重症の肩凝りを治す

肩凝りのひどさは、自覚症状以上に人に指摘されていた。先週、行った美容院で、肩マッサージサービスをしてくれた若いスタッフが「すごいですね。ここまで固いのは珍しいです」と驚きの声をあげ、アロママッサージ店のエステシャンには「固くて、指が入りません。ひどい！重症ですよ」と警告された。

視力は落ちる一方なので、原因は、ＰＣワークであることは間違いない。しばらくＰＣから遠ざかろうと思ってはみるが、できない。

ついに頭痛を感じるようになったので（昨日の深酒も追い討ちをかけて）、昨夜、行きつけのカウンターバーで名刺を交換したばかりの整骨院の院長を訪ねることにした。
重い頭を抱えていた今朝、早速、院長がお誘いの電話をよこしたのだ。さすがだ。
「昨夜はどうも。一度、訪ねてください。ひどい肩凝りも必ず治りますよ。今日はどうです？」

行ってみると職場から徒歩３分。予想外に大きな整骨院だった。
夕刻の宴席開始時間が迫っていたが、間に合う時間内で処置すると明言。すぐに鏡の前に立たされる。「ほら、右肩が下がっているでしょ。背骨がゆがんでいるんですよ」確かにそうだ、気付かなかった。次は、座って首から肩にかけて背骨を押し「ああ、これはひどい。数日かかりますよ」

すぐに超音波マッサージ。その後、再び椅子に座るように指示され、「ここ痛いでしょ」と右首筋下を推す。すごく痛い。「じゃあ、ちょっと右下を向いて」と言ったかと思うと、瞬時に私の首をひねった。ゴギッ！骨が音を出した。「痛ったあー！」思わず声が出る。
「はい、どう？」と同じ場所を押して院長。不思議なことに、痛みが消えた。「じゃあ、次、左側」と、また左首筋の鈍痛部分を確認してから、「はい、左を向いて」。今度は警戒して、体に力が入る。「だめだめ、力を抜いて。楽にして」　グギッ！再び骨がずれる音。痛たあ。「はい、ここも痛みがとれたでしょ」・・・はい、その通りです。

開眼。
以前、腰を痛めた際に行った整骨院で懲りたことがあったが、一事例だけで思い込みしてはいけないと反省。少々荒っぽく、「癒しの空間」では決してないが、確実に身体は楽になった。

初回治療費１０００円。次回は５００円以下だと言う。
３０分３０００円のアロママッサージの、心地よい眠りの中で筋肉と精神がほぐされる気分は捨てがたいが、肩凝りに関しては、もう通うべき場所はひとつだと確信した。


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