Ali'i Drive Breeze

The Big Island
ハワイ島で体験した思い出を写真とともに綴る旅日記

ロイヤル・コナ・リゾートのルアウ・ショー

2007年07月23日 | カイルア・コナ地区

妻の天然ボケがスタッフを慌てさせたコーヒー焙煎体験も無事に終えたところで、
ナプウプウRd.から11号線(Mamalahoa Hwy.)へ。



カイナリウを走り抜け、
ホナロからは11号線(Kuakini Hwy.)を通ってAlii Dr.へ。

「午後4時30分にロイヤル・コナ・リゾートのルアウ・エリア前に来てください。」
と、予約時に言われたのですが、コーヒー焙煎を早く終えることが出来たので、
15分前にホテルに到着

 ←Googleストリート・ビュー

『VISITOR』用の駐車スペースに車を停め、
ホテルの車寄せまで歩いて行くと、
ルアウ・エリアの前には既に7人程が並んでいました。
私たちもその列に並んで待つことに。
ほどなく、受付が始まりました

前日、予約の電話を切った後、
座席の位置を確認し忘れていたことを思い出し、少し心配になっていたのですが、
受付で名前を言ってクレジット・カードで清算をすると、
「ステージ正面のテーブル2列に椅子が立て掛けてあるので、好きなところに座ってください。」
とのこと。
心配するほどのことではなかったようです。

PASS代わりのシェル・レイを首にかけてもらい会場内に入ると、
長テーブルがいくつも並んでいます。
言われた通りステージ正面のテーブルに行くと、まだ誰も座っておらず選び放題です。
とは言え、ステージのすぐ前だと近すぎて首が疲れそうなので、
ステージから少しだけ離れたところに座ることに。
一目でステージを見渡せる特等席と言ってもいい席を確保できました。
これで、あとは食事の時間を待つだけ・・・のはずだったのですが。

                        

食事は日没後、午後6時過ぎにスタートなのです。
つまり、遮るものがない屋外で、西日にさらされながら2時間近く待つことに。
良い席で、しかも二人で14ドルも割り引いてもらえたと思えば、
それぐらいの代償など・・・。
と言いたいところですが、
ただ椅子に座って時間が過ぎるのを待つのは、さすがに辛い!
しかも、早々と席に着いているのは私たち夫婦だけ。
最初の1時間は何もする事なく、
椅子に座ったまま妻と二人で喋り続けていましたが、
次第にネタも尽き、空腹の妻はすっかり無口に。
そのうち、シアトルから来たという年配の女性が二人、隣に座りました。
しばらく会話を交わしましたが、それも長くは続きません。
早く日没にならないかと待ちますが、太陽はまだ海の上で眩しく輝いています。

1時間が過ぎたあたりから、さすがに会場内も賑やかになってきました。
やけに強面のバンドマンがステージにあらわれ、「アロ~ハ!」と挨拶。



                        
生演奏をバックに、会場の一隅ではダンサーによるアトラクションもはじまりました。
バーも開いたので、マイタイを貰ってきて飲んでいるうちに、

 

ようやく西の空が赤く染まりはじめました。
司会兼歌手の男性がステージに現れ、ショーの予定と会場についての説明をし、
「サンセットの写真を撮ったら、イム(ハワイアン・アース・オーブン)に
 集まってください。」
と案内。



水平線に太陽が沈んだところで、会場脇のイムの周りにお客が集まります。
司会者が、
イムや土中で蒸されている食材についてジョークを交えながら説明している間に、
土が掘り返され、アルミホイルに包まれた食材が取り出されていきます。

すべて掘り返されたところで、
「まもなく食事になります。テーブルごとに順番にお呼びしますので、もうしばらくお待ちください。」
司会者の言葉に、みんな席へと戻ります。
「ねぇ、いつになったら食べられるの?まだぁ?」
空腹に耐えられなくなっている妻は、子供のように「まだぁ?」を繰り返します。
「もう少しだから、我慢して。」
僕は、夫と言うより父親のような心境で妻をなだめます。

やがて、準備が整った料理卓へ、一番奥のテーブル客から食事を取りに行き始めました。
すると、お腹を空かし我慢が出来なくなっていた妻は、彼らに着いて行こうとします。
「まだだから!」
僕は慌てて妻の手をつかみ、引き止めました。
「え~、ダメなのぉ?」
「あたりまえでしょ!」
我慢の限界を超え、不機嫌モード突入寸前の妻を抑えつつ、順番を待ちます。

ようやく私たちのテーブルの番です。妻は料理卓へまっしぐら。
食事はポイ、マヒマヒ、カルア・ピッグ、
ロミロミ・サーモン
などハワイ独自の料理に、サラダやフルーツ、そしてデザート。
それらをプレートに取り分けます。
早く食べたくて焦っていた妻が、
何故か料理を選ぶときは慎重に吟味し、取り分けていきます。
そして、プレートに盛り付けた料理に納得したのか、
妻は笑顔でテーブル戻っていきました。

「いただきます。」
妻は、カルア・ピッグを一口食べて、
「うん、美味しい。」と、満足気。
ここの料理は、どれも美味しく感じました。
(個人的な感想ですが、
 キング・カメハメハ・コナ・ビーチ・ホテルのショーで食べた食事より、
 美味しかったかも。)
妻は「美味しい。」を繰り返しながら食べています。
分量は、欲張らず程々に取り分けたのですが、
それでもお腹を満たすには十分でした。
デザートを頬張りながら、妻は満面の笑み。
そして、食事が終わったところで、いよいよショーの始まりです。

まずは、ステージでパレオの色々な巻き方を披露。

「へぇ~、あんなふうに巻けるんだ。」
これまでパレオを巻いたことのない妻は、興味津々。
(後日、早速パレオを購入しました。)

そして、会場の照明が暗くなり、松明が灯され、
煙がステージを覆って法螺貝の音が鳴り響くと、
本日のメインイベント、ショー・タイトル『レジェンド&レガシー』が、始まりました。

驚きだったのは、ショーの合間に紹介されたハネムーナー。
会場に来ていた新婚さんを紹介したのですが、
中には、70歳代の男性と60歳代の女性のカップルも!



オクラホマから来たふたりは、明日結婚式を挙げるとの事。
人って、いくつになっても結婚できるものなんですねぇ。

ショーのクライマックスは、やはりファイヤー・ダンス。
登場するなり、ダンサーがメラメラと燃え上がる炎を舌で舐めて見せますが、
お客の拍手が足りません。



すると司会者が小さな声で、「もう一度、もう一度。」とあおります。
『ええっ?』という表情で司会者を見るダンサー。
『いいから、やれ!』という仕草の司会者。
ダンサーは仕方なく、もう一度気合を入れ直し、熱い炎を舐めて見せます。
その遣り取りが可笑しくて、会場から大きな拍手が!
ショーは観客の歓声と盛大な拍手とともに、盛り上がっていきました。



終わってみれば、とても楽しい1時間のショーでした。
印象としては、
以前に見たキング・カメハメハ・コナ・ビーチ・ホテルのルアウ・ショーは、伝統的。
キャプテン・ビーンズのディナー・クルーズは、アダルト・エンターテインメント。
そして、ここロイヤル・コナ・リゾートのルアウ・ショーは、
エキゾチックな洗練されたステージといった感じでした。

この日、
午前中は、カハルウ・ビーチでシュノーケリングをし、
午後は、コーヒー焙煎を体験。
そして、ロイヤル・コナ・リゾートのルアウ・ショーを楽しんだ私たちは、
ショーの余韻に浸りながら、滞在先のコナ・マカイへ戻りました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。