話は長くなりましたが,インダクタンス,という言葉と考えは,分かりましたでしょうか.磁場を発生するコイルでは,非常に大切な物理量ですね.
さて,このRFコイルとキャパシタで,同調回路を形成して,原子核からの信号を検出します.
キャパシタ(capacitor)は,日本語ではコンデンサ(蓄電器)と言われますが,英語では,通じないので,キャパシタという言葉を使います.でも,昔からの習慣で,日本語ではコンデンサという言葉も使います.
キャパシタとしては,共鳴周波数と同調を取るために,可変でなければならないので,上に示すような,可変コンデンサ(variable condenser:通称バリコン)を使います.
上に示すのは,かつて私が使用していたエアバリコンです.耐圧3.5kV,最大容量50pFです.
最近の学生さんに,これを見せても,何のことだか,さっぱり分からないようです.
PS
このブログを始めて,ようやく1ヶ月を過ぎました.色々と,新しい企画もありますので,今後とも,よろしくお願い致します.
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