狭き門より入れ

スペイン在住クリスチャン。聖書にある救いとは?罪の赦しとは? 礼拝などから、福音メッセージを載せています。

神に委ねて

2020年10月14日 | 聖書
私は、1年前に夫と死別した、ある未亡人クリスチャンを定期的に訪問していました。彼女の家は質素で小さな農場でした。
彼女には2人の子供がいました。長男は結婚していて、かなり遠くに住んでいましたが、次男のルシオは、まだ、母親の保護の元に一緒に暮らしていました。一年前の父の死は、ルシオにとっては非常に大きなショックでした。
そんなある日、母親は私に、彼女が癌を患っていると泣きながら告白したのです。
彼女は永遠の天国に行くことを知っていたので、死ぬことは恐れていませんでした。しかし、彼女の死後の息子ルシオの悲しみ、不安、そして将来について、大変心配していたのでした。

そのような状況の彼女に何と言ってあげればいいのでしょうか?
“あわれみ深い父、あらゆる慰めに満ちた神…“ ( 2corinto 1:3)以外の、どこで慰めを受けることができるでしょう?
私達は、確実に私達の祈りを聞き、それに応えて下さる神に、その悲しみと心配、不安を、全て委ねたのでした。そして神は、その2ヶ月後に、彼女を天に召されました。

さて、その後、彼女の最愛の息子はどうなったでしょうか?
彼の兄と叔父が農場を経営するのを手伝ったので、ルシオは群れの世話を続けることができました。兄は月に一度彼を訪ねて経理を受け持ってくれました。
また、村の人々も連帯して、ルシオに協力してくれるようになり、ルシオはいくつかの家族と友達になりました。
しかし何よりも、彼を助けたのは、毎日聖書を読んでいた母親の習慣に倣うことでした。 心配や悲しみが彼を圧倒したとき、彼は神の言葉で再び平安を見つけることが出来ました。

“何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。
そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト•イエスにあって守ってくれます。“(ピリピ 4:6-7)

Buena semilla より

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