２００４年１１月６日
アリイ・ドライブをカハルウ・ビーチに向かって走っていた時のこと。
「ねぇ。そこにビーチがあった？」
カハルウに着く手前で、砂浜のビーチがあることに気づいた妻が口にしました。
「あれえ？そういえば・・・。」
２００３年３月に初めてアリィ・ドライブを走った時から、何度も往復しているのに、
一度も気づかずにいた砂浜。
２００４年１月に来た時にも、確か岩場だけだったはず・・・。
「いつ、できたんだろう？」
と、そのビーチの名前を失念したまま、通り過ぎた。
カハルウ・ビーチでＨＯＮＵと再会し、
のんびりと日光浴をしているときになって、
頭の片隅にひっかかっていたのだろうか、不意にビーチの名前を思い出した。
「そうだよ！マジック・サンドだよ。」
なんの前振りもなく隣の妻の肩を叩いてしまった。
「えっ、何？サンドイッチが食べたいの？」
顔をしかめて妻が振り向いた。
「あ、ごめん、ごめん。いや、そうじゃなくて、さっきのビーチ。ここに来る手前の！」
「ああ、あそこ。」
「そう、あそこがマジック・サンド・ビーチだったんだよ！！」
ホワイト・サンド＜White Sands ＞、
マジック・サンド＜Magic Sands＞、
あるいは、ディサピアリング・サンド＜Disappearing Sands＞とも呼ばれるビーチ。
ホワイト・サンドとは、その名の通り白い砂浜だから。
マジック・サンド、あるいはディサピアリング・サンドとは、
干潮時には砂浜が露出しているが満潮時には砂浜が隠れてしまったり、
夏から秋の間は、ほぼ美しい砂浜なのだが、
冬から春にかけては、嵐によって一夜にして砂浜が失われ、岩場が露出することから呼ばれるそうだ。
これまで、ぼくたちがハワイ島を訪れたのは冬か春。
もしかしたら気づかなかっただけなのかもしれないが、砂浜のあるビーチを見たのは、この時がはじめて！
というわけで、写真だけでも撮っておこうと、ビーチに立ち寄ってみた。
拡大できます
↑ （Selected for Google Earth:グーグル・アースにマッピングしてあります）
ここは、ボディー・ボードやボディ・サーフィンを楽しむ人たちが多い。
波が穏やかなら、透明度も高く、泳ぎも楽しめる。
小さな入り江だけれど、砂浜があればのんびり過ごすことができるいい場所だ。
拡大できます。
[施設]
トイレ、シャワー、ピクニック・テーブル、バレーボール・コートあり。
ライフガードも常駐。
道路脇に駐車場はあるが、狭くてすぐ満車になる。
「なるほどね。いままでは見事に気づかなかったなぁ。
まさに、マジック・サンド！」と、
砂浜が消えるのではなく、逆に砂浜が現れていたことに驚き、その美しい景色に感動。
ところで、このビーチ、
ホワイト・サンドも、マジック・サンドも、ディサピアリング・サンドも、すべて愛称に過ぎない。
正式名は、ララロア・ベイ・ビーチ・パーク＜Lalaloa Bay Beach Park＞だ。
だが、この名前で呼ぶ人は滅多にいない。
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