ふぁいばぁースコープ

不妊治療日記 いつか授かるまでの記録
そして息抜きに、病院こぼれ話(*'-'*)

体外受精へ

2007年11月30日 | 治療日記

引越ししたのは6月末のことでした。

T先生と相談の上、9月以降に体外受精することになりました。
お盆でスタッフが少ないため、すぐは無理であったり
まずはパートナーと一緒に講習を聞いてからであったり
何よりも…「待ち」が2~3ヶ月かかるということでした。


講習は、体外受精についての説明会のようなものだった。

この講習に来ているからといって、
全員が体外受精をするわけではないのです。
もちろん、適応があるから勧められて来ているのですが・・・。

まず、体外受精とは何か。
どんな段階を踏み、どれだけの期間、どれだけの通院なのか。
そしてリスク、確率。
そして、体外受精を断念する一番大きな理由である 費用。
これらについての説明だった。


このリスクと確率と費用のアンバランスさで断念するカップルは多い。


20代後半で、30%は超えるであろう確率も
30代~40代では20%後半。
そして妊娠したとしても流産の確率は高い。
報告こそないようだが、統計上異常妊娠も確率は上がる。

そして費用。

病院によって大きな差があります。


すべて自費となるため、施設ごとの設定となってますが
一回の治療トータルで45万~65万と開きがあります。

この治療は、女性の体に負担が大きいため
毎月できるものではないのです。
たいていの施設では、3ヵ月毎にやっているようです。
もちろん負担は体だけではないのですが…
もし、毎月やっている施設であれば少し注意したほうが…。
経済的にも身体的にもよい治療とは言えないようです。


私はT先生とある程度予測していたし、そうなるだろうと
思っていたので、飲み込みは早かったように思います。

しかし、旦那様は…というか男性は
どうしても目の前に来ないと理解し難いのかもしれません。

しかしそれよりも…

仮に、男性側に100%原因があったとします。
それでも注射をするのは女性だし、薬を飲むのも女性。
診察に通うのも女性です。
体外受精の期間、女性が通院するのは
あくまでも一例ですが、だいたい14日間ほどです。
毎日注射に通わなければなりません。

しかし男性は?
これも施設によってですが、今回の場合たった一日だけでした。
採卵の際、女性が麻酔をするので一緒に来てください、と。
ようするに、旦那様に治療や注射はないけど
帰りは一緒に帰ってくださいということです。


でもたいていのカップルは、積極的に一緒に来るようです。
体外受精までしようというカップルは、これは私の経験上
優しい旦那様が多いです。
別にノロケてるわけではなくて、20代の頃
不妊外来で働いてたときに思ったことです。
なので、麻酔をかけてまでじゃないとできない治療をするのだから
付き添います、という人が多いと思うのです。
もちろん、仕事で来られない人もいますが
優しくて理解がないと治療はできないと思います。


私の旦那様ももれなく優しいとは思いますが、
それでも衝突せずにここまで来たわけではありません。

上にも書いたように、女性側に比べ
理解は乏しく、ピンと来ていないというのが本音だと思います。

・・・本当にそこまでしなければいけないのか・・・と。

私が着々と体外受精に向けて準備している中、
旦那様はきっとまだ悩んでいたのでしょう。









働かナース…ぱーと1?

2007年11月28日 | お仕事 &日記
えー・・・・
治療日記の進みが早く、ちょっと寄り道も多くなってきてますw


今年春まで働いていた医院のお話です



今までの記事でも何度か登場した20代後半ナース
尽きない話題がてんこ盛りデス

30歳目の前にも関わらず、イケてないナースっぷりを
ご紹介しちゃいます(*'-'*)



去年のこのブログでも書いたんですよ。
内科って、のんびりしてるっていうか、おっとりしてるって言うか…

でもそれは遠慮して書いてました(爆


なにしろ動かねぇ


内科って…と思ってたら、どうもその彼女のキャラらしい。

午後、暖かい日は外来が空いてたりします。
先生も奥に引っ込んで休憩していて姿が見えません。

お薬だけって人もいるので、受付さんは常に働いてます。
私は、受付さんの後ろで立ってるか物品の補充。


・・・あれ?彼女がいない・・・?


この「いない」って思うことが一日に10回くらい


奥のスタッフ休憩室でお菓子食ってました、とか

トイレ行ってました(勤務中6~7回)とか

挙句の果ては・・・・寝てました( ̄◇ ̄;)



なんとこのナース、中待合で寝るんです

しかも口開けてマジ寝です(o ̄∇ ̄)o!!ガーン


勤務中ですよ?

お昼休みに寝ることは私だってありますが、

仕事中に寝るナースって初めて見ました(゜□゜)

しかも、周りがみんな働いてるのに、です。




私は「助っ人」であるため、最初から口を出す気は全くナシ

なんとかしてあげたほうが…と思ったこともありましたが…


自分が正社員だったら、絶対黙っちゃいませんけど(゜m゜*)プッ

ていうか、そういう雰囲気(寝るとか)を作らないですよね。



甘やかしすぎだ・・・と思いました。



しかしこのナース。
何も注意しないでいると、悪ぶれた様子もなく何度も寝ます。

あるとき


「 あっっ 」 


と声が聞こえたので振り返ると・・・・・





ヤダ~ヨダレたれちゃったぁ~~





・・・・・・・・・・そのくらいにしとけよ・・・・チッ(・д・)
















旦那様の悲劇っ(||゜Д゜)ヒィィィ!(゜Д゜||)

2007年11月27日 | お仕事 &日記


今日は旦那様のお話です。

旦那様は、機械のメンテや修理がお仕事なのですが
現場は主に病院や薬局
結構奥の方で仕事する機会が多いのです。

先日行った、某産婦人科での出来事です。

産婦人科って言うと、「お産でも見ちゃったのかしら」と
思う方もいらっしゃるかもしれませんが(゜□゜)
いくら出入りの業者でも、さすがに分娩中に分娩室には入れません(爆
まぁ、近いですがw


旦那様の案内された場所は、分娩室の隣の準備室。
そして、みなさまのご想像通り(謎)、隣で分娩が始まってしまいました

経産婦さんだったのか、作業中にあっさり産まれてしまったそうです


旦那様は、修理機械の中を拭こうと思い
雑巾を濡らしに準備室の洗い場に行きました。

シンクに向かった旦那様。

フッと脇を見ると、膿盆に入った 内蔵 が Σ(▼□▼メ)


旦那様は、私に話す際 「 そらまめ皿 」と言いましたが
膿盆とはコレです







旦「 あれって…胎盤?だよね?… 」

私「 あぁ、そうでしょうね 」←しれっ

旦「 えらいもんみちゃったよ・・・びっくりした・・・ 」



しれっとしてますが、ちゃんと慰めましたょ


「 まぁーね、肝臓だったらもろレバーだし、心臓とか胃とかって

  想像つくでしょ?よりにもよって、一番グロいもの見ちゃったね

  内臓のなかでも一番ナマナマしいんじゃない? 」



しかし、その後グロさにめげず、再度覚悟して洗い場に行ったそうだ。

すると膿盆にはもう胎盤はなく、(´▽`) ホッと安心して

足元を見ると・・・


さっきの胎盤が、普通のビニール袋に入っている( ̄■ ̄;)



「 皿に入ってるとまだ病院っぽいけど、ビニールはダメ…
 
  映画の「SAW」よりもグロかった…_| ̄|○ 。。。 」



・・・だそうです(爆 



私 「 ちょっとアタシのこと、尊敬した? 」

旦 「 うん・・・する・・・ 」



でもそういう旦那様、しっかりご飯食べながら話してました(゜m゜*)プッ



  






人工授精

2007年11月26日 | 治療日記

先週お話したような言葉にめげず、治療も同時に始まりました。

先生は、体外受精を早めにしたいと言ってくださったのですが

体外受精だと、お休みが一時期頻繁になってしまう。

家が建つのが2007年の6月ということもあって、先生は

仕事も終わり、家の引越しも終わってからにしようと判断されたようです。

これはきっと、ストレスが妊娠しない要因としてとても大きいからだと思います。



人工授精は、簡単に言うと排卵日に精子を持参し、

子宮や卵管に入れること。

そのあと、黄体ホルモンを調節するために注射をしたりします。

なので、毎月治療することができます。



先週の記事のように、注射が苦手~~なんていってられません(笑

病院によって、お薬は違いますが…

この手の注射薬は、たいてい痛いです(泣

体外受精のお話を今後しますので、そのとき詳しく書こうかと

思っているんですが、中にはハンパじゃない痛みの注射も…




仕事をしながらだと、さすがに毎月、と言うわけにもいきませんでした。

年末年始はできませんし、排卵かな、と言うときに限って

世の中3連休だったりと…

結局、私は5~6回の人工授精を行いました。



そして生理が始まる度、前触れがある度、

旦那様の理解が足りなかったとき、他人に何か言われるたび

何度泣いたかわかりません。

生理用品を買うだけでも辛くて涙が出ます。



それでも、一日生理が遅れただけで、

出血が始まっても、もしかして着床出血かもしれない、

体温が下がっても、明日にはもしかしたら上がるかもしれない、

今度こそ、かもしれないと強く思いながら。




診察室から泣いて出てくる人もいます。

治療すらできない病気の人もいます。

ここでくじけるわけにはいかない。

だけどいつまで頑張れば…


退職や引越し、通院と・・・

毎月涙しながらあわただしい年越しをし、2007年6月には

無事に引越しをし、次の段階へ入ったのでした。



注射がキライ!ぱーと2

2007年11月24日 | お仕事 &日記

今日、チーズスフレケーキを作って、形に失敗したのりです(謎

味はよかったです(^▽^;)



今日の注射の嫌いな方はこの方です


30才くらいの女性 既婚 子供は一人

髪は黒く長く、目もパッチリ

背は高めで165センチくらいあるだろうか

体重は…

体重は…

体重は… ←りかさんの真似(爆





推定体重 110キロ(マジ




そんな彼女ですが、風邪をこじらせてしまい、病院へ
点滴をすることになりました。

嫌な予感…というか、そのまんまです。

入るはずがありません(゜▽、゜)

刺されること十数回。
そんな痛みの中、彼女は言いました。



「 アタシぃ~…注射…嫌いなんですぅぅ~~ 」


そこにいた人100%が思いました。




だったら痩…!!!!…



…声にならない叫びでした。



ちなみにこの方の旦那さんと息子さんをお見かけしたことが。

エエ、やはりデ…いえ、巨漢なご家族でした( ´-`)

小学生の息子さんが、でっかいアイスを頬張っているところを目撃したので、
あーやっぱりな…と思ってしまったのでした。



お願いです、病気しないでください…








数々の暴言

2007年11月23日 | 治療日記

昨日お話した、今年までお勤めしていた医院でのお話です。

そこは受付さん2人、ナース2人、助手1人がお勤めしている。
私はそのナース2人のうちの一人になった。
受付さん2人は20代で、とてもいい子だった。
そして助手さんは50代。
問題のナースは20代後半。

みんないさかいはなかった。
輪を乱さないように努力してるのがよくわかった。

私の治療のことは、初めから話してあった。
すると、もう一人のナース Sさん は婦人科で治療中であると教えてくれた。

未婚で恋人は…勤めてる間に三人聞いた気がしたが、最後の男性と今も
お付き合いしているらしい。
まぁとにかく、常にセックスパートナーはいる、という具合だった。

彼女の婦人科のほうは、卵巣に問題があるらしく、経過を見ている、
ということだった。

私たち夫婦の不妊について、色々心配(?)してくれていたようだ。


Sさん 「 のりさん、○○してからエッチすると確率いいらしいですよ! 」


その○○とは…命がけの行為だった。
普通に考えたら…いや、考え付かない話である。
脇で聞いていた助手さんが、ハラハラした顔で私を見る。
…大丈夫ですよ、怒りませんよ、と言う意味でちょっと笑ってみたりした。
仕舞いには、「 やってみてくださいよ! 」とまで言われた記憶がある。


またある日は。

Sさんの一日何度も聞く独り言だったりする。

Sさん 「 あー胸が張っちゃって~…生理来ないんだよなぁ~… 」


この独り言に私が無視していると、話しかけてくるようになった。

Sさん 「 こんなに胸が張るって、妊娠かもしれないですよね!? 
      妊娠してたりして~ 」



毎日、しきりに彼の話をし、具体的に会話の内容などを赤裸々に話す。


Sさん  「 カレシね~、アタシが妊娠しにくくて~、たまにしか
       出来ない体だってわかったら じゃあ作ろうよ!って
       言うんですよぉ~
       アタシも、コドモだけは欲しいしぃ~ 」








…コメント受け付けてませんので、皆さんの反応がわかりませんが(笑

これで私、1回も怒ったこともなければ、顔に出たこともありません。
まぁ、影では「こういうこと言われてさぁ~」くらいは言ってましたが。
これがオトナってことなんでしょうか(謎

怒る価値のない人間と判断したってのもあるんですけどね。
とにかく、横で聞いてる助手さんが、きっといつもハラハラしてたことでしょう。

もちろん、これだけではなかったけど、もう忘れるくらいありましたので(爆


私は別に、不妊治療をしているからといって、腫れ物に触るようにしてもらいたい
わけではないのです。
ただ、人として。
ある程度のデリカシーってものは必要だと思うんです。

これは誰とは言いませんが、
「 ○さんは4人も子供がいるんだって~そんな人もいるのにねぇ~ 」
と、言われたこともあります。

コドモが出来なくて悩んでる人は、たいがいこのくらいは経験あると思います。


ただ、私が言いたかったことは、先日の記事でも書いたように
医療従事者こそ、デリカシーもなければ理解もない現実がある、  
ということです。

私自身、「暴言」を吐いていないかどうかを日々、 
思い返して反省したいと思います。







経済的不安と社会的な理解

2007年11月22日 | 治療日記

医者から出た言葉でショックを受けつつも、働かなくてはとの思いが先だった。
このあたりで、私はすでに若干のトラウマになっていた。

本当であれば、一番理解のあるべき医療に携わる人間に一番理解されない。
最初のクリニックの出来事も大きかった。
デリケートな問題を忘れられる、いわば無関係、なのだと思い知らされた。
じゃあこれが体の不調を訴える いわゆる「普通の病気」なら
忘れられることもなかったのか。
体調が悪くなければ休めないのか、となる。

病院なんてそんなもの…いや、体調が悪くても休めないのが病院だった。

働き始めてすぐのことだった。
私の通勤用の車が壊れてしまった。
もう10年以上で、買い替えを余儀なくされた。
しかし、これから家を建てようというのに…
半年ちょっと働いたお給料の 80% が軽自動車に消えてしまった。
家と治療のために…と思ったお勤めが、車のためになってしまった。


実際、勤め始めるとスタッフには理解があるように思えた。
「休んでいいわよ」と言ってくれるのだ。

しかし、少しずつわかってきた。
「休んでいい」と言うのは、「わかってるわよ」という意味なのだ。
「仕事を休んでいい」か?というとそうでもないのだ(笑

なので、私が「今月は休まなくていいです」と言うと、「あらそう~?」となる。

それでなくても、治療先の病院だって休みはある。
日曜日はもちろんやっていない。
排卵日が日曜だったら…土曜か月曜にずらすしかない。

そうやって、なんとか月曜に合わせつつ、「人工授精」をやっていくことにした。
先生は、私の年齢を考慮して「体外受精」を早くしたかったらしいが…
私としても、なるべく自然に近いほうが…とも思っていた。

その自然、に関してちょっとだけ。

人工授精も体外受精も、もっと人工的なイメージがあった。
もちろん、教科書的にはわかってたが…

でも実際は、自分の卵子であり、旦那様の精子であり
あくまでも「助けてあげる」という印象だった。
これはその病院や先生方の人柄も左右しているかもしれない。

そして、代理出産を否定するものでもありません。

「何が正しいか」は私たちの判断するところではないと思ってます。
あえて「正しい」のか「間違い」なのかを分けるとしたら、
「自分の子供に手をかけるような人間が授かること」ではないでしょうか…

明日は、その医院での「言葉の暴力」を書きたいと思います。
私って…温和だったんだな…と気がついた出来事です(謎)










注射がキライ!ぱーと1

2007年11月21日 | お仕事 &日記

なんだか、治療日記を毎日アップしてると

あっという間に現在に追いついてしまいそうで(^▽^;)

いやべつに追いついてもいいんですけど(謎)



今日は、先日我が家であったお話です。

おとといの記事でも書いた医院のお話です。


もうインフルエンザワクチンを予約せねば、と思った私は

その医院にいる、仲良しの受付さんに頼もうと思ったのだ。

そこは順番が取れるので、待たずに昼ごろ行けばすぐ出来るメリットがある。

旦那様に聞いてみた。



私   「 ね、ワクチン○○医院でいい?○ちゃんに頼もうかと。 」

旦那様 「 あー・・・うー・・・ん 」 気乗りしてない

私   「 あそこなら待たなくていいから、早起きしなくてもいいよ。

      疲れてるんだから、そうしない? 」

旦那様 「 注射…あの人が…? 」





実は色々あった職場だったのですが、さすがにはばかれるかと思い

ブログには書いてなかったことが

そこはナース2人。

一人は産休明けた人なので、旦那様は知らないのだが…

問題は私と一緒に働いてた28歳ナース



私が働いている間、旦那様が体調を崩したり、検診で引っかかったりと

二度ほど注射をしてもらっている。

旦那様はしっかり血管が出るので、まったく心配してなかった私。

しかし、二度とも見事に外され、点滴も漏れて痛い目に



旦那様 「 あの人に注射してもらうのヤダ

      混んでてもいいから△△医院にする 」



ワクチンは、血管に刺すのと違って誰がやっても正直一緒。

旦那様ももちろんそれはわかっている。

なのにここまでゴネるとは…

旦那様を注射キライにしてしまった あのナースにちょっと怒り…

いや…他にも怒り…はまた後日(゜m゜*)プッ




くっきぃの近況

2007年11月20日 | カメ・かめ・KAME
最近、まじめなお話でどうも暗くなりがちなので

今日は違う話題で



先日、「くっきぃは元気ですか?」と暖かいメッセいただきました

ありがとうございます

調子に乗って、くっきぃの画像でお届けします






 
シェルター代わりの植木鉢にもぐってました




  
眺めてた私に何よって顔です





 
大きくなったので、シェルターがハマってます




 
おなかが空いたみたいです





実は、くっきぃのお兄さんでもあった「かめぞう」が今夏お空に行きました。

8月11日でした

10年以上一緒だった私は、自分でもびっくりするほど泣きました。

たくさん引越しに付き合ってもらって、これが最後のお引越しだねって

言っていました。

かめぞうを洗ってあげやすいように、水道やガーデンパンも設置しました。

新しいおうちに来て、一ヵ月半。

かめぞうは幸せだったでしょうか・・・

おうちにある、一番キレイな箱を用意し

タオルで包んでかめぞうのご飯をたくさん一緒に入れてあげました。

来年、お墓参りに行けたらいいなーと思ってます。




仕事と治療、そして生活

2007年11月19日 | 治療日記

7月の検査で、卵管が通ったとはいえ
私の年齢はそのとき37歳になっていた。
先生には、すぐに治療することを勧められた。


しかし、そのとき色々な問題もあった。


ちょうど最初の仕事を辞めた頃の10月。
家を建てる話が持ち上がっていた。
私は最初反対した。

「治療しなきゃいけなくなるかもしれないのに家なんて!
 治療にいくらかかるか知ってるの!?」

と、旦那様に言ったのを覚えている。


道理で、お義母さんが「仕事辞めなくても…」と言ったわけだった。
結婚当初、「女性は働かなくても…」ということを言われていただけに
なぜ退職にいい顔をしないのかわからなかったのだ。

知らないところで新築の話は進んでいた。

義妹夫婦が同居していたが、家を建て、そのまま同居することになっていた。
敷地を半分にして。

私たち二人の問題だけではなかった。



働こう、と思った。


そして卵管造影をした翌8月から勤め始めた。

そこは産休代理で、3月までの半年ちょっとの仕事だった。
家のことがあるので、私には都合がよかった。
そこは毎週日、月曜日がお休みだった。


しかし、治療も進めなくてはならない。
面接のときに思い切って聞いてみた。
どうか快く聞いてもらえないだろうか、と。

「不妊治療をしています。ときどきお休みをいただきたいのですが…」


先生はとても優しい人だった。
口調も柔らかい。
しかし、出た言葉はこうだった。


「うん…みんな病院へ行くのも、月曜使って行ってるから
 なるべく月曜に行ってもらいたいんです」

そんなことが出来るわけがない。

排卵に合わせて通わなければならないのに、無理に決まっている。
しかも医者の口から出た言葉だっただけにショックだった。