ふぁいばぁースコープ

不妊治療日記 いつか授かるまでの記録
そして息抜きに、病院こぼれ話(*'-'*)

ヤ○ザな患者さん♪

2005年05月31日 | お仕事 &日記
以前いた病院での話。
夕方新規の入院患者が来るとのことで、外来から連絡を受けた。
病名は「ムチウチ」。
整形病棟なので、ムチウチって言われると軽症なんだなって思っちゃう。
あぁ、じゃあ頚椎(首の骨)損傷とかっていう大変なことじゃないんだなって安心した。
しかし、先生や外来師長がなんとなくピリっとしてる。
「 なんだろう? 」
お迎えに言ってすぐに答えが出た。



ヤ○ザさんなのね・・・


今までの経験上、ヤ○ザさんって言っても比較的組長とかの上の人は害がない

問題なのは若いモンで(謎)、この人はどう見ても年齢が上だし大丈夫だろう。
病棟へ連れて行き、大部屋に案内する。
しかし・・・・
入院時の問診(アナムネ)はどうしよう・・・・


ちょうどそのとき、私の指導してた後輩がいたのだが(プリセプティー)・・・・よっ・・・弱すぎる・・・・


まぁ、ほぼ特例と思い、私が行くことにした。(基本的に怖い物知らず)
大部屋内で問診する。


私 「住所は~・・・こちらでよろしいですか?」

ヤ 「あ~明日引越しなんだよ」

私 「そうですか、では明日番地等お知らせください」

ヤ 「あ~、下のモンに調べさせるよ」

私 「そうですか~」←聞いてない


私 「ご職業は~?」

ヤ 「ヤ○ザ」





6人部屋がシーーーンとした。

私 ←動じない

「 ヤ○ザって、何業になるんですかねぇ~、自営業?違うか~~?金融?」←ヤバイって(-"-;A ...

ヤ 「 何でもいいんじゃねぇ?」←笑ってる

私 「 そうですねぇ~何でもいっかぁ~」
 
ヤ 「 ねぇねぇ、看護婦さん。今から外出してもいいかなぁ?」

私 「 
ダメです

ヤ 「 ダメかぁ~~」



・・・・私はその仕事を終え、日勤を終了。
友人とそのまま病院近くの行きつけのバーへ行った。
すると、バーの店長が・・・・

店長 「 今日さ、ヤ○ザが入院しなかった?」

私  「 (゜∇゜ ;)エッ!??何で??」

店長 「 有名なんだよ、あの人。もう俺には情報来てるよ、いるでしょ?
     あのヤーサンは、昨日
ムショから出たばっかなんだよ」

私  「 へーそうなんだ~良く知ってるね」←動じない



なんて話をしてるうちにお店にお客さんが来た。


なんとその
ヤ○ザさんじゃないの(゜ロ、゜)


私 「 !!!外出届けは??!!」

ヤ 「 あ・・・あ~・・・メシだけ、酒は飲まないよ?すぐ帰るから・・・」

しかし、右手にはすでにジョッキが(゜ロ、゜)。

私 「 一杯なら見ない振りするからね?」

ヤ 「( ̄▽ ̄) ニヤ すぐ帰るね!」


その後退院まで、結構行いのよかったヤ○ザさんでした♪

  ・・・・あ、なんで
ムショだったかというと。
どうやら人を刺したようです。
私の動じなさもチョット控えたほうがよかったみたいです・・・

メンズサイズなオンナ  2

2005年05月30日 | お仕事 &日記
ダンナ様のブログでまたもやメンズサイズなオンナが発覚(゜ロ、゜)
詳しくは
こちら

これは決して自慢ではないぞ?
単に背がデカイだけだ。
しかも、Gパンといえばブーツカットを買うので
引きずる程度で買ってしまうためこうなるだけだ。

同じ身長でも、エライ差がついてるのがウチのクリニックの相棒ナース。
10歳年下で、身長は私と一緒。
たぶんGパンは私と一緒で苦労してると思われる。
しかし、決定的に顔が違う

年寄りには背格好が似てるため、「アンタラ似てるね~」と言われるが、
きっと相棒は複雑だろう・・・
んだって、相棒は
かなりの美人だから。

んでも、キレイなんて言われる機会のないアタシ。
そんなお年寄りに言われてもチョット
お得な気分になっちゃうわ~(カンチガイ

落ち込み凹み

2005年05月30日 | お仕事 &日記
今日はちょっと落ち込んだなぁー・・・
一月くらいに静脈注射をしたオバサン。
アタシ、漏らしたんだよね。
確かにそのときは痛いとは思うんだけど、ずーーーーっと言ってくる。
「ココ痛いのよ、
あれから

そんなわけないって。

普通は漏れても吸収されるので
当日には痛みは引く。
点滴ならもっと痛いかもしれないけど、1cc漏れたか?くらいでよ?
それでも注射してほしいと言うし、おかしいなぁって思ってた。
あるとき、診察してもらいたい、
注射の後が痛いからと言うので診察へ入れた。
当然、先生も言う。

「そんなわけないよ、
もう2ヶ月前なんでしょ?あり得ないよ。」

(´▽`) ホッ 納得してくれるかな・・・

それからしばらくこなかった。

しかぁし!!
オバサンはやってきた。
しかも、今日。
腕がまだ痛いのよ。

あの・・・
5ヶ月以上経ってますケド・・・

しかも、待合室で他の新患さんと話しながら

ホラ、あの看護婦よ」とか言ってるし・・・

丸聞こえだし・・・


あまりにも悔しいので、もっともっとうまくなってやろうと思ったのでした。

救急車

2005年05月29日 | お仕事 &日記
今日は救急車について話してみようと思います。
というのも、あまりにも軽症で、または意外なことで救急車を呼ぶ人っているんだなぁ、っていうのが
結構あるので、チョット紹介しちゃいます。


手の小指を浅く1センチくらい切ったお兄さん
    ・・・・絆創膏なかったんだよね?・・・


魚の骨が喉に刺さって取れないオバサン
    ・・・・きっとつばものみこめなかったのよね?大笑いしてたけど・・・


肛門からお酒のビンを入れてしまったオジサマ
    ・・・・さ・・寂しかったのかな?・・・


尿道口からマチ針を入れてしまったオバサマ
    ・・・・相手に遊ばれてたんだってね・・・


通勤途中の下痢のサラリーマン
    ・・・・当直医にトイレ行かなかったの?って言われちゃったね・・・


・・・・などどいろいろです。
中にはタクシー代わりに使う人もいますね。
命にかかわる人が乗れなくなると困ります。
みなさん気をつけましょう~~~

大好きな千代ちゃん

2005年05月28日 | お仕事 &日記
いままで働いてきた中で、一人とても好きだった患者さんがいます。
その方は、70代の女性で「千代ちゃん」(仮名)。

整形外科病棟にいた認知症の方で、大腿骨骨折の術後感染で
ずーーーーーーーーーっと入院してました。
下半身はほとんど固まってしまっていて、全介助。
食事、排泄など何一つ、自分ではできない人のことを言います。
そして固まっている足をとても痛がります。


・・・・なんてちょっと真面目チックに書きましたが。
ナースの間では、全介助な為、面倒と思ってた人もいたようですが、
私は大好き!!
かわいいって言ったら失礼かもしれないけどでも
カワイイんです。


私  「千代ちゃん、オハヨウ~~」
千代 「おぉはよぉぉおおお」←語尾があがる(* ̄m ̄)プッ
私  「ご飯食べよっか!!」介助を始める。
    「今日はお魚だよ?おいしい?」
千代 「おいしぃわよぉぉおおおお」

そして足の処置が始まると、痛さのあまり千代は叫びまくる。

私  「千代ちゃん、ごめんね~がんばれぇ~~」
千代 「いたいよぉぉぉおおおお(T△T)」
私  「ごめんねー・・」処置を続ける。
千代 「いたいおぉぉおおおお
おおおお
それでも処置はなかなか終わらない。
毎日のことでも千代は辛いのだ。
そしてついに千代の我慢の限界が来る。

千代 「
この看護婦ぅぅぅぅうううううう!!!



(-ι- ) クックック

悪いとは思いつつ、私達はおかしいのだ。
だって、普段から千代の発する言葉といえば、


オハヨウ
イタイヨーー
オイシィ

くらいしかないのだ。

なのにたまに変わった言葉を言うと嬉しくなってしまう。


そして、ある夜勤のとき、変わった言葉を聞いたことがあった。
千代は夜中はよく寝るが、痛みで時々寝言を言う。


うおぉぉぉぉおおおお
いつものことなので、大抵のナースは放っておくが、私は一応様子を見に行く。
そしたら寝言ではなく、起きていた。
しかも目はパッチリ。

 私 「千代ちゃん?どうしたの?」

私に気がついていないらしい。
近くに寄って声をかける。

 私 「千代ちゃん?」

千代 「
ビクッッッ

(* ̄m ̄)プッ

 私「(笑いをこらえながら)どうかしたの?痛むの?」

千代「いるぅぅぅ(T△T)」
 
 私 「え?なにが?」

千代「(指を指して)そこにぃぃぃぃぃい」

 私「・・・・・・・・・え?( ̄Д ̄;) 何がいるの?」

聞いちゃいけないかなって思ったが、つい聞いてしまった。
  
 
千代「車がいるぅぅううう」

私 「(´▽`) ホッ 車?車がいるの?」

千代「
患者を乗せる黒い車がいるぅぅうううううう

私 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


このときばかりはうれしくなかったです。
そして千代ちゃんに元気でいてほしいと思いました。
彼女は転院していきましたが、今でもきっと元気で
イタイヨーーーって言っていてくれてると信じています。

旧日本兵のおじいちゃん

2005年05月27日 | お仕事 &日記
先日日記でも書いたが、90歳のおじいちゃん。
ちょっと前に戦争の話をしてくれた。
ここS県は暑いね、っていう会話から、始まった。

おじいちゃん 「わぁたしが兵隊やってたのは外国でね、そりゃぁもう暑かったですよ・・・
         みんなね、暑くて体調が悪くなって辛い思いをしていたんですが、
         わぁたしは大丈夫でねぇ。
         んだってね、ここS県は暑いでしょ?
         だからネ、割合平気だったんですよ。 」

      私  「そうなんですか!でもご無事で帰ってこられて良かったですよ~」

おじいちゃん  「そうですねぃ、わぁたしが行ってたところはネ、

        
フィリッッだったんですけどネ」

       私 「フィリピンですか~~ 」>

おじいちゃん  「そりゃぁもう
フィリッッは暑くてねぇぇ~・・・」モゴモゴ・・・


・・・・・と、貴重なお話をしてくれた。

今日あたり、ニュースでは旧日本兵がフィリピンで見つかったと騒いでいる。
おじいちゃん、今頃ニュース見て、


「 あぁぁ~の人、知ってるよぉぉ~~・・・」

・・・・・なんて言ってるかも。(* ̄m ̄)プッ

言葉には気をつけよう

2005年05月26日 | お仕事 &日記
ご承知のように私はクリニックで働いている。
当然言葉には気を使う。
やはり、病院では使ってはいけない言葉はある。
わかりやすく言うと、患者様がいくら仲のよい人であっても、
「また来てね♪」なんてもってのほか。
しかし、いくら私達が気をつけてても、患者さんが口走ることも多い。
ましてや、小さなクリニックなら尚更、慣れ親しんだ人がつい・・・ってことも・・・。




患者Aさんの場合

そのAさんは犬を飼っている。
職員は皆そのことを知っている。
なぜなら、いつも車に犬を乗せてきていて、リハビリ室から丸見えだからだ。
しかし、当然他の患者さんは知るわけがない。
その犬のことをAさんが「娘」と呼んでいることも。
ある日、犬が一緒に来なかった。
Aさんは元々声が大きいが、更に大きな声で私達に報告した。


「ウチの娘、乳癌でさ~!もう助からないって。手術もできないんだってよぉ~~」

シーーーーーーーーーーーン


Aさん・・・ここは外科です。
乳がんの患者さんが何人いると思ってるの!!・・・とは言えず・・・
しかし、リハビリ室にいたほかの患者さんがピーーンと張り詰めておる。


どっどうにかしなきゃ!!

私「あっあっあのっ犬ね!犬!犬のむすめさんよね!!!」

私がこの言葉を叫んだあと、リハビリ室のほかの患者さんの空気が和らいだのを
おもいっきり体感しました。ε-(´・`) フー




患者Bさんの場合

私「じゃぁ、明日消毒にこれますか?」
B「あ~明日ね~~、葬式になるかもしれないからなぁ。」
私「・・・・かも?」
B「うん、まだわかんないんだよね」
私「あ、危ない方がいらっしゃるのね・・・」
B「いや?たぶん死んでると思うよ?」
私「(゜◇゜)・・」
リハビリ室の若い男性患者「(爆)なんだよ、かもって・・・プッ」
 




患者Cさんの場合


私の友人Kさんの母上のお話です。友人の希望もあり、私的にもオイシイ話なので書かせていただきます。
母上さまは入院されてICU症候群になったそうです。
わかりやすく言うと、チョットおかしくなっちゃったんですね。(失礼)
大部屋にいらっしゃったようですが、そんなとき、お隣の患者様が危篤に陥りました。
危篤の方の娘さんが泣きじゃくり、声をかけます。
「お母さん!」

母上
  「 はい? 」

返事しちゃったよ(゜ロ、゜)  

・・・・・・・・気を取り直して・・・

いよいよ、ご臨終のときを迎えようとしています。
娘さんは更に呼びかけます。
「 お母さん!!頑張って!!」


母上「 ♪しっあわっせはぁ~~歩いてこっないっ だぁ~から歩いていくんだよぉ~~♪ 」


歌っちゃったょ・・・・( ̄Д ̄;)


その病院ではいまだに語り草になっているそうな・・・

癒し

2005年05月25日 | お仕事 &日記
今日はネタがなかったので私の癒しについて書いてみようと思う。
普段はまったりネットしたり、ひたすら寝たり(爆)。
寝るって行為はかなりの癒し効果を持っているかなぁ。

あとは、マッサージだ。
我が家には、私がわがまま言って買った「足マッサージ器」がある。
でも、先日電気屋さんで見た最新のマッサージチェアに
ものすっごく惹かれてる。
30万とかするので買えはしないけどね・・・。
前はよく行ってたのが、ナントカ式マッサージ(ぉぃ)。
足ツボだ。
しかし、一回5000円とか平気でするので最近は行かない。
自分がナースしてるわりに言うことじゃないかもしれないけど、
あーいう職業の人って大変だなって思う。だって、人を癒しちゃうんだもん。
ちょっと尊敬。

あとはウチのカメが癒しになってる。(過去の日記参照)

最後に、私のブックマークにもなっている「あさいみほ」さんのベア。
我が家には大小合わせて5~6点あるが、これも癒しの一つ。
彼女の作るベアは優しくて、私も友人への出産祝いでオーダーするのですが、
すごく好評です。

患者さんに見えちゃうモノ・・・

2005年05月24日 | お仕事 &日記
ななさんのトコロからトラバです!!

そしてやっと字を大きくすることを覚えました・・・・

患者さんに見えちゃうもの・・・それはオバケだけじゃない。
私達に見えないものが見えるのです。

50代男性、確か腰の手術後だったと思う。
当時で約2週間の安静で、しかも頭はちょっとしか上げられず。
彼にしたら天井しか見えず2週間・・・
1週間は持つんだよね、なんとか。
でも、10日も過ぎたあたりから狂いだす・・・
  
いつものように天井しかみえない彼。
 
ナース 「こんばんわ~、どうですか?」と近づいていく。

彼 「・・・・・」視線は天井。

ちょっと様子がおかしいぞ?

ナース 「どうしたんですか?」

彼 「・・・・そこ・・・





マジンガーZがいる    


ナース「・・・・へぇ~・・」(-"-;A ...

どうしろっていうのさ(爆)。
大部屋ではみんなクスクス笑ってる。
正直アタシ達もおかしいさ。
でも笑うわけにもいかないし。

翌日主治医に報告。

ナース「○○さん、
ついに天井にマジンガーZが見えました。」

主治医「おぉ、そうか。じゃぁ少し動かそう、はっは。」

更に一週間後、彼はマジンガーZが見えてたことは全く覚えていなかった。






私のオバカ指数

2005年05月24日 | お仕事 &日記
ダンナ様は言う。
私のことを 「かなりのオバカだ」と。
自分でも結構バカとは思うが、そこまでひどいだろうか・・・?
皆さんに、「それくらいあるよ~~」と言っていただきたく思い(謎)、箇条書きにしてみる。

① 今のマンションに引越して1年半。いまだに何度も同じ場所に頭をぶつける。

② 夕飯に揚げ物(フライ)をしようと前もって決めていたが、卵がないことに直前まで気がつかない。
  慌てて買いに行き、戻ると更にパン粉がなかった。

③ てんぷらを予定していたのに、油がないことに直前まで気がつかない。

④ 買い物メモを書くが、持って行くのを忘れる。

⑤ 財布を持たずに買い物に行く。

⑥ 職場に忘れず持っていきたい物を「忘れないように!」と玄関に置いておきながら忘れる。

⑦ 「新幹線は何線?」と聞いたことがある。


・・・・・自分で書いててチョット_| ̄|○ ガクッと来た・・・。
やっぱひどいかも・・・・・