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2013年11月21日 | 雑談
10年前、彼女は一人で旅をした
遠い遠い場所の、小さな小さな島に渡った


そこであるひとりの島の人と出会った
ごくわずか、会話をした

名前はもう忘れた
何を話したかも覚えていない


けれども
彼の笑顔と柔らかな声、その時感じた想いだけ
今でもひっそり心に残っていて

もっと話したかった、伝えたかったという後悔の気持ちが
澱となり、記憶をゼロにしてくれないという





そして


今度は、後悔したくないんだと言う。
伝えなきゃ



そんな、彼女の話

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