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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

撤収作業は進行中

2023年09月15日 06時10分19秒 | 耕作放棄地

例の転勤予定のO氏だが、どうやら農園も撤収作業に入ったようだ。彼の畑を覗いて見ると、部分的だが栽培物の撤去が見られ、残骸物も見当たらない。どうやら撤去した栽培物を持ち帰った模様。そこまでは必要ないかと思うが、後処理を思案したのだろうか。通常パターンは刈り取った野菜等は畑の片隅に積み上げておき、乾燥を待って焼却する。それを面倒掛けるからと遠慮したのかも、だとすれば現代人の若者にあるまじき発想かも・・・・ですね。

真意の程は不明だが、後の作業が捗るのは事実、有り難い処理だ。但し、作業が大変かと思うので、積み上げで大丈夫でしょう。どのみち畑の再利用はだいぶ後のこと、乾燥・焼却の時間は十分取れます。直接対面できれば口頭で伝えるのだが、彼の作業は早朝だ。子狸がモニターに向かってる頃、農作業に勤しんでる事だろう。本欄を見てくれていたらラッキーなのだが。

放置されてる残骸物は子狸が刈り取っもの、彼のように農園外への撤去など発想にもしない。専ら乾燥・焼却の口だ。「焼き畑農業」ではないが、焼却後の灰を肥料として再利用する狙いもある。SDGsがどうのこうのと喚くつもりは無いが、昔ながらの手法にも大きなメリットが存在するものだ。最も、煙たつ長閑な田園風景を眺めたいだけだったりして・・・・・其処らが本音かな。

かくして少しづつだが、彼の撤収作業も進行中だ。転勤・転居を控え作業に追いまくられているのだろう。若き存在とは言え、時間は限られている。農園へと割ける時間も限定的だろう。大変かとは思うが、無理をしない範囲でボチボチと頑張ってもらえたら、幸いかな。関東の地は想像付かないが、新天地での新たな開拓も必要だろう。めまぐるしい変動かと思うが、体には十分気を付けて欲しいものだ。

 

 

 

 

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サトイモの発育状況

2023年09月14日 06時11分26秒 | 耕作放棄地

サトイモが実ってきたようだ。独特な葉を大きく広げ、畑一面を埋め尽くしている。サトイモの栽培は好みが激しいようで、熱中する者は毎年挑戦、好まぬ者は皆目無視の状態・・・・・・と言った印象だろうか。仲間内では4名の者が栽培中だ。上記のように拘り派であり、例年、工夫しながらの栽培が続いている。収穫もそろそろかと思われるので、少し覗いて見ようかと思う。サトイモは高温多湿を好み、夏の暑さが好環境のようだ。今年のような酷暑だと、気温は良いが雨が多くは無かったので、影響はどうだろうか。例年だと、水路を作り、サトイモ畑へと水を導入する事もある。

<百姓候補生氏のサトイモ畑>

サトイモはご存じのように春先に種芋を植え込み、初秋から晩秋に掛けて収穫する。早いものだと、仲秋の名月にはお供えとして利用されるようだ。出自はインドシナ方面らしく、例のタロイモが原種だとか何とか。高温多湿を好むはずだ。歴史は古く、縄文時代後期には伝えられ栽培されていたようだ。教科書では、縄文時代は狩猟採集の時代で栽培農業が始まるのは弥生時代と習ったが、考古学の発達が通説を覆すようだ。歴史はともかく、日本人には好まれたようで、古文書で芋とあればサツマイモでは無くサトイモの事である。馴染みの深い作物なのだ。

<長老のサトイモ畑>

仲間達もこうした傾向に違わず、拘ってサトイモを栽培中の模様。毎年、独特な葉のイモ畑が広がっている。中で、例の「百姓候補生」氏は今年からの初挑戦の模様だ。「長老」から種芋を分けてもらったようで、意気揚々と栽培へ。初挑戦とあって、見よう見まねの栽培だがそれらしく大きくなって来たようだ。状況から見て既にイモはある程度太ってきてるように思われる。彼はサトイモの煮物や汁物が大好物なようで、収穫の日を待ちわびている。

<大御所のサトイモ畑>

例によって仲間達のサトイモ畑を覗いてみるが、何処の畑も青々とした葉で満たされており、発育は順調かと思われる。多くの収穫を期待出来るものかと推測するが、初収穫はお彼岸の頃だろうか。子狸は栽培していなくて、年末に毎年「大御所」からお裾分けを頂戴している。上述したようにサトイモの栽培は高温多湿を好み、水気を要求する。いわば畑に水の導入が出来ないと適切な栽培が困難なのだ。挑戦しがたい理由でもある。

<師匠のサトイモ畑>

 

 

 

 

 

 

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インゲンへの再挑戦

2023年09月13日 05時23分15秒 | 耕作放棄地

インゲンは好きな野菜の一つである。何せ、別称を「三度豆」というように、年に3回も栽培が可能だ。用途も幅広く、とりわけ弁当作りのお宅では重宝される。彩りの実現に最適な模様だ。食べるのも好きな方で、和食にはどんな料理にも似合っているのではなかろうか。流石に年3回の挑戦は無いが、2回なら再々挑戦している。今年も二度目の挑戦を狙って準備を始めることにした。栽培しやすい品目なので、留意するのは「畝作り」と「ネット張り」の2点だけ、手間暇もそう掛からない。まずもって畝作りから。

水捌けのよい高畝とするのは定石どおり、最低でも20センチ高は確保するようにしている。無論、畝立てする前に有機石灰や鶏糞をすき込むのは何時もの如く。今回はそれに米糠を追加した。基本的な畝立てが終了すると、次の作業はネット張りだ。子狸はキュウリネットを流用している。半割の竹の支柱を立て、ネットを張っていく。慣れればどうって事も無い作業だが、最初はネットのよりが解らず、と惑うばかりだった。仲間達は直径数センチの丸竹を横棒としそれにネットをぶら下げる手法だ。子狸は丸竹の入手が困難なのでビニールテープで代用している。ただ強度は流石に弱く、インゲンが生長してくると垂れ下がりの傾向が生じてくる。チームリーダーは専用のステール製パイプを利用しているようだ。竹の枝先を代わりに流用する者もあり、師匠などはそのタイプだ。竹はうまく保存すれば数年の利用は可能みたい。

何時もの手法でネットを張り終え下準備はスタンバイ。本日は種子の準備が出来ていないので、種蒔きにまでは至らなかった。インゲンの種子は割安だ、1袋200円弱で1袋あれば十分過ぎる程の分量となる。種子が安価なので毎回購入してるが、春の栽培物を少量保存しておくのも手法かも。保存も容易だ。

種子を残しておくのも面倒なので使い切るようにはしている。1袋蒔こうと思えばそれなりの畝立てが必要なので、耕地の準備を怠りなく。栽培は至って簡単、取り立てて留意する事項も無く、放任栽培でも可能だ。子狸の流儀も放任栽培に近い。収穫は下から上へと順番に、むしり取るのも可能だがハサミを利用するのが便利だろう。

明日は種子の購入と種蒔きを実施する予定、4~5日もあれば発芽するかと思う。今年は酷暑、まだまだ暑い。種子が暑さに負けることも無いと思うが、雨の予報があれば最適なのだが。そうそう都合良くは運ばない、せっせと水撒きしておきますか。

 

 

 

 

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仲間達の状況は

2023年09月12日 05時46分11秒 | 耕作放棄地

冬野菜の種蒔きシーズンに入って随分とたつ。気がかりなのは仲間達の進捗状況、「大御所」がダイコンの種蒔きを終わったのは聞き込んだが。子狸の現況はダイコンとカブの種蒔きが終わったところ、仲間達の動向を詮索する場合でも無いのだが、そこはまあ。近くの畑だけでもと覗いて見た。一言で表現すると、種蒔き用の耕地の準備が終わったところ・・・・・・と言った状況だろうか。緑一色だった耕地が刈り取られ土色へと変化している。耕耘作業の待機中か始まったところ、と言った雰囲気かな。

日中はまだまだ暑いものの、朝夕はメッキリと涼しくなってきた。窓を開けると冷たい風が忍び込んでくる始末、季節は何時の間にか変化しつつあるようだ。ゆっくり構えていたら、冬野菜の種蒔きシーズンを見逃してしまうかも。気は焦るのだが、なかなか進捗しないのは何時もの癖か。仲間達も日々尽力しているようだが、思うようには進めないのだろう。本日も作業には取り掛かった模様だ。時々の夕立で農園は湿っている。湿度はかなり高く、大凡だが8~9割程度にまで上昇してるのでは無かろうか。ムシッとした生暖かい空気が淀んでいて、労働意欲を阻害する。

意気消沈しがちな周囲環境だが、有り難いのは仲間達の存在。近くで作業を始めていたら、刺激されるのは学校等と一緒、集団生活の有り難みだ。仲間が作業を始めてるのにぼんやりしてる訳にもいかない。かくして周囲に励まされて作業の開始、少しづつだが片付いていく。不思議なもので遅々とした歩みとは言え、行動すれば進捗するものだ。

仲間の行動は人により様々、草刈に励む者、雑草を抜き取る者、耕耘作業の準備を始める者、畝立てを始める者・・・・・各位各様で作業が進められていく。目指すところは「冬野菜の種蒔き」であろう。手順は異なっても、目的は同じ、手法が異なるだけだ。水分の補給を行いながら、蒸し暑さに耐え、ヤブ蚊に襲われつつ進捗していく。早々当地のこの夏はヤブ蚊が存在しない・・・・・・そんなことを既述したが、間違いだった。夏の酷暑を避難していただけで、何処かに潜んでいたのだろう。少し気温が低くなって活動を始めた模様だ。引っ切りなしに襲ってくる。蚊取り線香が必要かも・・・・ですね。

かくして残暑厳しき中、仲間達は冬野菜の種蒔き準備に励んでいる。早ければ年内での収穫、つまり3~4ヶ月の勝負なのだ。ぼやぼやしてたらお節料理に間に合わない。ヤブ蚊に襲われつつも、無駄なく作業を進めて行かないと。

 

 

 

 

 

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冬野菜の種蒔き(1)

2023年09月11日 05時24分18秒 | 耕作放棄地

まだまだ暑さは続いている。日中の気温は30度~33度位、未だ冬野菜の種蒔きには少々暑いのだが、雨の予報が入ってきた。雨降りの前日は種蒔きに好都合、チャンスに掛けてみることに。とりあえず準備した冬野菜の種子は画像の如し、お好み次第だが子狸の選抜はダイコンが基本だ。ダイコンを中心としてカブやハクサイそれにキャベツなどを配していく。栽培者によって取り組みは異なるだろうが、先頭を切った「大御所」はダイコンとハクサイを植え込んだ模様だ。子狸がダイコンを好む理由は、大根おろしにある。ダイコンは煮物を好む方々が多いが、不思議と子狸は手をださない。専ら大根おろし専門で食している。それにご近所のマダム衆に提供しやすい利便性に優れている。丸々太ったダイコンは手軽なプレゼント、1本づつでも結構喜ばれる。

とりあえずダイコンとカブを想定し下準備に。まずは畝作り、有機石灰と鶏糞をすき込んで耕耘作業に。その後は畝立てだ。子狸が苦手な領域なのだ。培土器を利用してれば簡単なのだが、ミニ耕耘機のため力不足、やむなくスコップでの作業となってくる。体力乏しき自称若者は汗と泥にまみれながら細々とした活動を展開する。一畝作るだけで飛び出すのは悲鳴に近い声、何とも情けない。

かろうじて2~3の畝を準備できた。種蒔きだが、個々人によって手法は様々、子狸はダイコンが「点蒔き」、カブは「筋蒔き」だ。缶コーヒーの空き缶を道具に目印のポイントを設置していく。数ミリの深さで穴が空き、その中に2~3粒の種子を蒔いていく。間隔は凡そ20~25センチ程度、割と密植に近い。反してカブは筋蒔き、畝に3筋の溝を作り、パラパラと蒔いていく。思ったよりも数量が必要となり、種子の追加購入とあいなった。カブは聖護院カブを選択してたが、今年から天王寺カブに変更、理由は聖護院カブが少し大きめによる。

雨の降り出す前に最低の種蒔きは出来たようだ。気温が未だ高めなのが気がかりだが、雨のチャンスはそうそう多くは無い。天気予報の精度に期待を掛けてみようかと思う。かくして冬野菜の第一陣はスタートを切った。周囲の仲間達を眺めて見ると、「大御所」と「長老」が既に取り組みを実施してる模様、セオリーどおりの実践のようだ。お隣の「百姓候補生」氏はまだ待機中の様子、冬野菜の発芽適温である15~25度の気温到来を狙っているようだ。

これから11月まで、冬野菜や年越し野菜の植栽や種蒔きが続いていく。気温も次第に低下し、作業も楽になってくるだろう。畦道にヒガンバナが咲き誇るのも間もなく、澄み切った青空が広がり涼やかな秋風の候となってくれるだろう。1年中で一番過ごしやすい時期かも、せっせと農作業に励まないと。早々昨日の森の作業日だが、新規に仲間に参入した賑やかな中年マダム衆も参加された由、ハードな作業に意気消沈となられてなければ幸いなのだが。

 

 

 

 

 

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