注文住宅のクラフトホーム/東久留米市の工務店ブログ

自然素材を使った注文住宅「永持ち・快適・エコ」な住まいをご提案する東久留米の工務店。設計担当が日々思うことを綴ります。

エコライフ【紙のリサイクル】

2008-01-14 12:03:06 | 省エネ・環境問題
こんにちは、東久留米市にある工務店のクラフトホームです。

テレビで北極の氷が解けてしまっている現状を目の当たりにして、もう待ったなしの状態なんだと思い、私達にできる事をみなさんにお伝えしています。

今日は、紙と環境問題の話しを。

●熱帯雨林の現象
環境問題の一つとして挙げられる、熱帯雨林の減少は様々な原因からなっていますが、中でも深刻なのが気候の変化と私たち人間による森林の伐採です。気候の変化は地球温暖化にも関係してきます。森林の伐採に関しては私たち人間のしていることに他なりません。毎年日本の4割に相当する森林が減少しています。私たちが使う紙の原料となる木材チップもこの熱帯地方から輸入されているのです。現在の日本のゴミの大半は紙のゴミですが、少しでも紙の消費を減らし、使った紙のリサイクルに努めて森林を守って行かなければいけません。森林があることによって酸素が供給され、空気がきれいになります。ただそこに木が生えているだけではないのです。

●紙のリサイクル
様々なシーンで一度使われた紙を繊維状に戻し、再び再利用して利用することです。リサイクルしやすいのは原料にパルプが使われている紙で、日本での古紙の回収率は70%を超えています。意識を持って廃品回収に出すよう心がけ、ゴミとして出すことのないようにしましょう。紙のリサイクルで作られるのは、再び用紙としての紙であったり、ティッシュペーパーやトイレットペーパーだったりします。ほとんどの紙がリサイクルできるのに対して、トイレットペーパーだけは当たり前ですが使い捨てですね。どうしようもありません。

●紙のリサイクルの流れ
まずリサイクルのために廃品回収に古紙を出すわけですが、どれもこれも一緒くたにまとめてはいけません。新聞紙は新聞紙(広告なども含む)、雑誌は雑誌、ダンボールはダンボールと同じ種類で分けてまとめます。ダンボールは開いた状態かたたんだ状態でまとめましょう。使わなくなったカレンダーや封筒、お菓子が入っていた箱も紙でできています。もちろん廃品回収に出すことができますが、テープやプラスチックなどを取り除き、紙だけの状態にして出しましょう。年々リサイクル率も上がってきています。ゴミではなく廃品回収に出しましょう。

◎古紙パルプの作り方
廃品回収業者から、集められた古紙が製紙工場へと運ばれます。ここで古紙がパルプに再生されてリサイクル用紙に生まれ変わります。
①温水と薬品を古紙と混ぜてドロドロになるまで攪拌されます。同時に古紙からインクが剥がれます。
②何段階かに分けて小さな穴に通されます。ここで大きなゴミが取り除かれます。
③更に小さい穴を何段階か通過させ、小さなゴミも取り除かれます。
④洗剤を入れ、洗剤の細かい泡で剥がれたインクを浮かせます。インクだけではなく、紙に含まれる塗料など様々なものが取り除かれて繊維だけが残ります。
⑤過酸化水素水を混ぜ、ねずみ色をした古紙を漂白します。
⑥漂白された繊維を綺麗な水で洗い流し、その後脱水します。これでリサイクルに使われる紙の原料、古紙パルプのできあがりです。
⑦必要に応じて用紙としての紙やトイレットペーパー、ティッシュペーパーに加工されます。

クラフトホームでは、紙の使用量を減らすことを考えて、FAX用紙は裏紙を使用し、メモも裏紙で、ダンボール・新聞のリサイクルは当たり前ですが、
ご贈答でいただいた品物の箱・お菓子や食品の入っていた紙箱、裏紙で使い終わった用紙も、リサイクルできる紙は資源ごみに出すようにしています。

紙のリサイクル
【クラフトホーム紙のリサイクル】




設計 山崎 高枝

クラフトホーム公式WEB http://www.krafthome.biz/
 info@krafthome.biz 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿