インドがその保存支援活動を展開している仏教僧院タ・プローム(1186年創建)。
修復が進められている周囲のどの寺院とも異なり、自然の驚異を残すために、スポアンに押しつぶされ羽交い絞めにされた僧院そのものの現状維持が試みられている。
地球が経てきた時間の流れ、人間を含む生物の盛衰が重く迫ってくる。
修復が進められている周囲のどの寺院とも異なり、自然の驚異を残すために、スポアンに押しつぶされ羽交い絞めにされた僧院そのものの現状維持が試みられている。
地球が経てきた時間の流れ、人間を含む生物の盛衰が重く迫ってくる。
この地球相手に
地球温暖化対策だなんて
わたしたち人間はなにをやってるのでしょう・・
少子化も、セックスレスも、異常気象も、「ヒト」という変異生物を消滅させるための地球の歴史ベクトル上の一瞬のできごとに過ぎないのではないかとすら思えてきます。タ・プロームは、寺院至るところがスポアンという巨木に覆われ、自分もスポアンの根の栄養になったら、木と共に人類の盛衰を見ることができるのだろうか、などとふと思う深閑とした雰囲気の廃墟です。