山笠の前は修学旅行前と一緒です

今の時期は、山の段取りやらもろもろで
忙しいやら楽しいやら

５月の松囃子の終わったらもう、いそいそ
当番法被やら締め込み出してきたりしよります。

いざ山が始まったら、一瞬で終わってしまうとい。

学生の頃の遠足や、運動会、修学旅行がくるとが
楽しみていうとに似とります。

寄付の立て板どこに立てろうか？
注文した法被は出来てきたやろうか？
打上の場所ば確保せな・・等もろもろ

これが喪のかかった年にゃ
この楽しみば味わえません・・・・

２年も続きました。辛うございました。
ヤケクソぃ胡瓜ぼりぼり食べました。

詰め所の前に行って、胡瓜かじっちゃろうか？
とも思ったくらいです。

博多におったらその雰囲気だけでも味わえますが
離れて暮らすと、いつの間にか山は終わっとります。
普段の２週間といっちょんかわりません。

今年は「川中五十郎」さんも寂しい思いばしよるでしょう。

山の時期博多の町におると、時間が別の次元で
動きよるごと感じます。
平気で、ステテコで歩き回るし（あれはあくまで下着です）
ひどい奴は道端でチ●チ●ぶら下げて締め込みしよります。

尻出したり、ぶらぶらしよう横ばごりょんさんたちは
食器やら料理持って、平気で通り過ぎます。

今年の大黒流はこの喪が例年になく多く
非常事態です。
山ば持って行くとが非常事態でなく、
追善山ばするほどの人材ばこれだけ亡くしたていう非常事態です

昔から山ば知るオイしゃんたちが又減ったということです

大黒流は１３日に追善山笠ば行います。
１３日はご存知の通り、「集団（尻）山見せ」
そのあと、大黒流はお櫛田さんに行き
櫛田入の練習ばします。そののち山小屋へ帰り
「手一本」入った後、追善山ば行います。

それが今年は、７件・・・
それも北から南まで満遍なく散らばっております。

山小屋舁きだして最初は古ノ二の「牧尾さん」
一番端は川中の「内藤さん」

流舁ばもういっぺんしよるくらいです。
ばってんこれは当然のこと！

早ぅから「今年の追善は多からしいバイ」
「山は動くっちゃろうか？」
「子供達はお菓子貰うとい危ないっちゃなかろうか？」

あちこちでいらん心配ば早ぅからしよります。
これも修学旅行前です。

ぐだぐだ山の話ばするとが楽しいとです。

て言いよる間にもう明日は前夜祭（そげな行事はありませんが）
飾り山も本番待つだけで明日は一日、蓋ばして待っとります。
一日は早起きせないけません。

この日は長い一日です。

早朝から「注連おろし」のあと町内へ挨拶がてら寄付集め
昼前から流全体の寄り「朔日寄」
今年の大黒流の舁き山行事ば役員勢ぞろいで審議します。
午後からは寄付集めの続き

もういよいよです。
追山で言うたら
「一分前！！」て言うくらいでしょうか？