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TDD山岳会山行の記録

霞沢岳西尾根(2014年3月20(木)から23日(日))

2014-04-06 23:30:35 | 日記・エッセイ・コラム

  20日(木) 21:00 水野さんの車で豊明出発。(参加者:水野、若林、金田)
21日(金) 天気 曇のち風雪 1:30頃 沢渡駐車場着、車の中で仮眠する。明るくなってから準備しタクシーで釜トンネルへ。今の釜トンネルは昔のように路面が凍っておらず非常に歩きやすかった。トンネルを抜けて30分程歩くと国土交通省の砂防工事事務所の入り口に到着。100mほど進み頭上を電線が通っているところが取り付きで、電柱の立つ尾根に出るまでの数十メートルが急登で雪の状態も悪く登りにくかった。尾根に出てからは樹林で景色も見えずただひたすら高度を稼ぐのみ。雪の状態は最近の暖かさで緩んだところが今回の寒波で固まり、その上に新雪が10cmほど積もっている状態で、かんじきは不要だが踏み抜くとひざまで潜る様な場所が多かった。ただ高度を上げるにつれ雪も深くなり、尾根を左から大きく回り込むところ及び2070m付近のテント場直前は雪も深く急登でラッセルが非常に体にこたえた。テント場は4人用テントがギリギリ張れる狭い場所だが樹林に囲まれ風も防げて良いテントサイトであった食事をすませ18時頃には早々シュラフへ。
コースタイム:釜トン発 6:40 ⇒ 西尾根取付き 7:54 ⇒ 2070m付近テント場 13:13着

22日(土)快晴 昨日のラッセルのこともありカンジキを持って出発するが、雪が締まっており途中デポする。休憩していると女性2人のパーティがラッセルご苦労さまでした交代しますと言って追い抜いて行った。その後我々とトップ入れ替わることもあったが、核心部の岩峰及びその前後のナイフリッジも全て彼女らがトップを務めた。2番手でもナイフリッジは雪もサラサラで技術的にもいやな感じで、トップをこなした女性2人の技術・体力・精神力の高さを感じた。でも美味しいところを取られた感じでちょっと残念でもあった。岩峰後のナイフリッジ過ぎるとクラストした広い尾根が頂上まで続いており景色を楽しみながら登る。霞沢岳の山頂は広く山名と標高(2646m)と書かれた看板があり、ここからは昨日の降雪の為か純白の前穂、奥穂、西穂高、焼岳、乗鞍、御嶽山等など素晴らしい景色を堪能できた。風が強く寒いため15分ほどで下山開始、岩峰の所で登ってくるパーティとのすれ違いの為15分程度順番待ちとなるが、岩峰にはロープがフィックスされており、持ってきたザイルでアップすることも無く下降することができた。テント場に昼前に到着、中の湯温泉にダメもとで予約を入れるとすんなりOK。すぐさまテント撤収して下降開始、2時間弱で取り付きまで下りることができた。一旦、沢渡駐車場まで戻り水野さんの車で中の湯温泉へ。よい温泉、美味しい料理とお酒、広い寝場所有で昨夜と比較すると天国のような夜を過ごすことができました。
コースタイム:テント発 6:15 ⇒ 岩峰 8:38  ⇒ 山頂 9:21着 9:33発 ⇒ 岩峰 10:06  ⇒テント着 11:00 ⇒ テント撤収 12:03発 ⇒ 取付き着 13:50 ⇒ 釜トン出口 14:47 ⇒沢渡駐車場 15:01
23日(日)晴れ  中の湯温泉から一路名古屋へ

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