日本は少子化問題と高齢化社会という、2つの問題を抱えています!そんな高齢化社会をどうやってみんなで支えていくか、これはたぶん今の日本を生きる私たちの課題とも言えるかも知れません。そんな高齢化社会の問題に焦点を当てた記事を、2009年9月号の国際ジャーナルで見つけました。その名も、「高齢化社会をともに生きる── 認知症患者の適切な介護」というもの。
認知症は、高齢化社会とは切っても切れない問題と言えるかと思います。実際、私の90歳の祖母も認知症を患い、デイサービスという老人介護施設を利用しています。あんなにチャキチャキしていたおばあちゃんが、まさか認知症にかかるとはと、家族の不安や焦り、そして悲しい現実を目の前に見て、認知症という言葉に敏感になっているのかもしれませんが、認知症患者の適切な介護は高齢化社会を生きるためには知っておきたいことではないかなと思いました。認知症の方は、その進行具合が初期のころは一般の方と見分けがつきませんし、要介護2くらいになっても、普通に世間話をするくらいであれば「あれ?」とは思われにくいかもしれません。家族の人も、毎日会っているためその変化に気付きにくく、忘れっぽくなったと認知症にかかっている老人の方に対して怒ったり責めたりしてしまうこともあるようです。やはり認知症を悪化させないためにも、家族や周りの協力は必要ですね。
国際ジャーナル
現代画報