MRIのすべて(all about MRI)

磁気共鳴イメージング(MRI)に関するさまざまな経験や知識を提供しつつ今後の展望を切り開きたい.

RFコイル(16)

2006-02-16 00:18:27 | Weblog

前回示したエアバリコンは,軸受けのところに,鋼球のベアリングが使ってあるので,磁石の中や近くでは使用できません.

そこで,高い周波数のNMRやMRIでは,上に示すような,非磁性の可変キャパシタを使っています.これは,トリマキャパシタとも言います.磁化率を,ほぼゼロに抑えるため,特殊な材料を使ってあり,非常に高価です.

さて,このようなキャパシタは,右の端の部分をマイナスドライバーで回すことにより,容量を変化させることができます.上に示すものは,1.5pF~40pFくらいまで変化します.
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