なんだこりゃ。
第6回、鞠水書屋花見之宴、無事終了しました。
少し寒かったし、いつもより人も少なかったんですが、遠方から来てくれた人もいて、愉しい時間でした。
当日私がだした料理は、
いつものひじき(鴨川産)。今回は梅干しも自家製。
2回目。生八つ橋バイキング。あんこは、小豆・栗・苺ジャム(みんな手製)でした。
1.5kgの栗羊羹。勿論栗は某所で自ら拾った物。
でした。
いつもながら、しぇふさんのベーコン+アサリチャーハン(?)はじめ、トッポキ、おいなりさん、ラスク、……、それに美味しいお土産、ありがとうございました。
静岡デビュー、ブレイク君のスパイシーなサワークリームも大好評でした。
そして、この日の目玉!
theater of the psychic arms 2010 水銀座復活 3
何が起こっているかは、その場にいた人しか解りません。
ビデオなどの記録もありません。
たまたま通りかかった人たちは運が良いのか悪いのか……。
水銀座は、今年、毎月公演するそうです。
注目です。
というわけで、「鞠水書屋選択物」が、スタートしました。
「口上」にもありますように、これは、私個人の主観(勿論、それは様々な情報の影響下にあります)によって選ばれた面白い物どもを紹介する企画です。全部が、誰にとっても「善い」物であるとは思いません。実際、今回も興味を持てなかった人もいたようです。
膨大な広告費によって誘導されるような“文化”の消費とは別のあり方として、個人の嗜好というフィルターを通した提示を試みます。無名の田舎教師の好みに付き合うヒマはない、権威のあるレビューで十分だ、と言う人には関係のない話です。
私は、だから、お金を払ってまで付き合え、とは言いません。今回の水銀座に関しても、謝礼はきっちり払ってあります。私の振る舞いです。
今後も、会場費など、実費のかかる場合はその都度考慮するとして、基本的に、費用は全部催主である私が負担、参加者は、企画や選択に対し、感じる物があれば、それにふさわしい対価を私に寄附してください。それが、評価です。
今回は趣旨が十分伝わらなかったのか、収入はありませんでした。
まぁ、しばらくはこんな物だと思っています。
儲けるためにやっているのではない(でも、限界が来たら撤退します)。
実体不明の“文化”なるものを、行政や経済の文脈から取り戻し、見える形にして行くには、個人が個人として発信するしかないのだと。
これから先、断続的に色々やります。
ここでも告知していく予定です。
席亭(この言葉がわからない人も多いでしょうね)の志の高さと参会者の「文化」意識の乖離に、わが国の現在を見るように思います。
いつの頃からか、旦那衆の姿が消え、芸者が生きにくい世の中になりました。玄人と素人の区別がつかなくなった。両者の間には厳然とした格差がありますが、受容する側が、それを見分けられなくなった。だから地下道でギターをひく乞食を支援するようなうっかり者があらわれる。ウェブ上に落ちている無料のコンテンツ(合法な、あるいは違法な)を拾い漁る輩は、文化に対価を支払おうとは夢にも思わない。
口上をあらためて拝読し、席亭が「文化を守る」という姿勢から「文化的攻撃」の体勢に転じた事を喜ばしく感じました。水銀座は、鞠水書屋を支持します。
この日の出来事は、じわじわと響いてくるのではないかと思います。
空間を持っている人、財力のある人だけがパトロンになるのではなく、まして、行政に頼るのでもなく、小さな個人がいろんな縁を利用して拡げていくことで面白い状況が出来れば、と思っています。
桜が咲く中でのお芝居はとっても贅沢でしたね。
個人的には、お芝居のストーリーを楽しむのが苦手なのですが、今回ご披露いただいたものは、ステージもなく、野外。ということもあり、役者の方たちの芝居への心意気が伝わり感動しました。
ありがとうございました。
ライブの相談もあるし、また食事でも!
あの近所なら色々あるしね。