本日は定例の「森の作業日」、幸いに天候も良さそうだ。動き出したら少々暑いぐらいかも知れない。チームリーダーからは早々に指令が飛んでいて、本日の予定は「草刈り」と「タケノコ掘り」だそうな。タコノコ掘りには少し早いような気もするが、どうなんだろう。イノシシ達との争奪戦もあるし、少し早めで良いのかも。草刈りは何時ものパターンだ。既に季節は春、雑草たちも伸び始めだろう。例によって過去の画像を使用しながら、本日の作業風景を予測して見ようかと思う。メンバーの多少の交代はあるかも知れないが、活動内容はほぼ同様だ。
まずもって草刈りから始まるのは何時もと同様、毎回の作業風景だ。真冬を除き、ほぼ毎回作業のメインとなってくる。何せ現場は山の中だ、雑草たちの伸びも半端では無い。毎回、刈払機を振り回しても追っつかないのが現状、ほぼ年中草刈りに追われている状況だ。各位が刈払機を抱え、思い思いに散っていく。危険を伴うので、かなり広めに展開する。エンジン音の響きで、各位の作業状況は概ねだが掴めるのだ。
燃料は持って概ね1時間、程よく休憩の時間ともなってくる。補給を兼ねてホームベースに戻り、コーヒー等で一息入れるのは誰しも同様だ。しばしの休息タイムに話も弾む。情報交換も兼ね、話題は様々なのだ。大半が農作業と兼務しているので、作業手順や作物或いは日程等の話などが多いかな。
そのうちにタケノコ掘りに転じたようだ、トンガやスコップを持ちだし、彼方此方で斜面を掘り始めた。微かに覗くタケノコの頭が指標らしい。名人級になると、頭が出現して無くとも足裏の感触で所在地が解るそうな。残念だが子狸には出来ない芸当だ。現在は退会して去って行かれた某氏がその該当者で、歩きながら次々と所在地を指摘されていたのも懐かしい思い出だ。イノシシ並(?)の能力とも。
タケノコは皮が多くて、剥いたら少なめの内容となってくる。かといって剥いた状態で持ち帰る訳にもいかず、大きなお土産となるのが難儀かな。掘りあげたタケノコは均等に配分するのが習わし、持ち帰って奥方の出番となるのは、何処も同じだろうか。山村地帯特有の巨大な「茹で釜」は当地では見当たらないようだ。竹林は多いが、タケノコへの依存生活は無かった模様かな。
タケノコは春先の珍味、好みはあるかも知れないが年に数回程度は味わってみるべきだろう。季節の便りでもある。自然界の移り変わりを感じつつ食生活を楽しむのも日本人ならばであろうか。購入したら1本千円は下らないだろう、森からの贈り物に感謝しつつ、作業風景を展開しましょうかな。