虚偽の勧誘で「エナジック」に９カ月の業務停止
ウコンなど健康食品や電解水生成器の連鎖販売取引を巡り、
「何もしなくても月収５００万円」
などと虚偽の勧誘を繰り返したとして、消費者庁は２７日、
「エナジック」（東京、大城博成社長）に特定商取引法違反（不実告知など）
で９カ月の業務停止命令を出した。
同庁によると、
「何もしなくても月収５００万円」
「絶対にもうかる」
などと、確実に収入が得られる保証がないのに甘い誘い文句で勧誘。
商品を買わせて会員を約２２万人、売り上げを２００６年度に約５
２億円に伸ばした。
近畿経済産業局は4月8日、
グレース・アイコ（本社大阪市、村上深利里社長）
に対し、4月9日から3カ月間、連鎖販売取引における業務の一部を停
止するよう命じた。また、会員になれば確実に報酬が得られるかの
ように勧誘者が告げていたことがあるが、それが虚偽であると認め
たうえで、会員に通知し、5月10日までにその結果を同局に報告する
よう指示した。同社は、4月2日付ですでに連鎖販売取引からの撤退
を表明している。
同局から指摘された違反事実は
(1)特定利益についての不実告知
(2)勧誘目的を告げずに公衆の出入りする場所以外での勧誘
(3)名称・勧誘目的等の不明示
の3項目。
近畿経産局によると、同社会員は
「お茶を飲みにきて。いい話もあるし」
などと化粧品の販売目的や勧誘目的を告げず、
「この化粧品を買ってくれる人を4人紹介するとあなたの化粧品代がただになる」
や
「あなただったら100万円とかすぐに行くわよ」
などとあたかも確実に収入が得られるような勧誘を行っていたとさ
れる。
シャルレ、ＬＥＤ照明の販売・レンタルで合弁会社
下着ＭＬＭの「シャルレ」（神戸）は１５日、電子部品の「ＫＦＥ
ジャパン」（横浜）とＬＥＤ照明の販売・レンタル事業を共同運営
すると発表した。新規事業を模索していたシャルレと、ＬＥＤ事業
の拡大を急ぎたいＫＦＥの思惑が一致した。
ＫＦＥがシャルレの１００％出資子会社にＬＥＤ事業を譲渡すると
ともに出資し、この子会社をシャルレと共同運営する方向。ＫＦＥ
による出資割合は総議決権の半数に達しない範囲にする。ＫＦＥに
よるシャルレ子会社へのＬＥＤ事業の譲渡は４月３０日を予定する。
※シャルレのプレスリリース
http://www.charle.co.jp/company/ir/pdf/press/20100415_press2.pdf
「ライブリー」に賠償求め提訴／京都の学生ら９人
「違法なねずみ講で被害を受けた」として、京都や大阪などの９
人がインターネット端末機販売の「Ｌｉｖｅｌｙ（ライブリー）」
（大阪市、解散）の元幹部ら１１人に約４７０万円の損害賠償を求
める訴訟を京都地裁に起こしたことが１３日、分かった。
提訴は３月１９日付。訴状によると、同社は端末購入費などとして
約４０万円を支払い入会した会員が、新会員を勧誘すれば配当金が
得られる仕組みで無限連鎖講を運営。原告側弁護団によると、原告
は平成１７?１９年に入会、支払った約４０万?８０万円の契約金
の損害賠償を求めている。
京都府警は１月、元幹部ら４人を無限連鎖講防止法違反容疑で逮捕
し、京都地検が同罪で３人を起訴。３人は公判で起訴状の内容を認
めている。
（４月１３日／産経新聞）
化粧品ＭＬＭ「グレース・アイコ」に３カ月停止／近畿経産局
近畿経済産業局は８日、連鎖販売取引で違法な勧誘をしたとして、
化粧品販売「グレース・アイコ」（大阪市中央区）に対し、新規勧
誘や契約締結の業務を９日から３カ月間停止するよう命じた。
同局によると、同社の勧誘者は「この化粧品を買ってくれる人を４
人紹介すると化粧品代（３６万５千円）がタダ」「あなたなら絶対
１００万ぐらいすぐ行ける」などと、確実に収入が得られると誤解
させるような勧誘をしていた。
（４月８日／産経新聞）
