文法が講義科目としてある。その文法を理論にするなら、中国人教師にも日本語言語の疑問を多く持つようである。かつて、中国の教師、学習者向けに講義して、構文を説明する、象は鼻が長い、に触れた時に、会場からの質問に、象が鼻が長い、象が鼻は長い、象は鼻は長い、と言えるならば、このそれぞれの説明分けを求められたというエピソード、金田一春彦が日本語の難しさを語っている。さて、そうなると、二重主語を容認しない根拠は何か、主語を廃止して、主語抹殺論にはどのような文法観を持っているだろう。



https://tsukuba.repo.nii.ac.jp › .
 日本語教師の文法観
-中国語母語話者教師と日本語母語話者教師へのアンケート調査から-
筑波大学留学生センター 日本語教育論集 第 21 号(2006)
> 1 学習者として「文法は外国語学習で一番大切だ」という考えについて、どう思いますか。
 2 教授者として「文法は外国語学習で一番大切だ」という考えについて、どう思いますか。
 3 皆様が外国語を勉強なさった際に、あるいは勉強なさっている際に、初級文法・中級文法・上級文法という区別は存在した、あるいは存在すると思いますか。あるとしたら、どのようなものでしょうか。
 4 皆様が日本語を教えている際に、初級文法・中級文法・上級文法という区別は存在すると思いますか。あるとしたら、どのようなものでしょうか。
>〔A〕教授者としても、学習者としても文法が大切だと強く考える。〔B〕教授者としても、学習者としても文法が大切だとやや考える。〔C〕教授者としての方が、学習者としてよりも文法が大切だと考える。〔D〕教授者としても、学習者としても文法が大切だとは考えない、といった4種類に分類ができた。
また、初級・中級・上級文法の区別があるかという質問に対して
は、積極的に分ける意見、消極的に分ける意見、そして、区別はないとする否定意見に
分かれた。
 中国吉林省東北師範大学赴日予備学校、および中国長春日本語教師の会にはアンケート調査


言語観、文法観
2015-04-18 | 日本語文法


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。