2006年01月25日
ロシア滞在通算136日目
【今日の写真:真っ黒になった道路の雪。ボスタニヤ広場駅前にて。雪の時には、道路や歩道の雪がかなり汚れているので、それが跳ねてズボンの裾が汚くなってしまう。】
今日の主な動き
08:44 出かける
08:53 マヤコフスカヤ駅
09:03 バシレオストラフスカヤ駅
09:12 学校
12:21 バシレオストラフスカヤ駅前のマクドナルド
12:45 コピー屋
12:50 バシレオストラフスカヤ駅
13:00 ガスティニードヴォル駅
13:10 日本センター
16:09 ネフスキー通り駅
16:19 マヤコフスカヤ駅
16:32頃 ボスタニヤ広場駅前の花屋
16:45頃 ジュコフスキー通りの”Музей Щоколада”
16:57 帰宅
夜、レーナの誕生日祝い
授業で先生が説明したところによると、今日は「学生の日」らしい。なぜ「学生の日」なのか、理由はよく覚えていないが、学校近くのディスコが学生は無料になるのだそうだ。 今日の授業では学生の日の話題と、もう一つロシア語とフランス語の類似点について皆で語った。ヨーロッパ旅行の際、パリでフランス語を学んでいる友人Iとも話したのだが、フランス語とロシア語には似ている単語が少なくない。授業で例が挙がったのは、エターシュ(階)、レジッセル(映画などの監督)、キノー(映画)などなど。また、二人称の複数形を一人に対して用いるときは、相手に対する敬意を表すというあたりも一緒。私も2年間フランス語を勉強したことになっている(もっとも、残念ながらほとんど忘れてしまった)が、フランス語の、”r”の独特の発音は特に印象に残っている。実は最近、ロシア語の”х”の発音がフランス語の”r”の音によく似ていることに気づいた。
単語、文法、発音などところどころに類似点があるロシア語とフランス語。ロシア人がフランス語を学びやすいわけも分かる。そして何よりも、ロシア語やフランス語は響きが大変美しい。母音がベタベタとしつこい日本語や、他のアジア系の言語の音に比べて、とてもきれいだ。ロシア語をちゃんと勉強したら、もう一度フランス語をやり直してもいいなと思う今日この頃である。
授業の終わりに、先生が、私が昨年12月30日にフィンランドから出した手紙が一昨日届いたと教えてくれた。ヘルシンキの郵便局から一緒に日本へ出した手紙は5日くらいで着いたのに、日本よりずっと近いペテルブルクまで3週間以上もかかっている。ロシアの郵便事情はかなり悪く、市内の郵便も配達されるまで5日はかかると言われているが、まさかこんなにかかるとは思わなかった。そういえば、昨年の11月に山形の祖母宛に送った誕生日祝いの手紙は、未だに着いていないという。
今日はホストファミリーの一人、レーナの誕生日。プレゼント用に花を買っていこうと思い、日本センターからの帰りにボスタニヤ広場駅前の花屋に寄る。「”подруга”(女友達)の誕生日なので花をあげたいが、どんな花が良いか?」と店員に尋ねたところ、面白いことを聞かれた。その友達は”ваша подруга(あなたの女友達)”なのか”просто подруга(単なる女友達)”なのかというのである。
日本語では男、女を区別せず「友達」で良いのに、ロシア語の”подруга”という言葉はなかなか難しく、英語の"girlfriend"よりもくせ者である。なぜなら英語で"girlfriend"と言った場合は普通自分の彼女のことを指すが、ロシア語では彼女も単なる女友達も両方”подруга”なので、今日の店員の質問ももっともなわけだ。
誤解があると困るので、以前私は女友達を「友達」という意味の”друг”で表現したことがある。が、男性名詞の”друг”を使っておきながら代名詞を”она(彼女)”という女性形にするのはおかしいし、男性、女性で語末が違う動詞の過去形や形容詞を、男女どちらにあわせたものかと迷ったものだった。ホストファミリーと話していてさりげなく”друг сказала~”(сказалаは「言う」の過去女性形)と言ったところ、やはりそれはおかしいと直された。使い方が面倒な”подруга”だが、女友達についてはちゃんとこの言葉を使ったほうが、”друг”を用いて文法をおかすよりましというべきか。
ちなみに、”単なるподруга”にプレゼントする花の色は、赤以外か、赤と他の色を混ぜるのがロシアの慣習。また、間違っても人に偶数本をあげてはいけない。今回は黄色と赤を混ぜて5本の花を買った。
夜、家でレーナの誕生日祝いパーティーが開かれた。私達の住むレニングラード州の隣、ヴォログダ州から来たというホストファミリーの友達なども参加して、大変賑やかだった。酒はひたすらウォッカ。新年祝いで飲んだのと同じ「サンクトペテルブルク」。1リットルの瓶が1本空になったと思ったら、また0.7リットルの瓶、さらに0.5リットルの瓶が登場。日付が変わって26日になった後は、深夜にまたカラオケが始まった。そんなこんなで、一体何時に寝たのか全く記憶に残っていない。
ロシア滞在通算136日目
【今日の写真:真っ黒になった道路の雪。ボスタニヤ広場駅前にて。雪の時には、道路や歩道の雪がかなり汚れているので、それが跳ねてズボンの裾が汚くなってしまう。】
今日の主な動き
08:44 出かける
08:53 マヤコフスカヤ駅
09:03 バシレオストラフスカヤ駅
09:12 学校
12:21 バシレオストラフスカヤ駅前のマクドナルド
12:45 コピー屋
12:50 バシレオストラフスカヤ駅
13:00 ガスティニードヴォル駅
13:10 日本センター
16:09 ネフスキー通り駅
16:19 マヤコフスカヤ駅
16:32頃 ボスタニヤ広場駅前の花屋
16:45頃 ジュコフスキー通りの”Музей Щоколада”
16:57 帰宅
夜、レーナの誕生日祝い
授業で先生が説明したところによると、今日は「学生の日」らしい。なぜ「学生の日」なのか、理由はよく覚えていないが、学校近くのディスコが学生は無料になるのだそうだ。 今日の授業では学生の日の話題と、もう一つロシア語とフランス語の類似点について皆で語った。ヨーロッパ旅行の際、パリでフランス語を学んでいる友人Iとも話したのだが、フランス語とロシア語には似ている単語が少なくない。授業で例が挙がったのは、エターシュ(階)、レジッセル(映画などの監督)、キノー(映画)などなど。また、二人称の複数形を一人に対して用いるときは、相手に対する敬意を表すというあたりも一緒。私も2年間フランス語を勉強したことになっている(もっとも、残念ながらほとんど忘れてしまった)が、フランス語の、”r”の独特の発音は特に印象に残っている。実は最近、ロシア語の”х”の発音がフランス語の”r”の音によく似ていることに気づいた。
単語、文法、発音などところどころに類似点があるロシア語とフランス語。ロシア人がフランス語を学びやすいわけも分かる。そして何よりも、ロシア語やフランス語は響きが大変美しい。母音がベタベタとしつこい日本語や、他のアジア系の言語の音に比べて、とてもきれいだ。ロシア語をちゃんと勉強したら、もう一度フランス語をやり直してもいいなと思う今日この頃である。
授業の終わりに、先生が、私が昨年12月30日にフィンランドから出した手紙が一昨日届いたと教えてくれた。ヘルシンキの郵便局から一緒に日本へ出した手紙は5日くらいで着いたのに、日本よりずっと近いペテルブルクまで3週間以上もかかっている。ロシアの郵便事情はかなり悪く、市内の郵便も配達されるまで5日はかかると言われているが、まさかこんなにかかるとは思わなかった。そういえば、昨年の11月に山形の祖母宛に送った誕生日祝いの手紙は、未だに着いていないという。
今日はホストファミリーの一人、レーナの誕生日。プレゼント用に花を買っていこうと思い、日本センターからの帰りにボスタニヤ広場駅前の花屋に寄る。「”подруга”(女友達)の誕生日なので花をあげたいが、どんな花が良いか?」と店員に尋ねたところ、面白いことを聞かれた。その友達は”ваша подруга(あなたの女友達)”なのか”просто подруга(単なる女友達)”なのかというのである。
日本語では男、女を区別せず「友達」で良いのに、ロシア語の”подруга”という言葉はなかなか難しく、英語の"girlfriend"よりもくせ者である。なぜなら英語で"girlfriend"と言った場合は普通自分の彼女のことを指すが、ロシア語では彼女も単なる女友達も両方”подруга”なので、今日の店員の質問ももっともなわけだ。
誤解があると困るので、以前私は女友達を「友達」という意味の”друг”で表現したことがある。が、男性名詞の”друг”を使っておきながら代名詞を”она(彼女)”という女性形にするのはおかしいし、男性、女性で語末が違う動詞の過去形や形容詞を、男女どちらにあわせたものかと迷ったものだった。ホストファミリーと話していてさりげなく”друг сказала~”(сказалаは「言う」の過去女性形)と言ったところ、やはりそれはおかしいと直された。使い方が面倒な”подруга”だが、女友達についてはちゃんとこの言葉を使ったほうが、”друг”を用いて文法をおかすよりましというべきか。
ちなみに、”単なるподруга”にプレゼントする花の色は、赤以外か、赤と他の色を混ぜるのがロシアの慣習。また、間違っても人に偶数本をあげてはいけない。今回は黄色と赤を混ぜて5本の花を買った。
夜、家でレーナの誕生日祝いパーティーが開かれた。私達の住むレニングラード州の隣、ヴォログダ州から来たというホストファミリーの友達なども参加して、大変賑やかだった。酒はひたすらウォッカ。新年祝いで飲んだのと同じ「サンクトペテルブルク」。1リットルの瓶が1本空になったと思ったら、また0.7リットルの瓶、さらに0.5リットルの瓶が登場。日付が変わって26日になった後は、深夜にまたカラオケが始まった。そんなこんなで、一体何時に寝たのか全く記憶に残っていない。
подругаっていう単語は、実際は「女友達」という意味合いの方が強いらしいです。「彼女」としても通じるけれど、そのときは「自分の彼女」だという言い方をしないと伝わらないんですねぇ。komachiさんが日記にかかれたように。
実際、ロシア人は自分の彼女のことは девушкаと呼んでいることが一般的と思うのですが。
ちなみに、「男友達」はдругですが、「彼氏」となるとпарень, (мой) мальчикとか言う。
因みに、黄色の花はロシアでは「別れ」の意味があるそうですが、「彼女」に対してはあげてはいけないらしいです。相手が友達ならいいんでしょうか。
※ボーバは別人ぽいですね。残念。
こんいちは。いつもコメントありがとうございます。
昨日例のボーバ(あ、彼の名字ではないのですが、父姓はニコライヴィッチと判明しました)と話しながら,いろいろ教えてもらいました。miさんのおっしゃるとおり、подругаは単なる「女友達」という場合の方が多いようですね。
そういえば、授業でも、「彼女」はдевушка、「彼氏」はмальчикと言うことが多いと習った覚えがあります。この辺、辞書だけではなかなか分からないところですね。
次に花の色についてですが、確かにロシアでは、赤ならば愛などというように色には意味がありますね。でも、それはその色1色だけあげた場合のことで、色を混ぜればそれぞれの意味はキャンセルされると先生から聞きました。だから、普通の贈り物の時には二色以上を混ぜて奇数本というのが無難なようです。私はこれくらいしか知らないのですが、もし花の習慣についてさらにご存知でしたらお教えいただければ幸いです。