上津地区住民自治協議会

青山高原のふもとに位置し、自然と歴史を背景にした地域の資源を有効活用し、私達住民が望む地域づくりを協力し合い進めます

脳活性化プログラム出張体験会を開催しました

2024-08-01 14:03:29 | 健康・スポーツ部会
 7月17日に、上野病院から作業療法士の山本さんに来て頂いて、脳活性化プログラム出張体験会を開催しました。


 はじめに軽度認知障害(MCI)についての説明がありました。
 軽度認知障害(MCI)とは、「本人が物忘れを自覚している。また家族から指摘されることがある。」「物の場所や日付など思い出せなくなっている事がある。」「日常生活に問題はない。」段階で、年間約10~15%が認知症へ進行してしまうとのことです。

 高齢者の4人に1人が軽度認知障害又は認知症になりますが、75歳まではその比率が比較的低いが、そのままほっておくと、85歳以上では半数以上(55.5%)が軽度認知障害又は認知症になってしまい、日常生活に何らかの障害が出てくるので、それまでに何らかの対策が必要とのことでした。


 MCIの予防には、①食事、②睡眠、③体と頭の運動、④知的活動の習慣(頭を使う、趣味、出かける)⑤社会参加 が必要とのことで、このうちの③~⑤を上野病院の脳活性化プログラムで行っているとの説明がありました。

 この話の中でびっくりしたのが、「脳は刺激が少ないと、(その刺激に対して)使う機能を省いていく」という説明でした。日頃から脳に刺激を与える、つまり脳を使わないとどんどん脳が働かなくなるので、日頃行わないことを意識的に行わないと、認知症になるリスクがあるとのことでした。

 そこで、上野病院で行っている『脳活性化プログラム』を実際に体験させて頂きました。

 まずは①何と書いてあるでしょうか ②共通ひらがな1文字チョイス ③しりとりで脳トレ の3種類のクイズを行いました。これは山本さん自身が考えたクイズとのことで、難しかったですが、参加者同士で相談しながら答えを考えました。この相談することも、社会参加ということで、脳の活性化には大いにプラスになるとのことでした。


 そのあと、イスに座ったままですが、 両手を使って右と左の本数を変えていくのですが、なかなかうまくいきませんでした。脳が混乱していますが、普段使わない脳の部分を使っていることが大切なことらしいです。

 
 最後に上野病院デイケアセンターで行っている「軽度認知症予防プログラム『脳活性化プログラム』」の説明を受けて、体験会を終了しました。見学もOKとのことで、アフロヘアの山本さんを頼って来てくださいとのことでした。


 参加した方からは、「参加してよかった」「楽しかった」「これから毎日練習して少しでもできるようになりたい」「良い体験をさせて頂きました。」などの感想をいただきました。ありがとうございました。
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