一応、夏休みなんだし…。この機会に少しは本を整理しようと。正確にいうと本を積みなおそうとしたら。ドサッと崩れてきたんで、ついでに読み始めちゃいました。
たまたま目の前に落ちてきた本。まさに天の導きなのかも知れないなどと…。読んではみたもののなかなか頭に入らない。暑さのせいばっかりともいえないかも。
だいたい本を読んで理解できないっていうのは、書き手の知的レベルに読み手の知的レベルが追いつかないってことが最大の原因のようです。柔らかい食べ物だけ食べていたんでは、アゴが退化しちゃうのと同じように、たまには硬い本も読まなきゃ…。
若い頃は、読んで理解できない本があると燃やしていましたよ。あるいは、部屋の壁に投げつけていましたね。その変形した本が今では、本棚の片隅に遠慮がちに並んでいますがね。
年とってくるとそんな野蛮なことはしなくなりました。人間丸くなったというか、大人になったと喜ぶべきか…。
いえいえ、そんなことしたらおいそれと買えないって。現実が教えてくれたんです。というわけで読んではみるんです。
「要件事実論」が花盛りです。ロースクールの流行とともに。スクールを出て、新司法試験に合格した人たち、どのくらいの合格者がその「要件事実論」をマスターしているんでしょうかね。
「行為規範としての民法」を学んできた古い人間にとっては、「裁判規範としての民法」っていうのがよくわからない。民法の条文を見たって主張立証責任のことまで書いてありませんからね。
読んでもわからない本なら…。読まない。これは暑すぎた今日の結論。
※ミクシーの日記は「一人ぐらいなら…許せる?」です。