美貌(びぼう)になる唯一の道は、常に心を清潔に洗い浄(きよ)めて置くということである。憎(にく)み、恨(うら)み、邪推(じゃすい)、嫉妬(しっと)は美貌に最も悪い影響を与える中毒剤である。
人を憎んだり、恨んだり嫉妬したりすることは、霊(たましい)の自殺であるといい得るのである。神より与えられたる霊(たましい)はそれによって汚(けが)され曇らされ窒息(ちっそく)し、瀕死(ひんし)の状態になってしまうのである。嫉妬のあるところに正しい物の考え方は出来なくなり、すべては歪(ゆが)めて解釈(かいしゃく)されるのである。正しいものが歪(ゆが)んで見え、清らかなものが汚れて見える。自分の心が嫉妬(しっと)で歪(ゆが)んで汚れているがゆえに、その歪んだ心が映って相手が歪んで見え、自分の汚れた心が映って相手が汚れたように見えるのである。
嫉妬する者の唇は渇(かわ)いて、賞(ほ)め言葉は涸(か)れてしまう。その人の魂はかわいて沙漠(さばく)となり、愛情も彼女の沙漠のような魂をうるおすことはできなくなるのである。そこには如何(いか)なる愛のうるおいもなくなり、どんな魂の花も咲かなくなる。
谷口雅春先生の【新版女性の365章】
第五項・あなたが長く若く美しくあるために
158ページ 嫉妬は美貌の大敵 より
心がネガティブな感情にとらわれないようにし、ポジティブな感情に満たされるように日々努力したいと思います。