黄金色の日々(書庫)

海外ミドルエイジ俳優に萌えたり愛でたりするブログ

ウルヴァリン SAMURAI~ふしぎの国ニッポン行脚

2013-09-23 08:38:25 | アメコミ映画

 得物だらけ


☆ややネタバレ


ガイジン! ガイジン!


What kind of MOVIE are there?


予想を超えるヘンテコさは無かったです。なんだもっとはっちゃけて良いのにな!(笑)
サムライ、ニンジャ、ヤクーザ、ハラキーリ、キモーノ、ラブーホ、パチーンコ、だるーま、サヨナーラ。
べつだん、気にならないよ。うん。

『ウルヴァリン』に、おヒューの肉を鑑賞する以上のものを求めてないヨ。
その点は十二分に堪能。来日するとじろーさんで寿司ばっか食ってるけど、家では月に一度は牛を屠ってるんでしょ。そうでしょ。
あの筋肉の付き方は、ワークアウトだけじゃまかなえぬ。


・ローガンが幾つもの戦時下で捕虜になってたのは、前回のZEROでもあったなそういや。
・出る気じゃすぐぶっ壊せるので、暇だから繋がれてやってた感じのウルヴィー。
・日本刀で太い鎖を一刀両断。斬鉄剣か。
・ウルに日本刀贈呈。とりあえず使いようがない。
・現代。アメリカの山奥を彷徨うローガン。デカいクマに遭遇。
・目線を合わせ、離れていく二頭。
・その後、毒矢をかけられて死にかけている熊。眼で訴えられて、「俺にやらせるな…!」
・完全に意思の疎通が成り立っている。
・ヒロインその1。 赤毛のキルビル娘。アニメくさい。
・不死のくせに飛行機が怖いらしいローガン。むしろあんたが乗って機器に作用しなかったのかがコワイ。
・落ちる際は奴の背中におんぶお化け。(絶対安全地帯)
・矢志田邸にて。サナダの稽古シーンはリアルに迫力あるが、あれは剣道ではない(バクテン)
・メインヒロイン、矢志田孫娘。細え。
・ヒロイン二人は日本語のやり取りの方がたどたどしい。そして百合臭い。
・ハイテクと日本企業とニンジャとサムライと何やかやが間違ってミックスされている正しいあちらの日本観。
・ウルヴィー丸洗い。あのおばちゃんたちに混じりたい。湯撹拌棒で奴を小突きたい。
・サナダの英語と日本語だけは何とか安心レベル。
・しかし彼も、“ワシ”というには若すぎる。
・総刺青のヤクザが高僧に変装しているという無茶ぶり。
・おろち女もガイジンだった!
・和製ホークアイ登場!
・と思ったら、日本語めっちゃたどたどしい!
・ウルヴァリン、新幹線、なう。
・爪男に食い下がるジャパニーズ・ヤクザがミュータント並み。
・だるま。
・夜ごとジーンを夢見るくせに、寄る辺ない女を見ると守ってやりたくなるローガン。
・おめえ爪…もとい人が良すぎるよ…。
・おろち女改めポイズン姐さんの毒で、再生能力を失うローガン。それでもマリコ(孫娘)を守り続ける。男一匹有留場鈴。
・思い出の地長崎に逃れる二人。ラブホで一夜の宿。
・『地下牢の部屋』『ナースの部屋』『火星探検の部屋』に空室有。ニッポン風物観がいてえ…。
・消去法で火星探検の部屋チョイス。
・マリコが寝てる間、ベランダで雨に打たれるローガン。オウ、サムライ、じぇんとるまんね!(もはや和洋錯綜)
・だが撃たれていた銃弾がそのままで、ぶったおれる。
・ラブホのオーナーの孫息子が、弾を摘出してくれる。大型動物獣医の卵。
・あっちでもウルヴィーの認識は同程度。
・郊外の別荘に行く二人。野菜ダンボールを持たされている不死の男。
・スキヤキ―。
・仏箸をたしなめられつつ、さしで夕ご飯。何この所帯感。
・ローガンが食器洗いしたに100アダマンチウム。
・地元の倒木除去に借り出される。近所のおばあはんに、ガタイのいいガイジンさんが来た!と目をつけられていたのか。
・爪が出せりゃ一発だが、ジモティの皆さんがワイワイの手前、斧を振るう。でもそういやローガン、材木伐採の仕事してたんだよね。
・着流し→上手く着れない→女が直してくれる→そのまま身を重ねる→同衾
・ザッツ王道。
・惜しむらくはマリコの着物。変な柄の浴衣みたいな。もちっとな…。
・またも夢にうなされるローガン。マリコは動じず。
・「子供の頃、怖い夢を見るとお爺様がクズリの話をしてくれた。私を守ってくれるって」
クズリ。ウルヴァリンの元の意味でもある。ウルって小さいんだよね。その設定は画面上ではもはや無視されているが。
・攫われるマリコ。追うローガン。ニンジャ! ニンジャ!
・ウルヴィー、弁慶往生。死んでないけど。サヨナラ…はここでじゃなかった。よかった!(別の意味で)
・アニメ娘は友情に厚い。
・彼女、予知夢を見る能力があるけど、つまりはミュータントの素質があるということ?
・サナダがニンジャしてた頃を知ってるゼ。
・ポイズン姐さん、脱皮。
・スキンヘッドのやっぱり美人。意味ねえ。オヤジでも出てくるほうが面白いのに。
・ラスボスはアイアンマン1ネタ。
・死んでねえと思ってたよ。
・サヨナラ。
・和製ホークアイもサヨナラ。
・おまけ。爺様カプ、キター!


単に覚えてることを羅列。どんな映画かわかんねえよ!、という人は見にいけや(笑)
男純情の茨道。有留場鈴、日本行脚の旅。
まあ、こんなもんじゃないすか。
投げんな(笑) いやそれなりに楽しかったよ。痛いところは多々あれど。
姫御前を流れ者の素浪人が助けて、惚れ合って、でもラストはまた旅の空。時代劇の王道に沿ってる。
ベタな日本観はディフォルメして諧謔化してる部分もあるので気にならないんだけど、キャストがね。
ワタナベ、サナダ、次点アサノを出しときゃ形になるというのは、実際そうなんだからいいけど。他のキャスト。
日本で撮影しても、日本の俳優を他に出す気がないのがハリウッドなんだなあ。
ヒロイン二人は日本人でも、二人とも海外で活躍するモデルだそうで。なるほど、モデルなルックスよね。演技も悪くなかった。
日本が舞台でもあちらで活動してない限り、アウトオブ眼中だということ。しかし和製ホークアイの人はどうにかしてほしかった。言葉が無理過ぎた(笑)

それと、あちらが想定する日本美人は、二人のような薄い顔立ちなんだろうなと。日本の綺麗な女優さん達ではないんだよ。
ガイジンって、メイクばっちりのあゆ型美人を求めてないところがある。あくまでオリエンタリズムを求める人においてだが。
外国のカレシが欲しい人は、その彼が自国の美人タイプを求めているか、ジャパンビューティを求めているかを見極めた方がいい(笑)
元々堀が深い顔でもメイクで陰影つけても、造形が根本的に違う。向こうから見れば平面顔。
でもそれが逆にニホン女性の美だと思ってる人も多いからね。


ま、ウルヴァリンがカッコ良きゃいいシリーズです。
しかしどんだけジーンのことを引きずってんだ。というかファムケ姐さんお久しぶりです。相変わらずSにお美しい。西洋女組は揃ってヒール。
ジーンとは映画のシリーズではそういうことになってないので、あの夢がまさに奴のドリームだと思うと泣けてくるわ。
戦う相手が人外でもなく、ニンジャとかヤクザとかで苦戦してるので、ウルヴァリン今回弱えとか言われてもいるようで。再生能力を奪われても、戦闘能力とは関係ないだろということか。
いやそれ、舞台が日本だからだよ。奴が目一杯暴れるにはちっさすぎるんだよ(笑)
新幹線での大立ち回り、本気で心配した。新幹線を。
ウルヴァリンがピンの活劇メインなので、前回のZEROのような広々としたところでの暴れっぷりはすごかったけど、ジャパンじゃどうしてもちまちまするしかない。パチンコ屋やラブホを駆け巡るウルヴァリンなんて、海外でこそ面白がられても日本人には微妙だと思う(笑)
でもさすがに、真田さんとの一騎打ちは見ごたえありましたよ。殺陣は彼の本領だし。
ラストサムライであまりに素晴らしいアクションだったため、おトムが食われることを危惧してシーンをかなりカットさせられたのは有名な話。おトムせこいぜ。でもそれがザッツハリウッド。
爪だけでなく、肉がすでに凶器みたいなおヒューと、小柄な真田さんが戦うシーンは、まさに洋対和。ほんとはウルヴァリン、真田さんより10㎝も低いはずなんだがね。そこら監督無視したな(笑)
コミックスではマリコと結婚するんだけど、なぜか裃着たらしいぜ(笑) 
読んでないのでわからないが、映画ではウルヴィーに日本刀を持たせたいがために爪を折る設定を繰り出したかに見える(^_^)v


『情けは人の為ならず』ということわざの通り。これ、“人に情けをかけても相手のためにならない”って意味じゃないからね。勘違いしてる人多いけど、学習しよう(笑) 為“に”じゃない。 
“他人に情をもって接することは、巡り自分自身の為になる”ってこと。ヤシダを助けたことが何十年後かのトラブルの発端になったけど、結局ローガンはジーンを死なせたあとに空いた穴と、不死の身に折り合いと意義を見つけた。自分を“ウルヴァリン”と認めたわけです。

不老不死で孤独を抱え、めっぽう強くて女にはめっぽう弱い兄貴キャラ。男女ともに人気の高いウルヴァリンと、劣らずナイスガイのおヒュー。
男の趣味がねじりドーナッツな私には範疇外なんですが(笑) エターナルキャラが趣味でないのもある。
でも私、おヒューは肉体派でイイ奴キャラというのはもうまんまだから、他のキャラクターも見てみたい。
リアル・スティールのダメおやじとか、プレステージの復讐に人生を誤った男とか、そっちの方が好きだったりする。
肉体と性格と歌がフューチャーされる感がある人だけど、複雑な心理を見せる役ももっと見てみたいですわ。

そういやローガンとマリコが上野駅にいるシーンがあるんだけど、あの撮影日のあたりに上野動物園に行ったんかいな。お子さん連れてきてたらしい。パンダ見たか。
スカイツリーにも行ったらしい。観光客か!(笑) 地元に来てたとはな。
どうせなら、スカイツリーを爪で登るくらいしてほしかったね。
監督は当初、『ブラック・スワン』のダーレン・アレンスキーだったんだが降板。彼だったらもっとダークになってたかもしれない。
それも見たかった気がしますわ。


しかし結局、クレジット後のお楽しみのサー二人に持ってかれている山吹でした(笑)


2 コメント

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次回予告が本番! (こま)
2013-09-24 20:28:19
私も見てきました!
予告では当然日本向けに真田さん推しだったので
「ラスボスじゃないのかいっ!?」と思わずツッコミましたが、
殺陣は流石でしたし、迫力十分だったので楽しめました。
剣道の防具をつけての空中回転は吹きましたが(笑)
ウルヴァリンinJAPANを愛でる作品ですから、堪能いたしましたよ。

でも申し訳ないけど一番テンションがあがったのは最後でした(どーん)
コインがカタカタいいだしたときと、周りの人が止まったときの「キターーーー!」感といったらないですね。
次回作がとても楽しみです。同じくらい心配もしておりますが(笑)
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そうとも! (山吹)
2013-09-25 11:13:21
こまさん! レッツ筋肉!(イミフ)

あれはまったく、武術と忍術を混同してるか単にミックスして見せたかったのか、もしくはるろうに剣心あたりに影響されてるかだと(笑)
まあ日本じゃなくてジャパンが舞台だと割り切っていたので、もっとヘンテコでもむしろOKだったんですがね。
でも和ホークアイの喋りには頭抱えましたよ。700年もの間ヤシダ家をお守りしてきた生粋の日本人とはどうしても思えないので、弓矢の修行のために西洋か大陸に渡った父親が現地で嫁を貰い、そっちで生まれ育ったんだと面倒な脳内変換をしました。が、マリコと幼馴染という設定に無駄骨でした(笑)

そ・し・て!
むろんサーズですとも! ファスとマカ坊の若エリック&若チャールズは大好きですが、このお二人の優雅な所作はまだ到底出せてませんね。これから何十年もかけての訓練でああなるわけですねv(どないな訓練)

ブライアン姐さんが、どれだけ自重するかにかかってます。自重しないのが姐さんですが(爆)
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