平成27年8月12日
1年ぶりに奥部真二さんが、後楽荘に来てくださいました。
今年の春に来てくれる予定でしたが、
奥部さんがインフルエンザにかかり、
急遽中止に!!
楽しみにしていた利用者さんから
「なんで中止になったん?!」
と聞かれ、対応に追われました。
その分、今回来園してくれるのを、すごく楽しみにしていました。
さあ、奥部劇場の始まりです。
今回はどこへ連れて行ってくれるのやら?
まずはアコーディオンの伴奏で懐メロを歌い、
利用者の皆さんと「かもめの水兵さん」の歌に合わせ、
左右の手を交互に前後し、
前に出した時にはパーに、
引いたときはグーにする運動です。
全員で前に出すパーは、花が咲いたようできれいでした。
次に、前に出す手をグーにすると、
これが簡単そうでなかなか上手くいかず、
利用者さんたちは、笑いながら首をかしげていました。
身体がほぐれたところで、
天気もいいし、奥部さんの先導で和歌浦の海へ行くことになりました。
ただ、電車賃がないので、全員歩いていくはめに。
『三百六十五歩のマーチ』に合わせその場で足ふみしていると、
波の音が聞こえてきました。
ようやく和歌浦の海に到着したようです。
まずみんなで風船ゲームをして遊びました。
風船を打つ時の利用者さんは真剣ですが、
空振りしたりすると笑いがあり、楽しいゲームでした。
奥部さんが、和歌浦で採れた新鮮な魚をネタにお寿司を
御馳走してくれることになり、
知り合いの寿司職人が来てくれました(職員です(笑))
まずは、新鮮なネタを採りに全員で地引網漁を行いました。
事前に用意されていた、地引網に見立てた鈴付きのロープを前後左右上下に動かすと・・・
何と!うに、伊勢エビ、マグロが採れました。
早速寿司職人に手渡し、舞台裏でさばくことに。
予め舞台裏に用意していたにぎり寿司を持って会場に戻り、
にぎり寿司を見せたとたん、「わぁ~!!」の歓声が。
何と通常のにぎりの10倍以上あるではないですか!(偽物ですが(笑))
利用者さんから、食べてみたい!との声があちこちでおこりました。
奥部さんが寿司職人に、お店で食べたらいくらになるか聞くと、
寿司職人は指を5本立てました。
奥部さんの『5千円ですか?』の問いに、
寿司職人が考えた末に『50万!!』と答えると、
会場が一瞬どよめき、歓喜の声に変わりました。
楽しい時間は過ぎるのが早く、奥部さんの次の訪問先への出発の時間が来ました。
お別れにみんなで『あこがれのハワイ航路』を合唱して
奥部さんを見送りました。
次回は、来年の春に来てくれる約束をしていただきました。
今から楽しみです。
(ケアハウス後楽荘 事務長 岡田孝之)