コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

世界翻訳コンクールを認知せしめよ

2005-09-12 11:24:46 | 
誰も知らない。

映画のタイトルじゃないです。そっちは世界中の人が知ってる。
静岡県が主催する国際的な文化事業である、しずおか世界翻訳コンクールのことを知っている人がどれくらいいるのだろう。

日本文化・文学を外国語に翻訳する人を育てること。そのためのコンクール。
5回が終わって、第6回がスタートした。

私は、本当に、外国語が苦手で、日本文学の研究者として、国内でしか活動できない。
近年、外国人研究者のめざましい活躍(特に私の専攻する近世文学には、優れた研究者が多い気がする。他を知らないだけかな)をみていると、日本文学は、世界文学の中にしっかり位置を占めていることを実感する。

なのに、国内では、文学なんて、大学で学ぶ必要のない者のように言われるし、まして古典、まして江戸など、と言う感じ。趣味・娯楽はまだね、江戸好きは居てくれるけども。

翻訳コンクールの意義は、多分、とても大きい。国家事業でしても良いくらい大きい。
それを、あの、知事が推し進めてるところがびっくりなんだけども、とにかく大事なことだ。

今回のシンポジウム・表彰式でも、学ぶこと、感動することはたくさんあった。
しかし、まぁ、それを細かく書き並べてもつまらないだろうから、一つだけ、大事なこと。

県民にちゃんと理解される努力をして下さい。
実行委員に名を連ねている大物達は、内輪の会で自画自賛している暇があったら、全国区のメディアで、ちゃんと意義を主張して下さい。
県は、空港用の1%でも、広報に費用をまわして下さい。

県民の利益に即時に直結しないとしても、こういう文化事業を継続することが、どれだけ県民の心を潤し、健全な郷土愛を生むことになるか、それは知事自身の発言にもあったはずだ。

遠くに、世界平和だって見える。それが、こういう文化交流。
解り合うための努力。
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