☆飛べないてんとう虫

以前に　ベランダのガーベラが　
アブラムシだらけで困っていると書きましたが、
その後　どこからともなく　てんとう虫の幼虫がやって来て
アブラムシを食べてくれた様です。
（羽もないのに　どこから来たんでしょ・・・？）
大部　アブラムシが減ったので　喜んでいました。　

その幼虫も　しばらくすると　花の裏側にサナギになっていました。
成虫になったら　また一杯　食べてもらおう！と思っていたある日、
気が付くと　羽化に失敗し、
空のサナギに片方の内側の羽が引っ掛かったまま
宙ぶらりになっていました。
外側の羽が片方　閉じられないままで、もう片方は変形していました。

慌てて、てんとう虫からしたら　巨人の様なうちの手で
外してやったのですが、時間が少し経っていたので
中の羽は　外の羽の中には収まりません。

歩く様子を見ていると　腹の下にゴミがくっ付いていて
何だか　不自由そうです。
よく見てみると、もう片方の羽が縮れて腹の下に巻き込んでいるのでした、、、
伸ばしてやろうと思うのに、クシャクシャになったものは直りません。

この時点で　かなりショックでした。

世の中では　かなりの数の昆虫が　日々幼虫から成虫へ変態しているのに
そうそうこの様な正常に羽化出来ないものを見る機会は少ないです。
きっと　自然の摂理に従って　長くは生きられないから
目にする事が少ないのでしょう。

そのてんとう虫は　飛べなくても　元気でさえあれば
まだいるアブラムシを食べて　生きて行けるだろうと思い
アブラムシが多い所へ置いてやりました。

初めの内は　ゴソゴソ動いてもいましたが、
やはり　腹の下の羽が邪魔で、それ程　元気もない様でした。
アブラムシにしたら　てんとう虫は　食欲旺盛な怪獣であるはずなのに・・・

やぱり　翌日までは持ちませんでした。。。