今日は２人の若者の話です。
それではどうぞ。
あるところにみんなで新しい村を作りました。
すばらしい環境でしたが、近くに水がありませんでした。
村の長は若者２人に、
「離れたところにある川から水を汲んできてくれ報酬はバケツ１杯
につき５００円払うから。」
と、若者２人に仕事を与えました。
若者の１人、あなたは、早速バケツを２つ買い、川に走っていき水
を汲んで村に戻り村の長からバケツ２杯分の報酬１０００円をもら
いました。
あなたは一生懸命水を運び、
午前に４往復、午後４往復、１日８往復して、８０００円
の報酬を得ることが出来ました。
しかも、水は毎日必要です。
あなたは毎日、水を運び、毎日８０００円を手に入れることが出来
ましたのでこれで将来は安泰だと安心し、結婚をして子供も出来ま
した。
そして、家族仲良く幸せに暮らしましたとさ♪
めでたし、めでたし、、、
ではありません（笑）
そうです、村にはもう一人の若者、萩原がいたのです。
萩原はあなたと同じようにバケツを２つ買いましたが、午前中に
２往復し、報酬を２０００円受け取ると、その日はもう、水汲みを
しませんでした。
水汲みが終わると、スコップを持って川へ行き、川から村までのパ
イプを通す工事を始めました。
しかし、村から川までは走っても３０分はかかります。
簡単にパイプラインは完成しません。
でも萩原はあきらめずに毎日コツコツと作業を進めました。
そして、半年後ついにパイプラインは完成しました。
萩原は村に、３００円を入れるとバケツ１配分の水が出てくる給水
スタンドを作り、村中の人に知らせました。
村人はきれいな水が今よりも安くいつでも手に入れることが出来る
ようになり、大喜びです。
萩原も、自分で水を汲みに行かなくても収入が入ってくるようにな
り自由な人生を送ることが出来るようになりました、、、とさ。。。
めでたし、めでたし、、、
ではありません！
困ってしまったのはあなたです。
いままでと同じように水を汲んできても、まったく水が売れません。
しかたなく、価格を下げましたが、収入は激減し生活に困ってしま
いました。
しばらくたったある日の午後、
村長があなたのところに来てこう言いました。
「ここから少し離れたところにも新しく村が出来たのだけれど、
同じように水が無くて離れた川から水を汲みに行っている。
しかし、その村は水を汲みに行く若者がいなくて困っているそうだ。
行ってきたらどうだね？」
あなたは、それはいいことを聞いたと、早速バケツを持って行こう
とすると、萩原があなたを引き止めてこう語りかけました。
「この村のパイプラインの作り方を教えるから今度はバケツで水を
汲むのではなくパイプラインを作ったらどうだろう？
人生の中のほんの半年がんばれば、きっとすばらしい人生があるよ！」
あなたは少し考えました、
このままずっとバケツで水を汲み続けるか、、、
水を運ぶ仕組みを作るか、、、
しばらく考えた後、こう答えました。
「・・・・・」
おしまい
あなたはなんと答えましたか？
水を運ぶ仕組みを作るのでしたら、
作り方はこちらにあります。
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