こうたろうつれづれ

生活からの気付き・思いつきなど

一朝一夕では出来ないこと

2010-08-23 10:16:14 | 日記
瞬く間に出来る事はそんなに多くはないけれど
気の遠くなる程の時間を要する事も多くはない
どちらも多くはないけれど無い訳ではない。
すぐに結果が得られない事はしばしばある。
事の成否の問題とは別の問題として存在する。
要は時間の縛りである。
一週間先は一週間経たないと来ないし、
一年先も同じ、時間を経ない事にはダメなのである。
この他に積み重ねないと得られない事柄も存在する。
一回ではダメで、数回数十回数百回の繰り返しを経ないと
得られないものが存在する。
技術的なモノとか鍛錬とか、信用とかと言うモノが、
時間的な縛りと一緒に存在する。
何らかの成果を求める場合に考える事は、
以上の関係を身の上に落とし込んで考える事だと思う。
時間が経てばそれだけで成果が得られるものでも無いのだが、
と言って一瞬では入手出来ないモノがあり、
時間をかけて丁寧に得る事を必要とするものがある。

事の成り行きで得られるモノは身に付かない、のである。
そして、この事は習慣とも言い、一つの手法である。
例えば、物知りの人は知らない事に出会った場合に、
必ず調べると言う習慣を身に付けているのではないか。
博学は瞬時に入手出来ない、と言う事である。

そこで、問題になるのが長期目標と言う課題で、
一生ものなら習慣なのだけれど、
数年、十数年の課題と向き合うにはどうするのか。
実は簡単な事でもあるのだけれど、
なかなか身に付けるのが難しい手法がある。
それは自分の力に見合う大きさに千切って、
向かい合うと言うものだ。
大きなモノ、長いモノは千切って対処するのが良い。
千切ってばらばらにして向かい合い、
それぞれをそれぞれにその時々に対処する。

ばらばらにする事がコツだと思っている。
秩序だった構造を持ったままではダメ。
なぜかと言うとすぐにまたまとまって大きくなってしまうから。
再び大きくならないようにばらばらに千切る事が必要だと思っている。

次は千切ったものを忘れないように一つ一つ対処する事。
数年十数年先に全てをクリアーしていないと成果は得られない。
そこで計画が必要になる。或いは戦略も。

長期中期短期の課題はその時々にばらばらで良いのだから、
気の向いた時に気の向いた課題に取り組めば良い。
この事は天気のいい日に、これは雨の日にでも良いし、
自分の都合でどうにでもなる。
一つの課題に手詰まりを感じたらそこで手を休めて、
違う課題に取り組む事も必要。
そんな手法も千切れば使えるのだから。

学習は国語算数理科社会に千切ってあるけれど、
人生はなかなか千切れないものである。