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MRIのすべて(all about MRI)
磁気共鳴イメージング(MRI)に関するさまざまな経験や知識を提供しつつ今後の展望を切り開きたい.
ボローニャの斜塔5
2006-09-18 12:22:08
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これも,塔の中に掲げられていたイタリアの塔を比較する絵です.
塔といえば,ピサの斜塔が有名ですが,ボローニャの斜塔は,直立した塔と斜塔がペアになっています.なお,イタリアの主要な都市には,高さ100mくらいの塔が,しばしば見られるようです.
左から,シエナ,フィレンツェ,ピサ,ボローニャ,モデナ,?,クレモナ,ベローニャ,ベネチアの塔が描かれています.
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ボローニャの斜塔4
2006-09-18 12:20:07
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これが,塔の中に掲げられていたダンテが訪れた頃(13世紀頃)の,ボローニャの風景画です.まるで,ニューヨークの摩天楼のようです.
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ボローニャの斜塔3
2006-09-18 12:17:58
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屋上からは,ボローニャ市内が一望できます.今でも,20本くらいの塔があり,13世紀頃には,200本くらいの塔が,林立していたとの事です.
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ボローニャの斜塔2
2006-09-18 12:16:08
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直立している塔は,歩いて昇ることができます.入場料は3ユーロです.階段は,498段あり,木製の階段ですが,30分もあれば,頂上まで昇ることができます.
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ボローニャの斜塔1
2006-09-18 12:12:22
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アーヘンでの会議の後,Porous mediaの磁気共鳴に関する国際会議(MRMP6)に参加するために,次の目的地であるイタリアのボローニャに行きました.
ボローニャは,1088年に,ヨーロッパ最初(世界最初?)の大学といわれるボローニャ大学が開設されたところです.学会そのものは,ボローニャ大学の工学部で行われました.
ボローニャで有名な建物は,ボローニャの斜塔と言われるものです.でも実際には,2本の塔のうち,高い方(右)は直立しており,低い方(左)が傾いています.
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ポータブルMRI
2006-09-18 11:18:30
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この写真は,Wurzburg大学のRommelという人が,実際に自分で作って,学会の会場まで,リュックに入れて自分で持ってきたポータブルMRIです.
Bluemichの実験室のスペースを使って,実際に組み立てて,撮像をしているところです.
夏休みに,家族がバカンスに行きたいというのを振り切って作ったそうです.
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ドイツ・オランダ・ベルギー国境2
2006-09-18 11:17:34
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礎石の周りには,3ヶ国の国旗が掲げられ,小さな公園が置かれています.また,30mくらいのタワーが置かれ,3国の景色が眺められるようになっています.
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ドイツ・オランダ・ベルギー国境1
2006-09-18 11:16:35
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アーヘンは,ドイツで一番西にある都市と言われています.すぐ隣の町は,欧州連合(EU)の基本条約となったマーストリヒト条約が締結されたマーストリヒト.
アーヘンは,ヨーロッパの基となったフランク王国のカール大帝が首都をおいたところですし,その隣町が,現在のヨーロッパ統合の条約が締結された町ですから,このあたりが,さまざまな意味で,ヨーロッパの中心に近いところです.
さらに面白いのは,すぐ近くに,ドイツ・オランダ・ベルギーの国境が,一箇所で交わるところがあることです.写真は,その地点を示す礎石です.NLはオランダ,Bはベルギーを示します.
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カール大帝の銅像
2006-09-18 10:35:51
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市庁舎前の広場に,カール大帝の銅像があります.どれくらい古いものかは分かりません.
学会では,カール大帝の持っている地球が,核スピンになっている図が使われていました.
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アーヘン市庁舎(Rathaus)
2006-09-18 10:12:59
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ドイツの都市には,古い市庁舎が,今でも使われています.1600年代に建てられたそうです.第二次世界大戦で破壊されたそうですが,古い煉瓦などを使って再建されたそうです.
すぐ近くの大聖堂は,さすがに破壊されなかったのが不思議です.当時の爆撃に,巡航ミサイル並の精度があったとは思えませんが.
この建物の1階のレストランで,学会のディナーが行われました.
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アーヘン大聖堂の丸屋根(八角形)
2006-09-18 10:11:35
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大聖堂の天井が,この写真です.アルプス以北では,最初の円屋根の建物だったそうです.西暦800年ころのままかどうかは不明ですが.
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アーヘン大聖堂2
2006-09-18 10:09:17
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ゴチック様式(1500年代前後)だけでなく,バロック様式(1700年代)の建物も建てられています.教会建築に関心のある人は,興味をそそられることでしょう.
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アーヘン大聖堂1
2006-09-18 10:07:18
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アーヘンといえば,この大聖堂です.ドイツでも最初の世界遺産に登録されました.
この大聖堂は,フランク王国の最大版図を築き,西暦800年(日本では,平安時代が始まったばかり)に,西ローマ帝国の皇帝位に就いた,カール大帝(チャールス大帝(英語名),シャルルマーニュ(フランス語名))が建立したものだと言われています.
正式名は,Saint Mary Cathedral(聖マリア大聖堂)というらしいのですが,アーヘンの大聖堂とよびならわされています.
西暦800年頃に,ロマネスク様式で建てられたドームの周囲に,後年,ゴチック様式や,バロック様式の礼拝堂が建てられた形式となっていて,複雑な様相を示しています.
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アーヘン工科大学
2006-09-18 10:05:50
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翌日,さっそく,アーヘン工科大学に行きました.市内からは,バスで15分くらいかかって,大学病院のバスストップまで行きました.
バスには,Mercedez-Benzと書いてあって(当然かも知れませんが),2台,もしくは3台の車両を連結したものです.また,バス停で停車するときには,エアサスペンションの片側だけの空気を抜いて,バス全体が傾き,車椅子やベビーカーが,簡単に乗り降りすることができます.
バスの傾斜は,2-3秒で変化し,システム全体に特に負担もなく,大変合理的なシステムだと思いました.
アーヘン工科大学は,学生数3万人,教職員数約1万人という,ドイツの工科系大学でも1,2位の大学です.いわゆる産学連携にも,大変力を入れています.でも,ナゼカ,大学病院があります.ヨーロッパでは2番目の規模だということです.写真は,キャンパス内から撮影した,その病院の全貌です.非常に変わった建物です.
この大学の高分子化学科に,Bernhart Bluemichという教授がおり,彼の仲間であるPeter Bluemlerという人が,この大学で,第6回Colloquium on Mobile Magnetic Resonanceを開催し,これに参加するのが,この出張の主な目的です.
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アーヘン中央駅(Aachen Hauptbahnhof)
2006-09-18 08:23:38
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ケルンから1時間くらいで,Aachen中央駅に着きました.改札がないのが,いちばん印象的でした.
人口25万人くらいの駅にしては,ちょっと寂しい感じですが,駅舎の中には,マクドナルドハンバーガー(さすがにこれは食べなかった)や,コンビニ(これがドイツにはほとんどなく,大変重宝した),ファーストフードの店などがありました.
宿泊したのは,ここから3分位歩いて行ったところでした.
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筑波大学でMRIの研究開発などをやっています.MRIの研究は,1981年から始めていて,すでに25年目に入りますが,未だに,その10%くらいしか理解していないという感触を持っています.
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