しんば賀津也 デイリーコラム

静岡選出の参議院議員が日々の活動を綴ります。

新年のご挨拶

2012年01月01日 | 日記
 平成24(2012)年の新春にあたり、謹んで新年のお慶びを申し上げます。また、日頃から皆様には、温かいご理解とご支援を賜わり、心より感謝を申し上げます。
 
 「あけましておめでとうございます…」日本中でお正月に交わされる常套句です。しかし、本年においてはこの言葉の重さに、心からの思いを馳せる方が多いと思います。

 3月11日、我が国を東日本大震災が襲い、未曾有の大被害をもたらした昨年は、筆舌に尽くし難い試練の年でした。そして、厳寒の東北において今もなおその状況は続いています。私たちは年の始まりにあたり、改めてこの国難からの復旧・復興に持てる力のすべてを傾注していくことを誓わなければなりません。

 灯のともる家に無事に帰る、働く場所があり勤労に汗することができる、子どもたちが安心して学び舎に集える、蛇口を捻れば飲み水が出て、スイッチを押せば電気が点く…。こんな「あたりまえ」が実は、多くの人々の目に見えない努力と尽力の上に成り立っていることを、そして苦難を乗り越えて国民生活の「たすき」を連綿と繋いだ先人たちの歴史の上に存在していることを、政治家の私自身が政(まつりごと)の原点として肝に命じなくてはなりません。

 情報社会の今日、テレビや新聞が大きく報じるニュースの他にも、報道されることの少ない問題が、私たちの暮らしの中には山積しています。円高デフレで職場を失った方、卒業しても就職先のない学生、施設に入居できないお年寄りや介護に苦悩されるご家族、全国ニュースにならずとも台風などの自然災害に遭い生命や財産を失った方々。私たちの周りには、声なき声を発し政治の支えを必要とされる生活者・納税者が数えきれないほどおられます。それにしっかりと政治が対応していくことが大事ですし、「国民の生活が第一」の本当の意味であると私は思っています。

 私自身、家族や友人との時間を大切にしながらも、浮かれることなく一年のスタートを切りたいと思います。そして、歩む会の皆様のご支援とご期待に真摯に応えていくべく今年一年間、全力を尽くして職責を果たして参ることを決意して、新年のご挨拶とさせていただきます。
 本年もよろしくお願いいたします。

平成24年元旦 
参議院議員 榛葉 賀津也