コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

御馳走様

2010-02-03 10:25:42 | 
2/1で、学際科目“茶の世界”が終了しました。

最終回は、吉野さんとふたりで気楽なトークで振り返ろうかと思っていたのですが、先週に続き、白形傳四郎商店の大塚さん、それに、日本茶インストラクター協会理事の小島康平さんが参加して下さり、本当に濃いまとめになりました。

茶業界(といっても、農家・メーカー・流通・販売・貿易・文化・研究……と、やたら幅広い)の抱えているかなり根本的な問題と、茶道という、飲料としてのお茶とはちょっと繋がらないように見えるかもしれないものの課題とが本質的なところで繋がり、それが、学問であったり、仕事であったり、生き方そのものの問題であったりすると言うことまで拡がりつつ深められたのではないかと。
実際、ここまで喋って良いのか、と言うくらいぶっちゃけトークでした。

吉野さんたちの新しい“茶室”も、本当に深いなぁ、と、改めて感動しましたね。

この授業を通して、何人かのゲストが、最初からやりたかった仕事ではない、と言うことを仰っていたのも印象的で、これは、私の、この授業に向かう姿勢そのものでもあったし、多くの学生たちにとって、自分の今とこれからを考えるヒントになったのではないかと思っています。

最終回に授業アンケートをしました。
その結果は、いずれ届けられるので、改めて報告します。

無記名のアンケートにどんなことが書かれているのか、ちょっと不安もありますが、何度か言っているように、私にとって、授業評価というのは、最終的に、どんなレポートが来るか、と言うことに尽きます。

この授業は受講生も多く、4年生もいるので、〆切を早め、最終回当日に設定してしまいました。
時間が足りなくなるだけでなく、最後の方にあった大塚さんや、最終回の話は、大きなヒントになったはずで、そういう意味で、最終回を〆切にするのは理不尽だなぁ、と思いつつ。
しかし、実際に提出されたレポートをパラパラ見てみると、いつの間に?? と言うくらい、気合いの入ったモノがたくさんあります(もちろん、何か勘違いしてないかな、と言うのもあるので、評価に多少の差は付きそうです)。

最終回の感想と、最終レポートにざっと目を通しながら、自分の中では沢山の反省をしながら、でも、この授業を続けてきて良かったな、と心から思うことが出来ました。
まずは、吉野さん、そして、ゲストに来て下さった茶業界の皆さん、そして、積極的に授業に参加してくれた受講生の皆さん、有難う。

この授業については、吉野さんが3年間のまとめの冊子を作成中です。
去年、今年は提案型のレポートだったので、その中のいくつかは、冊子の中で紹介する予定です。
実際、ちょっと相談したら実用化できそうなアイデアもありました。
そう言うモノについては、改めて本人に連絡することになると思いますので、学務情報システムの告知や掲示に注意していて下さい。

授業としての“茶の世界”はこれで終わりです。
しかし、静岡も、お茶も、これからも続いていきます。
今年は、秋に“世界お茶まつり”も開催されます。
私たちも、ちょっと動いてみようと相談中です。
様々なイベントについては、随時ここでも紹介していきますので、時々覗いてみて下さい。
スタッフとして関わりたい、と言う人は、個別に連絡を下さい。
今後もよろしくお願いします。


【追加リンク】
こちらにゲストなどのリンクがありますので、是非

日本茶インストラクター協会
 インストラクター、アドバイザーの資格情報などなど。
 *第16回お茶料理コンテストの応募要領掲載中!
日本茶業中央会
 関連団体などもここで判ります。蘭字グッズ販売も!
 静岡茶商工業協同組合
 *静岡茶のことならここですね。分かりやすく、マニアック。

静岡に於ける“お茶学”の大先達
・小泊重洋さん:(ブログ:一碗) ・ O-CHA処チャ茶(掛川)
中村羊一郎さん静岡産業大学でお茶の総合的な授業を担当されています。

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