北アルプス 剱岳(2999m)・立山三山(3015m)
2006年8月13~16日 4日間ピーカン
(前書)
♪あ~る日突然、伝えたい~のよ♪
(トアエモア ある日突然 より)
ババちゃん、「ねぇ~、今年はアルペンルートにしましょうよ~」
・・・なにぉー! ババちゃん、ついに血迷ったかー!
さわやか信州号で・・・目覚めたら、そこは“室堂” な~んて
“楽チン登山”なんでしょうか?(ポチポチと、チェック、チェック!)
が~ん 往復交通費 60,000円也!
ババちゃん、「やっぱ車だよねぇ~。小春号に布団敷いてさぁ~。
運転、私に任っかせなさーい。 でも夜はダメよ!
見えないし、怖いから!ご飯食べた後もダメね。だって眠くなる
もぉ~ん!」・・・それじゃぁ運転するとこないじゃん。(笑)
神奈川~富山 420㎞ 神奈川~扇沢 270㎞
・・・どっちにしても遠いなぁ~
ババちゃん、「アンタも、年取ったねぇ~。 」
私、「ウルへー! やっかましー!
誰が運転するんじゃー!!」
ババちゃん、「立山って、温泉もあるし、キャンプ場も
あるんでしょ。 テント、あるじゃない。」
うちのは20年物の骨董品 “なんちゃって”テント
風で“あれ~”って飛ばされるってば!
雷鳥沢は、オートキャンプ用テントも見られるらしいけど
ありました“コールマン”(重そぉ~)
ババちゃん、「私も担いであげるから貸してごらん。」
ウエストベルト・・・届けヘン(大爆笑)
ババちゃん、「涼しいし、ロープウェーで、降りて30分なんて、
魅力的(楽チン)じゃなぁ~い」
・・・へへへ、キャンプ場は雷鳥沢じゃなくて、剱沢だよん。
涼しいを通り越して、寒いと思うんだよね。
・・・朝は12℃ぐらいかな?
買わなきゃなぁ。 テント&冬シュラフ
山小屋3人×3泊分ね。・・・今回で元が取れるジャン! ←ケチ
こんなもんかなぁ~、暇な梅雨時。チビリ、チビリ(飲みながら)
セッセと荷造り・・・準備、早すぎ!
ひゃ~ 60+8㍑ 通称“貧乏人ザック”パンパン。
見るからに重そぉ!(怖) 腰で担ぐのね。
よっこらせっと・・・ンンン??? こ、こんなもん?(驚)
“だっこぉ~”の小春(25kg)より軽いんとちゃう?
・・・マンションの階段で不審者が夜間練習。イッチョ周り
・・・ベースキャンプスタイルにするんだから、
剱沢まで3時間か。(これが大間違い!)
ダブルストックで何とかなるかな?・・・この時ザック20㎏
あと、当日に食料が+3kgぐらいで、やっぱ小春(25kg)ぐらいだなぁ。
風呂上りのババちゃん、「ねぇー!
体重計ドコに持っていったのよー!」 (爆笑)
新田次郎 剱岳<点の記> 偶然読んでいたら・・・ムクムク!
どうせなら、人が登らない ぷちバリエーションルート?
長次郎雪渓コースで登ってみよう!
・・・HPでお勉強、お勉強。 クライマーの方ばっか。
別山コースがあるのにワザワザ剱沢雪渓下って、
しんどい長次郎谷を1,000m登るヤツは
甲斐駒ヶ岳を黒戸尾根で登るようなアホか?
あっ、それって私。(笑)・・・黒戸尾根、敗退。
夏に ピッケルって要るの?・・・使い方、知らん!知らん!
滑落停止、なんや、そりゃ? 私には飾りやね。(笑)
大変お待たせしました。(本編)
AM2:00 小春のオシッコtime
ワッ、凄ーい! 満天の星空。 ヒュッ、ひゅーっ、流れ星バンバン!
近い無料駐車場はもう満車・・・私、賢い? P泊が楽だもんね。
8月13日(1日目) 扇沢-室堂―剱沢キャンプ場
ババちゃん、「JAFカードはココですか?」
窓口、「カードじゃなくて、優待券を持ってきてください。」
・・・アッチャー、ピーンチ! 別の窓口へ
・・・ババちゃん、ねばれ、押せ、けっぱれー!
ババちゃん、「優待券でなくて、カードを持ってきたんだけど、
お♡願♡い。」
窓口、「皆さん一緒ですから」・・・ガビーン!
JAFカード借りてきたのに、ビール3本吹っ飛んじゃった。(涙)
トロリーバスで、黒部ダム湖着。
トラックに預けたザックを受け取ると・・・あれれ?他の方は
荷物券がピラピラ。ビール1本(400円)帰ってきちゃった。(笑顔)
ついに来ました、ココ“夢の室堂”・・・うぎゃー!
観光客ばっか! 私達も観光客か(笑)
小春、「パパ、重も~!!」 (水2㍑入り 5㎏)
私、「ランドセルと、変わらん!変わらん! 出発ー!!」
雷鳥沢キュンプ場まで 第一段階
・・・“甘えん坊小春のゴネゴネモード”編。
小春、「ノド乾いた~」
小春、「休もうよ~」
小春、「辛いよ~」
小春、「まだぁ~」
小春、「おしっこ~」
ババちゃん、「ダメー!! 先に行ってー!!」
・・・大の字にひっくり返るババちゃん。←おいおい早過ぎ!
雷鳥坂1㌔地点まで 第二段階・・・“痛い、痛いの小春”編。
小春、「肩、痛い。」・・・皆、痛いんだよ。
小春、「胸、痛い。」・・・ベルト締めすぎ?
小春、「足、痛い。」・・・マメが出来た?
小春、「お腹、痛い。」・・・ウ○チかな?
小春、「頭、痛い。」・・・高山病?
道、ジグザグ、じぐざぐ・・・「エッ、まだ半分ってこと?」
剱御前小屋まで 第三段階・・・“涙と鼻水の小春”編。
小春、「グスン。」(鼻水ちーん)
小春、「エーン。」(鼻水ちーん)
小春、「ひぇーん」(鼻水ちーん)
小春、「あ”ーん!!」 (鼻水ちーん)
小春、「びぇーん!!」 (鼻水ちーん)
小春、「登りたくなーい!!」 (鼻水ちーん)
小春、「帰るー!!」 (鼻水ちーん)
道、ジグザグ、じぐざぐ・・・「はぁ~、こりゃ長げぇー!」
♪ま~だまだ 続く~よ ど~こまでもぉ~♪(線路は続く より)
今日の私は鬼!私、「小春、甘えるな! パパは怒ったぞ!
辛かったら我慢しないで泣いても良いから。でもね、今日は
引っぱってでも登らせてやるからな!」
可愛い子には試練。甘えん坊の小春に
(大沢親分の)“渇”!!
大方の人、「何歳? 凄いねぇ。 頑張ってねぇ。 もう直ぐだよ。」
おじさま、「最近は甘えさせてばかりなのに、
久しぶりに意気のあるお父さんだね。」
傍から見れば、小春を虐待している私。
ジュース1本分の涙と鼻水を出して自分(私?)と戦った
ガビガビ顔の小春。
手に届きそうな、木、岩、カーブを目標にして登らされた?小春も
やっと剱御前小屋が見えればダッシュ!!・・・元気復活。
あーっ!テント場。 後は下るだけかぁ~。
私と小春・・・雷鳥沢-剣御前 3時間
ご褒美「フルーツ缶詰」・・・400円 私・・・プシュ~350ml軽量化
あっ? もう一人忘れてた。
ずーーーーーーーっと下 ←動かない・・・ほっとこうかな。(笑)
ストックで手招き→訴えるババちゃん。
おじさん、「あんな大きな荷物を背負わせたら可哀想だよ、
迎えに行ってあげな。」
私、「着替えばっかり大きくて“なんちゃってザック”ですよ。」
小春、「ぱぱぁ、行かないで。」
・・・上で待っている薄情な小春。(笑)
迎えに行ってザックを渡す私に
ババちゃん、「アンタ! 私をダマシタね!!」
・・・ピンポ~ン ババちゃん・・・遅れること2時間
剱沢キャンプ場到着
小春、「テント、でかぁー!」 (アライ エア3 オレンジ)
テント泊、デビュー!
バタン、グー(スイッチが切れたように、お昼寝。)・・・がんばったね
室堂-剱沢・・・7時間
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