MRIのすべて(all about MRI)

磁気共鳴イメージング(MRI)に関するさまざまな経験や知識を提供しつつ今後の展望を切り開きたい.

RFコイル(15)

2006-02-15 00:02:48 | Weblog

話は長くなりましたが,インダクタンス,という言葉と考えは,分かりましたでしょうか.磁場を発生するコイルでは,非常に大切な物理量ですね.

さて,このRFコイルとキャパシタで,同調回路を形成して,原子核からの信号を検出します.

キャパシタ(capacitor)は,日本語ではコンデンサ(蓄電器)と言われますが,英語では,通じないので,キャパシタという言葉を使います.でも,昔からの習慣で,日本語ではコンデンサという言葉も使います.

キャパシタとしては,共鳴周波数と同調を取るために,可変でなければならないので,上に示すような,可変コンデンサ(variable condenser:通称バリコン)を使います.

上に示すのは,かつて私が使用していたエアバリコンです.耐圧3.5kV,最大容量50pFです.

最近の学生さんに,これを見せても,何のことだか,さっぱり分からないようです.

PS
このブログを始めて,ようやく1ヶ月を過ぎました.色々と,新しい企画もありますので,今後とも,よろしくお願い致します.
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