人生道場

お互いに悩みや考えを述べ合い、それぞれの人生の糧にしませんか。

言葉の不思議。自分の不確かさ。

2005-08-20 14:28:35 | Weblog
私は、時々思うことがあるのだが、話を聞いて、或いは言葉を聞いて、
直ぐに頷き、わかった気がしてしまうのである。
しかし、そのわかったつもりの言葉を深く掘り下げてみると、
なんにも解っていなかったことに気が付くのである。このよなことが度々である。

今回の「郵政民営化」についても同じことがいえる。
「郵政民営化」ね。それはやらなきゃ、大切なことだよ。と納得してしまうのである。
しかし、ところで「郵政民営化」ってどんなこと?、何が「郵政民営化」?
解らないのである。確かに郵政公社を民間化することくらいは解るが、それ以上のことは
解らないし、尋ねらえても応えようがないのである。

多くは、私と同じではないのだろうか?

「340兆円が郵政に集まり、それが官に流れ、無駄遣いされている」と聞けば、
それは大変だ、郵政改革をしなけらば、と納得してしまうのである。
しかし、どういう風に流れ、どのように使われ、どのような問題があり、その何処を
改善すべきなのか?と問われても答えられないのである。

多くは、私と同じ程度ではないのだろうか?自分では解ったつもりでも、ちょっと
考えてみると、ほんとは何も知らないのではなかろうか?

そして、今回なにがなんでも、否決された郵政法案を成立させようとされている法案は
郵政改革にふさわしいぃ法案なのだろうか?
我々はどのような郵政改革を望んでいるのだろうか?
国民一人一人の中に郵政改革のあり方や姿があるのだろうか?

今一度、言葉に納得するのではなく、しっかりと考えてみる
必要があるのではないだろうか?