コブリのひげをひっぱりながら…

ある日 上肢局所性ジストニア と診断され
 とうとう愚痴り相手の猫もいなくなった
  元小動物臨床獣医師の独り言

月がとっても青いから~

2010年08月30日 | 日記


月がとっても青いからではないのですが
最近は遠回りして帰ることが多く
食生活が乱れ…(外食増加)
苦労して減らしたモノがあっという間に逆戻り…







「猫のワクチンを打って下さい」

ふつうのジイちゃんからの電話です
ご夫婦で普通に来院し、普通にワクチン接種
奥様が
「この子には兄弟がいてその子はとても活発で(中たくさん略)
  それで結局、娘の友達の所へもらわれていったのよぉ~♪」

お歳を召してらっしゃるし、たわいもないお話が長くなるのは
しょうがないですね…

ところが
お帰りになって30分ほどで再びジイちゃんからお電話…
「カルテの名前に言われるままにワタシの名前を書いたんだが
  娘に名前に変えるようにいわれたんだ
  娘が猫の保険にはいるために
  カルテの名前を娘の名前に変えてもらえないか…
  保険に入る時に娘の名前の方が都合がいいし(後たくさん略)」

ワカリマシタ! 次ニオ出ニナッタ時 書換エレバ 大丈夫デス!

同じ台詞を3回ほど繰り返し
事無く 電話を切りました

数日後
今度は検便でおいでになりました
残念ながら回虫が検出され虫下しを飲むことに…
(どうしよう…最近の回虫駆除薬は肩にスポット点着するタイプなんだが
  つまり塗り薬で腸内寄生虫が駆除できることを
  このジイちゃんが納得するだろうか…
  猫が一緒に来ていれば、内服薬をワタシが飲ませるんだけどなぁ
  ジイちゃんひとりで来ちゃってるし…)
ということで錠剤を持って帰って頂くことにしました
嫌な予感がしたので「一回に全部を飲ませて下さいね」の他に
「一回っていうのは一度に錠剤を丸飲みしなさい、ということではなくて
  朝に半分、夜に半分なんて分けて飲ませないで下さいね という意味ですよ」と
付け加えました


案の定 30分後にお電話~~~
上手に飲めないのだが一度でないとダメか?

ほ~れ来た来た
「朝晩に分けないで下さいねぇ」
「ならば2~3時間以内ということか?」

具体的な時間の問題じゃないんだけどなぁ
仕方がない!
「30分以内で飲ませて下さい」
(たぶん2時間かけても無理だからまた電話がかかって来るさ
   かかってきたら猫を連れて来させてワタシが飲ませれば良いや)


                    つづく…
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1 コメント

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おおっ!ナイスじいちゃん!! (鷺ノ宮猫神さまの氏子)
2010-08-31 00:47:00
ぜひぜひ、続きを。
首をキリンにしてお待ち致しますです。

しかし、動物病院には、ほんとにイロイロな動物が・・・ニンゲン含む・・・来院し、つくづくセンセイはご苦労さまなことであるなぁ、とあらためてしみじみ。
日々、まことにお疲れさまでございます。
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