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暮らし研究家『暮らし家』の古民家・田舎生活

豊かな暮らしってなんだろう。モノではない「何か」。残し、守り、伝えたいモノや事柄を岡山県西粟倉村から発信します。

先住者を円満に追い出す方法。

2015年07月30日 | 天徳寺
私たちが引越しをする前に先住者がいる
すなわち壁の中に蜂が巣を作っているというのは先日お伝えしましたが→http://blog.goo.ne.jp/kokohore-wanwan189_1976/e/2d1a5d5340723554fa6277b96c44f65c

今日、お引越しをしていただくことにあいなりました。





蜂捕り名人。




まずは壁の板を外していきます。



すると、蜂の巣が二つにちぎれて下半分が下に落ちていました。





だからこの辺にハチミツが漏れていたんですね…。

もったいないなー。
この蜂の巣にはもう蜜が残っていませんでした。







…ということは、と上部分をはがしていきます。






キャー!出た!!

でもこんなに飛んでいてもこちらが攻撃しなければ向かってこないんですって。

こんなことしている間にも厳しい自然は弱肉強食。
ミツバチの天敵アカニカ(アカスズメバチ)が襲ってきています。
それを人間がアターック!
間違えてミツバチにもアターック!しちゃうこともあるのですがアカニカをやっつけてるときって不思議とミツバチは刺してこないらしい。


ミツバチの心境たるや

こんな感じでしょうか…。





全部はがすと

ここに蜂の巣が。

すっごく濃い~~甘さだったそうです(旦那談)。





そのあとは蜂さんたちのお引越し。
ひとかたまりずつボウルへ捕り、巣箱の中へ。



でもさすがに生命の危機を感じているミツバチたち。
わんわんに飛び回りなかなか落ち着きません。



なので、お昼をはさんで午後にもう一度お引越し作業をすることにしていったん解散。
              
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さぁ、気を取り直して蜂の引越しだー!と現場へ行くと…


?  ?  ?  ?  ?





いない!一匹もいない!!
名人と師匠があれこれ考えるとひとつの結論に達しました。


おそらく女王蜂は

ここにいた。(根拠としてはここのかたまりが一番層が厚く、音も大きかった)


しかしお引越し作業は

ここから始めちゃってお昼をはさむ。
その間に女王蜂は安心安全な場所へお引越し。→自動的にすべての蜂がそれについていく。


本当におもしろいくらい一匹もいないんです。
巣箱に入れた蜂も隙間から一匹残らず脱出。

名人としてはご自分の巣箱へお引越し願いたかったところだけれど
このあっぱれな逃走劇にちょっと感動すらしてしまいました。





蜂たちよ、住処を奪ってしまってすまぬー。
あとはしっかり守っていくからねー!!

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