秋ナスのシーズンとなって来たようです。タイトルのように、「秋ナスは嫁に食わすな」とも言われますが、文字通り受け止める方はまさかおられることは無いかと・・・・・・。嫁姑の確執があったとしても、そこまで意地悪では無いでしょう。真の意味は、体を冷やすナスを嫁に食わして妊娠や出産の弊害となっては大変だ・・・・・との気遣いの意味合いだそうな。言葉はともかくとして、秋ナスが美味しいのは事実、独り占めしたくなるのも無理は無いかも知れませんね。子狸も好物で、夏ナスが終了した後、早速秋ナス対策に講じます。
秋ナスと言って特別な品種が存在する訳ではありません。夏ナスの収穫後、茎の剪定や追肥を行って秋ナスの実りに備えるだけです。つまり夏ナスの後期バージョンとして秋に実るのが秋ナスですね。9月初旬からが収穫期となります。夏ナスに比べやや小粒ですが、美味しさは秋ナスの方が美味かも。子狸のナス畑は僅か5~6本の茎ですが、少なからず実ってくれます。折々に収穫し秋ナスを楽しむ日々、有り難いものです。無論、スーパーに出向けば簡単に入手可能でしょうが、自家製とは美味しさが異なるようで・・・・・・。
ナスと同時に植え込んだトマトは既に廃棄処分、とっくに役目を終了しました。ナスは二度目のお勉め、春先に植え込んだ茎が青々として元気一杯です。1本の茎が二度も実りを提供してくれますのでラッキーな野菜ですね。栽培も簡単なので、来年は是非に挑戦してみて下さい。
秋ナスが終了しサツマイモを掘り出す頃「年越し野菜」の準備に入ります。年越し野菜とは聞き慣れない言葉かも知れませんが、秋に植え込み冬場を通り越して春以降に収穫する野菜を呼んでいます。具体的にはエンドウやタマネギそれに少し早めですがニンニクやソラマメ等が該当するかと。つまり秋ナスは実りの到来と共に、年内最後の農作業を示すメルクマールでもあるのかと。エンドウとタマネギの対策を終えたら、大きな農作業は完了、静かに農閑期へと移行していきます。同じサイクルの繰り返しですが、毎年豊かな実りに恵まれる幸運に感謝の一言を。