コブリのひげをひっぱりながら…

ある日 上肢局所性ジストニア と診断され
 とうとう愚痴り相手の猫もいなくなった
  元小動物臨床獣医師の独り言

七年前の・・・ 最終回 超ロング!

2021年07月21日 | 書痙:上肢ジストニア 診断された後のこと

「おわりのおしらせ」 は

 七年前の7月20日 に

「本日 7月21日(月) 午後6:00 で 終了しました」 は

 同年7月21日 には さいごのいちにち が

粛々と終了 そして 元ワタシの仕事場は 閉院

「おわりのおしらせ」 を アップした際

二人の方が 文字通り 「すっ飛んで」 来ました

一人は ウチの娘 松江から空路

もう お一人は 飼い主さんの娘さん

初めて出会ったのは おそらく中学に上がる前か 上がった直後くらいだったかと

いつも 恰幅のイイ お父さんとお母さんとで 連れだっておいでになり

「自分で面倒見る約束」 があるコトが

ワタシにもに判るように されておられて

そうなると ワタシの方も 咬んで砕いて

娘さんに説明し 質問に答え ご本人によって 結論を導き

ご両親にも ご納得頂いた上で 治療に入る

そうこうしているうちに 恰幅のイイ お父さん 

突然逝っちゃって

でも ソレまでの積み重ねがあったので

その後も ご自身だけで来院されるようになり

コチラが嬉しくなるほど キッチリ成長され

ご結婚と共に 地方へ越して行かれた方・・・

今もそうだけど 外見上 なんにも変わっていないので

現物のワタシを見て ご安心した様子ではあったけど

心配して すっ飛んで来た割に それほど酷くないことが

少々 期待ハズレ? ただ

書痙:上肢ジストニア ってのは そういう病気なもので・・・

他にも たくさんの方々に支えられてきた21年でした

さて あれから 7年が過ぎました

この7年で 多くの動物が西方浄土へ 旅立たれたことかと思います

また この7年の間 自分なりに 明日を見据え

 

21年の間に 頂戴致しました 御礼のお手紙などを

時に 手に取り

2~3年後には 目処を

5年目くらいには 別業態での立志をと

目論んだものの

明けない夜はない という 日の出を恨めしく思う日々

「できない事」 は 増えずとも ドクターの言った通り

「できない度合い」 は 増悪

現実は そうそう甘くなく また

自分の計算で 書痙:上肢ジストニア の 悪化係数を

実際より低く見積もっていたコトもあり 

この一年半ほどの全体・全身的な感覚とドクターの言葉より

遺憾ながら 「ソコへは辿り着けない」 

という自覚が 「工夫次第で どーにかなる!」 を 上回るに至り

白旗掲揚 「ほぼ全面敗北宣言」 せざるを得ない運びとなりました

飛んで来てくれた お嬢さん と ウチの娘

そして 鷺宮の仕事場でお世話になりました 多くの方々に

獣医師としてではなくとも

「復活宣言」 を お伝えしたく 数は少なくなっても

いまなお 拙ブログに 眼を通して頂いている方々に 

自分の思いを込め 毎日更新して参りましたが

100%諦めたわけではありませんが

私事ながら 残念な心境のご報告をさせて頂く次第です

こんなことができたなら と 考えていたのは

飯代と店での労働を天秤にかけた 「未来食堂」 的 要素を取り入れて

客の好意を当てにしている 「元気カレー」 的 子ども食堂 

閉院後

「御礼も兼ね 一緒にお食事でも・・・」 っと

お誘い頂いた方も おられたのですが

所謂 三顧の礼 を 更にお断りしたので 

当然 強いお叱りを受けたりしてたワタシなんぞが

見てはイケナイ夢の また夢・・・

 

今朝も 明けました

暑くなるとの予報です

どうぞ みなさまにうれしいことがたくさんありますように!

そして 毎日笑顔がありますように!

 

 

 

 

 

 

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