後藤奇壹の湖國浪漫風土記・淡海鏡

~近江の國は歴史の縮図である~滋賀の知られざる郷土史を後世に伝える渾身の激白?徒然紀行アーカイブス(^o^)

湖國ニ“サクラサク”

2016年04月06日 12時00分00秒 | 浪漫回廊探訪.

「後藤奇壹の湖國浪漫風土記」に、ようこそおいでくださいました

 

久し振りの記事更新でございます。皆様に於かれましてはお変わりなくお過ごしであらせられますでしょうか。

 

湖國にも例年より少し早い櫻の便りが参りました。皆様はもうお花見はなさいましたでしょうか。何故かこれまた丁度良いタイミングでまさかの悪天候。櫻にとって1年に一度の晴れ舞台も、少々台無しの感がありますね。

 

県内には実に多くの「櫻の名所」が点在しますが、どうも小生は人ごみと花見に乗じた“ドンチャン騒ぎ”が大の苦手で…名所には足が遠のく次第です。

 

そんな小生が「儚く咲き、儚く散る」櫻をひっそりと(笑)愛でているスポットをご紹介致したいと存じます。

 

宇曽川堤

 

昭和40年代頃の地図には県下でも有数の“櫻の名所”として記載され、また近隣の小学校の校歌にもその名が詠われる程のスポットです。

 

高度成長期における河川改修や道路整備の影響等で伐採が進められ、最盛期の1/4以下の規模にまで縮小しました。

 

現在では地元有志の尽力により危機的状況は脱しました。一部の箇所を除き決して訪れる人は多くありませんが、田園風景と相まって、心和む景勝地です。

 

川桁神社参道

 

地元集落の氏神様の参道に設けられた櫻の花道です。

 

かつては田園地帯の中にポツンと存在していたのですが、十数年前にバイパスが開通したことにより参道が分断されてしまいました。

 

これにより周囲の景色はガラリと変わってしまいましたが、今も昔と変わらず地元民にとっての憩いの場としての地位を保たれています。

 

旧高宮宿・多賀大社南参道

 

中山道・高宮宿と多賀大社南参道が交差する大鳥居近くには、立派な櫻の木が通りを行き交う人々の眼を愉しませています。

 

樹齢は定かではありませんので、これは飽くまでも小生の想像の域を脱しませんが・・・

 

かつては多くの旅人や参詣者が櫻を愛で、しばし旅の疲れを忘れていたかもしれません。

 

時代は変わり、交通の流れは人からクルマへと変わり、立ち止まって櫻を愛でる人も少なくなりました。でも櫻の木は今も昔も変わらず、行き交う人々を見守っています。

 

如何でしょうか?お近くにお越しの機会がございましら、是非お立ち寄りください。ちなみに小生は、“ソメイヨシノ”よりも“ギョイコウ”が大のお気に入り。もし“ギョイコウ”の『隠れた名所』をご存知でしたら、是非ご教授くださいませ。

 

さてはて、次回更新は何時になることやら・・・

 

本家「後藤奇壹の湖國浪漫風土記」にも是非お越しください!



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