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雨の夜JAZZ

2014-03-06 09:07:17 | 音の綴織
3月に入ったのに肌寒い日が続いてます。
昼間はいいお天気だったのに夜になり雨が降ってきた3月4日にジャズライブを聞きに行きました。
以前、もう1年半前になりますが、短大の学園祭で初めてジャズライブを聞きました。
その時、ここでライブハウスで聞いてみたいなと書いたのです。願いは言葉にするとかなうもんですね☆

maribvocalさんにお誘いを受けて、その一年半前にお聞きした平木かよさんが主宰する「平木かよスーパートリオ」のライブを聞きました。
場所は水道橋とお茶の水の中間の場所にあるジャズライブバー「東京倶楽部」です。





とてもしゃれた雰囲気のジャズライブバーで、あまり洒落たところに行った経験が無い私は朝から緊張してました。
服装もいつものズボンにセーターという訳にはいかないかと思い、めったに着ないスカートなんぞをはいて。ヒールのある靴を履いて。ええ、ロックコンサートは何着たって気楽ですが(誰も見ちゃいないし)、こういう所はTPOをわきまえないといけないように思えたのです。
大丈夫、私も初めは教えてもらったのよ、とmaribvocalさんに励まされ、お茶の水駅から歩いて向かいましたが、ヒールで膝が痛くなり、ゆっくりと歩き階段を下りて店の中に。
店内はすでにお客でいっぱい。maribvocalさんが確保してくれたカウンターの席に座り飲み物と軽い食事を注文。下戸なのでノンアルコールカクテルにしました←雰囲気無いやつですいません
すでにメインのピアノとボーカル担当の平木かよさん、ウッドベースの関口宗之氏、ドラムスの金井塚秀洋氏は店の奥で談笑もしくは打ち合わせをしていました。

少したってから演奏が始まりました。
ピアノが流れ体を傾けながらウッドベースを弾き、この二者は時にソロ演奏を聞かせて拍手をうけてました。ドラムスは両者を支えて仲を取り持っているように聞こえました。
前回ジャズを聴いたときは、ピアノとウッドベースのデュオでしたが、両者が違うメロディを歌うのがなんとも不思議な気分になり、軽い酔いを感じました。今回はドラムスが入ってしっとりとおさまる感じがしました。
平木かよさんは普段はニューヨークで活躍されているそうで、ブルーノートにも出演されたそうです。そこではアメリカ人の方と組んでいるそうですが、日本ではいつもこの三人で演奏しているそうです。
だからお互いの呼吸や音楽の掛け合いがしっくりくるのでしょう。きっと相性のいい組み合わせなのでしょうね!

 
演奏の様子・・・maribvocalさん撮影
左から、平木かよさん、関口宗之氏、金井塚秀洋氏

ライブは第1部から第3部まであり、それぞれに違うテーマで曲を演奏、歌ってました。

第1部は男女の愛と別れを物語のように歌や演奏で綴っていました。
まずはニューヨークの小粋な生活を感じる演奏があり
"How About You?”という曲が二人の恋の始まりでしょうか
"I Like New York and You"では、女性が男性に好きなものを話し、聞いています。6月のニューヨークが好きと歌う平木さんの表情は生き生きして、本当にニューヨークが大好なんだと思いました。
熱愛は高まり"Day and Night, Night and Day"では昼も夜も狂おしく愛する人を想う心情を歌います。
だけど突然愛は終わりを告げるのです。でもお互いへの想いを少し余韻に残して"I Miss You Love"
第1部が終わりました。
ライブバーには、平木さんの高校の同級生も駆けつけていられたようです。時々トークに親愛を込めて突っ込みを入れてました。それに軽妙に受けて返す機微はさすがで、きっと学生時代から男女問わずさばさばと話しやすい人だったのだろうなぁと感じました。
それから私はバーのカウンターに座るというのも初体験で、目の前がまさにカクテルを作るコーナーだったので、様々な種類のお酒が所せましと置かれ、バーテンダーの手際のよい所作も良く見えました。手つきが美しい。
お客さんの服装は意外にラフで、普段着という訳にはいかないけど、ズボンでも大丈夫そうでした。
男の人はグラス片手に聞いていて、時にメモをしながら聞いている人もいます。あ、私も少しずつメモしました。

第2部はニューヨークの風景を描いた曲でした。
作詞作曲した曲が第1部も第2部も多くて、さり気なく演奏し、歌っているけどゼロから曲を作るのは大変なパワーを必要とすると思ってます。単身ニューヨークに渡り、ジャズ界に認められるにいたるまでの強い意志を持った方なんでしょう。演奏中のトークでも音大時代の大先輩からアメリカ修行の苦労を聞いたと言ってました。平木さんは花の飾りのついたピン止めが似合う可愛らしい感じの方で、自然体で話しかけるような歌い方に聴こえました。
作ったばかりの新曲"Manhattan the Set"
そして”木漏れ日”、この”木漏れ日”は日本語にしかない言葉だそうで、インストルメンタルで演奏してました。ピアノのフレーズがまるでルノワールの描く木漏れ日のようだなと思いました。
そしてアメリカに向かう時、懐かしい日本の友人と離れる思いを託した曲"I Miss You”がとても心に残りました。

第2部が終わり、気づくと10時を過ぎてました。次の日も朝5時半に起きて弁当作りをするので私はここで帰ることにしました。外は小雨がけぶる夜。
とてもいい経験でした。

最後にmaribvocalさんが記念写真を平木かよさんと撮ってくれて写メをいただきました。緊張している私がいて自分で笑っちゃいました。
でも、次に聞きに行く時はもう少し慣れてまた違った演奏の印象をうけるのかもしれません。
また機会があることを願ってここにまた書いておきますね(*^^)v

店のドアから階段を上っていく途中に飾ってある人形が洒落てました♪

6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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7102ジャズライブの魅力 (maribvocal)
2014-03-12 15:12:04
こんにちは。あれから一週間が経ちました。目をつぶると、あの日の感動がよみがえります。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
東京倶楽部は他にもありますが、あのお人形が出迎えてくれる水道橋店は、趣があります。あのお人形はサッチモ?そう、ジャズの帝王ルイ・アームストロングかもしれません。

地下の入り口に階段でおりてゆき、お人形にあいさつをし、重い扉を開ければ、そこは非日常の世界。薄暗い店内にスポットライトの光がステージを明るく照らし、バーカウンターの背の高い椅子に腰掛けて、ドリンクを注文。
私のお気に入りは、柑橘類の生をぎゅっと絞って、シャンパンかスパークリングワインで割ったミモザ。この日は、オレンジとシャンパンでした。
シャカシャカとバーテンダーがカクテルをつくり、グラスに注いでくれる瞬間、そしてそっとグラスを滑らせ、「ミモザです」と、低い声で薦めてくれる時、ちょっぴり大人の女を演じる自分がいます。
ちょっとお洒落な服を着て、会社を出るまえ、とっておきの真っ赤な薔薇の指輪をはめて、気分を盛り上げ入店。そこは、ニューヨーク!

平木かよさんは、実は幼馴染みのお姉さん。
ニューヨークで単身20年もとあるピザッテリアレストランのハウスピアニストとして活躍。素晴らしい!スタンダードはもちろん、自作曲も多く、才能と努力と幸運の持ち主です。
曲間のトークも楽しくて、3ステージ、堪能させていただきました。

東京近辺だと、このメンバーでトリオを組むときが多いです。地方のライブはそれぞれ。
ジャズの魅力は楽譜にないセッション。
その日そのとき、そのメンバーと観客で作る生演奏。会場の盛り上がりは、演奏者にエネルギーを与えます。知った曲も、実にいろいろなアレンジで演奏されます。1000を越える引き出しがジャズミュージシャンにはあるようですよ。すごいなあ♪
また、機会がありましたら、ご一緒しましょうね。
素敵な夜に乾杯。(*^^*)
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ジャズといつもと違うひと時 (blueash)
2014-03-13 15:04:12
maribvocalさん♪
先週はとてもいい経験をさせていただきありがとうございました☆
最初はお店が素敵で緊張してました。が、平木かよさんの歌声は自然体で身近な場所で話しかけてくれるような親しみやすさを感じました。
楽器同志のセッションは、お互いの呼吸を感じながら羽ばたくようにアレンジを展開し、さりげなくソロに移行したりまたセッションに戻ったり行き来して、そして呼吸を合わせて終了する技術を間近で堪能でき、圧倒されていました。
1000を超える引き出し・・・(@_@)!!
プロというのは凄まじいですね。

薔薇の指輪は、本当に素敵でした♪大き目な薔薇が日常とちょっと違う世界へ入る魔法のアイテムになってる。こういう時、思い切ってちょっと華やかなアクセを身につける良さを感じました。
そして作りたーいなんて思ってしまったです!(^^)!昔けっこうビーズでアクセサリー作りにはまってたので。

お店に入る階段の途中に飾っているサッチモ木彫り人形がまた洒落て素敵でしたね。お店の方も親切な感じでしたし、また行ってみたい所でした♪。
そんな一夜にやっぱり乾杯♪( ^^) _UU_('▽')☆





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赤色はKeyです! (maribvocal)
2014-03-13 18:52:34
ジャズライブ、楽しんでいただけたようで、何よりです。私にとって、赤色はKey。アマチュアながら、ジャズやスペインの歌をソロで歌うとき、あの赤色の薔薇の指環、ワインレッドのドレス、そしてダンスシューズのように、足首にも飾りがあるハイヒールを身につけます。これでテンションを高めて、非日常の世界、舞台へ上がる心の準備は出来上がり!平木さんもきっとそう、ドレスアップして、鏡の前でにっこり笑顔チェック。
bvocalの皆も男性だけど、ちょっとメイク。メガネをはずして、髪を整えて、舞台へ上がる前は、手のひらをあわせてB,V,O,C,A,L!!!と小さな掛け声、送り出すスタッフは、グッドラックのスペイン語、Suerte!!! ですよ♪
赤色はKey。私のラッキーカラー。
また、いつかご一緒しましょうね。。お洒落して!
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さりげないお洒落 (blueash)
2014-03-13 21:20:07
気持ちにスイッチが入るアイテム。赤いヒールは「旅情」のキャサリン・ヘップバーンのヒールを思い出しました(#^.^#)
映画の中で恋する気持ちを赤い靴に思いを託してました。
いつもの服装とはちょっと違う、ちょっとした非日常。感心したのは高価な宝石とかでなく手に届く範囲のなかで可愛いものを選んで華やぎを演出していることです。
平木さんも、前回も今回も可愛い花の髪飾りをされてたのが印象的でした。
そういう風に服を選び軽やかに現実とちょっと非現実を行き来できるのは素敵ですね♪
生活すべてが普段着になっちゃってる自分をちょっと改造していきたいな(^O^)/←少しずつ改造でも(*´ω`*)
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小さなおシャレで毎日を楽しく~♪ (maribvocal)
2014-03-15 13:18:52
「旅情」のキャサリン・ヘップバーン赤いヒール。
大女優の演ずるヒロインの小道具って、観てる私達にもインパクとを与えます。

blueashさんがあの日、寒いのにスカートと歩きにくいのにヒール靴をはいたこと、ご家族も気づいているかもしれませんよ。あれ?今日はなんか違うなあっって!
何よりご自分が違ったはず。

ふだんから、小さなオシャレを楽しむと、毎日が楽しいですよ。通勤前に服を選ぶとき、お買い物に行くとき、病院や学校に行くとき、ベースはたとえふだん着でも、髪留めやブローチ、春色のスカーフ、靴下、何でもいいのです。
そうすることで、自然と笑顔。
それはご家族にも次第に伝わります。
そして、鏡の前でニコッと笑顔。
これが意外に大切。
口角をあげてニコッは、顔のたるみをとり、美容にも良いそうですよ~。
お試しくださいね~。

blueashさんは、絵画鑑賞、そして絵を描くことがお好き。
色彩感覚には、かなりすぐれていると思います。
寒い時、重ね着をするその色合わせを、平安貴族にならって、ちょっと考えるだけで、違うと思います。
首や手首からチラと見せる重ね着ならではの色合い。
これって結構オシャレです。
うふふ。
明日は何を着ましょうか!
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平安時代に萌え♪ (blueash)
2014-03-15 23:25:34
なんかこの”平安貴族”の例えがめちゃめちゃいいです♪
いろんな色の重ね合わせがあったですもんね☆
いえ12枚重ね着はしませんけど
例えば○ニクロの長袖カットソーにカーデガン。どちらも色数が多くて色の組み合わせができそうですよね。さらにスカーフやストールで色合わせをするとより色数が増えて楽しめそうです
でも・・・その前にやせなくちゃ
恥ずかしながら、一昨年の末から去年のはじめにかけて1回ぐっと体重が減って、そのリバウンドがすさまじく、さらにプラスされてしまったのですそれで何となくお洒落する気になれず・・・。
今やっとスタートラインに戻ったので、これから再び頑張ります!
・・・て大丈夫かな(+_+)

「旅情」で恋する女性を演じたキャサリン・ヘップバーンは撮影の後も、街中で赤いヒールと恋の花クチナシを見たら、一瞬ジェイン・ハドスン(役名)の気持ちが蘇ったかな?映画自体は物語の展開がかなり都合がよいのだけど、最後の笑顔が爽やかで補ってあまりありました。
やっぱり口角あげてニコッはやらなくちゃ

絵もファイトで描かなきゃ

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